2019年5月30日木曜日

2019・5・29 後山(1,344m)修験の道周回

2019529 後山(1,344m)修験の道周回
☀ 11℃ 2 7.1㎞ ↑893m↓869m 5:49 9,591歩?
津山7:308:30後山キャンプ場Ⓟ8:40→9:17女人堂→10:00奥の院10:11→11:43展望岩→12:00県境縦走路合流→12:13後山山頂お昼12:5312:58分岐→13:13展望岩→13:56東山道分岐→14:10女人堂→14:36キャンプ場Ⓟ14:5015:50津山着



昨日は雨、今日は晴で天気が入れ替わった。今朝は涼しいくらいで、登山口は11℃です。岡山県最高峰の後山1,344mへ来ています。師匠大山の風さんが奥の院から修験の道を通って山頂へ案内してくださるのです。\(^o^)
キャンプ場から入山


フタリシズカ


先日のトレラン表示が残ってます
8時半に後山キャンプ場Ⓟへ到着、早速キャンプ場から道仙寺行者本堂奥の院に向け沢筋を登って行きます。最初のお堂は沢手前をトラバースする道沿いにあります。沢筋に降り、沢を渡ったお堂は、水行の休憩所になっています。昔はここで水垢離して身を清めてから登ったそうです。

 参道には丁目石があり、30丁目あたりから登ってきました。帰りの道仙寺女人堂前に大きな50丁目石がありましたが、地図で計測すると2.5㎞位しかないので、50丁×109mの遠さではありません。実際に歩くと、奥の院の近くでは230m進むと丁目石があるという感じです。

 
30丁目石

橋を渡るとお堂があります

水行場

水行場神文 吉野なる 深山の奥の岩清水
この世のあかを 洗い去り取る
しばらく登ったお堂が「母御堂」(ははご)で、お不動さん・役行者とお母様が祭られています。女人結界門があり、女人はここまでしか登れません。半世紀前に訪れたときにも女人禁制の門があったことだけ覚えています。当時も奥の院から山頂を目指そうとしたのですが、奥の院で撤退しています。50年目のリベンジですね(^-^;


岩の行場

21丁目 手前の橋が架け替えられてます

右岸へ渡渉 この橋も新しくなってます
 水行場や石行場そして東山道(ひがしやまみち)との分岐(13丁目)など次々に見所があります。沢筋は爽やかな緑に覆われ、登りの苦しさを癒してくれます。
行者様?

東山道入口

13丁目 東山道分岐道標


そして、10丁目過ぎくらいで沢筋から分かれう回路に進入、奥の院直下で再び4丁目石が現れます。森の中に高い石垣が見えてくると奥の院です。石垣の下を回り、上に出ると奥の院行者本堂到着です。歩き始めて1時間10分ほどで登ってきました。
突然4丁目

石垣が見えた

護摩堂は岸壁の下に寄り添う様に建てられ、後側は岩とくっ付いています。道仙寺資料では江戸後期安政(1855)建築の様です。立派な建物と大きな石垣は当時の修験道の繁栄を伝えています。お参りを済ませ、ここからが核心部。行者道へ向かいます。


岸壁に付いて立っている



行者道入口の岩屋

中に石像が祭られています

斜面を登ります

けっこうな急登で 足場が滑ります
入口には石室があり中に石仏が祭って
あります。道中の安全祈願をし、行者道へ入ります。踏み跡が沢へトラバースする道と、上に登って行く道が分岐しています。ここは上に向かう道が正解だそうです。上に向かうと所々にピンクテープが見えてきます。
愛宕社

大変だった空海像

勝軍地蔵様
テープに導かれて急な斜面を立ち木や笹に摑まってしばらく登ると、再び石室が現れます。入口に弘法大師座像が祭られていて、奥に火伏の神勝軍地蔵が祭られている。「大変だ」と師匠が悲鳴を上げる。到着した時には入口座像は修復後、ちゃんと頭部が座っていたが、師匠が到着した時には御首が落ちていたそうだ。
ピンクテープがいっぱい

落ちたら痛いかな(^J^)

この先に倒木が引っ掛かっている


さてここから核心部へ向かって急斜面のトラバースです。急斜面のひだを上り下りしながら越えていきます。昨夜の雨で斜面が濡れ、滑りやすく足元を確認しながらの歩行を余儀なくされます。笹に摑まり、岩に手を掛けながら進みます。途中区間ごと師匠に幾度も待ってもらいがら、慎重に進む(^^;)
核心部の倒木クリア中
核心部は画像で見ていた倒木越えだ。ステップ位置を教えてもらって何とかクリアしたが、この後も難所が続く。そして、岩壁を登ったところで東山道との分岐、覗きの岩場へ到着した。ここで小休止、奥の院を上から俯瞰し、眺望を満喫します。
ササを掴んでトラバースしていく

荒れた山道

覗きの岩場が見えて来た

奥の院を俯瞰


覗きの岩場にある道標

日名倉山

東山道左側との分岐 先端が覗きの岩場 右手のテープへ登ってきた
奥の院から90分の修行でした。行者道はここから東山道へ下って行きますが、我々はここから県境稜線へ出て山頂を目指します。薄い踏み跡を探しながら藪漕ぎが始まります。笹に摑まり急な尾根筋を上を目指して登って行くと、ササは根曲り竹に変わり、本格的な藪漕ぎです。師匠が竹の根元に伏せてルートを探します。
藪漕ぎ中

ぴたりと合流店に飛び出した
根曲り竹の曲がりがやや揃う左手へ巻くように突入し、10m程進んだところで「出た」と声がします。竹の先にピンクテープが巻いて有り、予定地点にぴったり飛び出した。
後は県境縦走路を山頂に向けしばらく登ります。先日のトレランでササが刈られ、快適な道が山頂まで続きます。
東粟倉を俯瞰

宍粟市では1,345mの山頂 3等三角点「後山」1344.36m

三室山から氷ノ山

モズでした

岡山県では1,334m
12時過ぎに山頂到着です、たっぷり3時間の登りでした。2人の先行者がいらっしゃり、兵庫側から登られたそうです。
木陰で早速お昼、ラーメンに途中でゲットしたスズコを入れて戴きます。達成感と眺望、そして爽やかな風・・・・癒される~(^^♪ やっぱりお山はい~な~\(^o^)
お参りされるパーティを後に下ります

熊棚がありました

ベルピール愛の鐘が見えます

藪漕ぎ再突入
ゆっくり休憩、下りに向かいます。師匠が一般道で駒の尾山経由、上乢へ下って周回、再び行者道へ帰り東山道を下る三ルートを提示。東山道を下ってみることにした。

下り始めると、ミズナラの新芽の間から熊棚らしき枯枝が見える。爪痕が見えるかなと探してみる。快適な縦走路、下りすぎて少し引き返し、再びピンクテープから藪漕ぎに突入。下りは竹が寝ていて、登りより少し楽にかき分けられます。
東山道分岐まで下った

最初急な下りが続きます
東山道分岐まで下り、今度は沢筋をほぼ真っすぐに下って行きます。道にうるさいほどテープが巻いて有るが、シカの食害で未透視も良くなり、ルートは自由に取ることが出来る。

それなりに楽しめます

岩ルートを選べばそれなりに楽しみながら下れます。樹林帯に入って最後は岩の後ろ側を下り、13丁目の分岐へ降り立ちました。登った道を下り母御堂へ帰り無事の帰還を報告。キャンプ場の駐車地へ帰りました。
快適な下りです
岩を下って

13丁目へ合流
キャンプ場へ帰ってきました

行者本堂奥の院の神文額読めませんでした
ご存知でしたらご教授をm(_ _)m
今日はたっぷり修行させていただきました( `―´)
案内してくださった師匠に感謝です。m(_ _)m 
 山の神さんに感謝です。

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最後までご覧いただきありがとう山でした(*^_^*)