2014.10.28(火) 大山振子沢から三鈷峰ピストン登山
天候快晴 11.8km 16,340歩 10時間10分(登り5:30 下り4:20) ↑1347m ↓1348m 1人
津山5:03⇒90.2km勝山・新庄・御机経由 1時間48分⇒7:09駐車7:20→8:05文殊越→8:53鳥越峠→9:53駒鳥小屋→10:20振子沢入口10:30→12:15振子山分岐→12:28象ヶ鼻→12:35ユートピア避難小屋→12:53三鈷峰13:00→避難小屋→13:24象ヶ鼻→13:33振子山分岐→15:20駒鳥小屋→16:12鳥越峠→16:46文珠越→17:20駐車地17:25⇒78.4km 1時間21分⇒18:49津山着
錦秋 |
今日から再び秋晴れが続きそう・・・大山の紅葉を愛でに出かけた。30数年前にI氏と歩いた懐かしのコース。先日I氏も歩かれた。大山秋の山行は文殊越えから駒鳥小屋経由振子沢登山に決めた。余裕があれば三鈷峰も訪ねてみたいと、早朝5時出発。
地道を勝山から新庄・野土呂・蒜山・下蚊屋・御机と90kmを1時間50分で走行。鍵掛峠で朝陽の大山を撮り、文珠堂手前の路側帯に駐車する。既に車が2台止まっている。
内海峠で日の出 |
奥大山から文珠越 鳥越峠を望む |
南壁の朝日 |
支度をして7時20分に歩き始めた。文珠堂は何回か通過しているので、昔のままの気がするが、文珠谷登山口はまったく記憶に無い。
登りはじめると谷沿いの道は緩やかに登っていく。苔むした沢の石が滑りそうで注意深く登る。標高1000m付近は、ブナ黄葉が降りて来て見頃だ。
文珠越えは3mほどのパイプの指導票が立っている。大山に共通の指導票で要所に立っている。最近はよく倒れたものが見られるようになった。この後、健康の森登山道合流地点の指導票は倒れていた。
登山道に大きなブナが倒れ、道を塞いでいる。まだ新しい倒木だ。回り込んで避けなければならない。既に40分経過、大きなブナが繁る森を気持ちよく歩いて、次の鳥越峠を目指す。それにしても大ブナの倒木が多い。世代交代がうまくいっているのか気にかかる。
文珠越えの倒木 |
文珠越えからキリン峠を見上げる |
1時間35分・2km歩いて鳥越峠に立つ。高度計は1248mを示している。250mほど登ってきた。此処はキリン峠・烏ヶ山への分岐にもなっている南大山の要衝。尾根伝いに槍ヶ峰や、烏ヶ山へ縦走路が伸びていたが、崩壊により現在はどちらも危険な尾根筋になっている様子。
ブナとミズナラの共生株 |
コマユミ ニシキギとも言う |
鳥越峠到着 奥に振袖山1,298m |
峠を越えると地獄谷へ下降し最後の段に駒鳥小屋が有る。昔I氏と2人で泊った小屋だが記憶にはまったく残っていない。地獄谷へは鳥越峠から200mくらいの下り。朝はまだガシガシ降れる。
小屋の中をのぞいてみたが、記憶の糸は繋がらない。おもての標示版によると1950年に立てられているので、64年経過している。何人の登山者が利用しただろう。中は綺麗で、立派な山小屋だ。自分的には大山ではこの山小屋が一番好ましい。ここから20mほど下の地獄谷へは、はしごが2ヶ所架かっている急な下りだ。今日は水が流れて、手足が濡れる。
駒鳥小屋到着 |
小屋内部は綺麗 |
小屋から地獄谷をのぞく |
地獄谷を隔て振袖山の紅葉 |
地獄谷の底をしばらく登り、左岸の岩上のピンクテープの目印が振子沢の入口を示してくれている。沢入口が解った所で、荷を解いて休憩を取る。ここまで2時間半歩いてきた。バナナを食べてエネルギー補給をする。日差しが温かくて気持ちいい。しばらく地獄谷の紅葉を見ながら休憩。
地獄への降り道 |
地獄の底から見るくもの糸 |
小屋の屋根が見えている |
振子沢への入口が見えたところで休憩 |
地獄の風景!!
稜線に登山者 1人~ |
2人~・・・ |
再び歩き始めてすぐ、遭難碑がある。今ではこのルートの目印。昭和43年兵庫の方が遭難されてる。そういえば私の好きな孤高の登山家加藤氏も兵庫の人だ。
振子沢は春スキーで滑る人が多く、ブログに書いている人も多い。雪が遅くまで残りブッシュを押さえ込むので、この時期歩くのはヤブ漕ぎ覚悟がいるようだ。沢はだんだん狭くなり右斜面から落ちる小滝を過ぎると沢底しか遡上できなくなる。
沢石と言うには大きすぎる岩をよじ登るという感じ。行くては斜面にさえぎられ、道があるのか心配するほど。二・三度方向を変えながら、狭い回廊を登ってゆくと、見覚えのある象ヶ鼻が見え、東大山の視界が広がった。
やっと象ヶ鼻が見えた |
ここから谷筋と別れ振子山から続く尾根道によじ登る。ダイセンキャラボクの実が沢山付いてちょうど食べごろ。二つ三ッツ摘まんで甘さを堪能。
鳥?にもご馳走らしく大きな種が入った一物をあちこちに落としている。
現在12:15分、5時間の行程だった。4時間くらいで着けると思っていたが、殆ど未知のコース沢登りでカメラをぶつけたり、むこうずねを打あげたりでだいぶロスした。前半茸探しや紅葉観賞したのも影響している。
ここから象ヶ鼻へ登り、降りてきた男性と少しお話しする。今朝は寒く道がガチガチに凍ついていたと言って居られた。北壁はまだ霧氷が見られるようだ。早速記録する。
ユートピア避難小屋にもお昼休憩されている方が2・3組居られて賑わっている。此処は挨拶だけでスルーし、分岐まで下り、荷物を置いて三鈷峰を目指す。三鈷峰へは20分くらいで到着し、東谷の紅葉を堪能する。持ってきたマドレーヌを齧りしばし休憩、下りに向かう。13時折り返しということになり。下りが心配。ここまでほぼ5時間半の行程、4時間で下っても17時だ。
これから登る三鈷峰 |
下山は来た道を引き返す。まだまだ先は長い。象ヶ鼻へ上り返し再び振子山分岐へ下る。
振子沢へ下ると時間は13:43。沢下りは疲れた足腰に負担がかかる。あっと思って体を硬くしそのまま前のめりに転倒。
そのまま痛い左ひざの点検をし、ずれた老眼鏡を直し、原因を思い返す。右手で掴んだ幹が予想に反して倒れ体のバランスが壊れたのだ。ここまで思い返してから起き上がる。
この辺りの株は雪に抑えられ、根が曲がり幹が直立する前に地を這っている。そのために普通生えている株より大きく傾ぐのだ。
この後スピードダウンして安全優先で下る。反射神経があれば足を踏み出し倒れることは無かったと思う。経年劣化の性か、はたまた腰痛持ちの性か、・・・おそらく両方でしょう。
この後15時ごろ上空をヘリが飛ぶ音がした。事故が有ったのかもしれないと思いながらこちらは安全第1と思いながら下山を続ける。
ともあれ駒鳥小屋まで下降し、反省を兼ねて小休止、おにぎり一個腹に入れ落ち着く。ただいま15:20分。日没まで2時間、何とかなる。
地獄谷から200m登り返す、谷間は日が翳り気温も下がってきた。動かなくなった股関節を庇いながら頑張って、頑張ってやっと鳥越峠へ到着。
16:11分鳥越峠通過、ここを下ると後は距離だけ。難路は無い、途中健康の森登山道合流地点の倒れた指道標を撮る余裕も出来た。
文珠越えは16:47分通過。烏ヶ山に当たる西日が綺麗。早く下れば鍵掛け峠の夕日が見えるかもと期待が膨らむ。文鳥水17:02分でほぼ暗くなる。谷間で日が差し込まないせいも有る。
登山口手前で目途を着け、これから帰りに向かう19時前になると家に連絡。それから、登山口についたのは17:18分。17:13分が日の入りだったので夕日の撮影は不可能だ。
歩いているときはお日様が味方してゆっくり傾いてくれたようだが、車につくとすぐに暗くなった。日没から暗くなるのが早い。
来た道を引き返し、蒜山ICからは高速道路を利用、950円使うが19時前には津山へ帰れた。
今日もお山でしっかり歩けました。帰ってから腰が~
充実した山行が出来ました。早出・早着は実践できませんでしたが無事下山できました。
ありがとう山
投稿68枚でした最後までご覧頂き・・・・・謝謝
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