2014年10月27日月曜日

2014.10.26(日) 蒜山の大山みちウォーク

2014.10.26(日) 蒜山の大山みちウォーク
天候晴れ 17℃ 6.3km 11,924歩 2時間51分  1/9

津山70374.7km勝山・新庄経由 1時間23分⇒826駐車900937大根畑→1000野中の地蔵→1022牧草地奥→1105川上地蔵権現→1122大王の松 昼食11401200内海乢⇒大鳥居・遥拝所石門・茅部神社⇒1255駐車地130064.1km 蒜山別所・津黒・富経由 1時間29分⇒1429津山着


今日は先日訪ねた久世三坂山の大山道の続きだ。.蒜山ガイドクラブ主催、大山みちウオーク募集があったので、蒜山古道歩きに参加させてもらった。

ガイドクラブは、蒜山高原の自然を、山・古道・花や茸・冬はスノーシューツアーなど、1年を通じて活発にガイド活動されておられる団体(リンクさせていただいている「大山の風」さんの所属クラブ)。今回申し込みをするに当たってホームページを覗かせていただいた。

朝、地道を蒜山に向かう。先日の新庄村耳スエ山登山で少し時間はかかっても地道がエコノミーと考えた。2時間弱で到着予定だが、実際は1時間半弱で到着した。やっぱり地道が良かった。事故のリスクや時間を考慮すれば高速道利用なのだが。

帰りは距離優先で最短距離を帰って見た。蒜山別所を通り中和へ出て、津黒から上杉越を富に越えて帰津した。距離は10kmくらい短縮できるが、上杉越えは難所。峠の前後は道幅も狭く急傾斜で慎重にゆっくり走らねばならず、時間は同じくらい掛かった。

さて本題に戻ろう。蒜山上徳山のコミュニティーハウスに駐車すると。ガイドクラブの方が迎えてくださる。下山口の内海峠に車を回送して900出発だ。参加者は9人。ガイドさんが4人、地元ご夫人が2人、私と米子のカップルで3人と小じんまりしている。
上徳山コミュニティーハウス 集合

大山道を進む皆さん

田んぼを横切り墓地の横を登って山に入る。手前に柿がなっていて、ガイドさんが甘柿だからと無造作に取って我々に下さった。甘くて美味しい柿だ。

荒れて沢状になった古道を登ると大山道の標柱と首の無いお地蔵様、お伊勢詣り・大山詣りの道標が立っている。
山道になる








甘柿が美味しい

足元注意

最初に現れた道標の首なし地蔵

スギヒラタケ、ツルシキミ、この間耳スエ山で見た赤い実のついたガマズミのような葉っぱの植物など確認し、しばらく足元に注意しながら登っていくと、上の鳩ヶ原大根畑に出た。

コマユミ(ニシキギ)

眺望が広がる

鳩が原 大根畑から二俣山・アゼチ・上蒜山

ガイドの方が上蒜山・アゼチと眺望を案内をしてくださる。畑の丘に蒜山の頭がのぞいて、独特の景観だ。高原の道を歩くと秋の風が心地良い。天気が良く、畑で作業されている人も天気が良くて良かったねー、と声かけしてくださる。大山・烏・三平山がとても美しい。
リンドウ

アキグミ取り

アキグミ

三平山に向かって

ヤドリギと秋の空

アキグミを味わってみてとガイドさんが枝ごと下さる。アキグミやガマズミは秋が深まり、霜に打たれると渋みが甘みに変わるそうだ。こうなると果実酒やジャムなどに使えると、地元の生活の知恵を教えていただく。

鳩ヶ原の牧草地を進み、野中の地蔵」が、天明飢饉の弔いをしているあたりを過ぎると、青空に吸い込まれるごとく、道は再び林の中に下っていく。
 
野中の地蔵





鳥取大学のフィールドサイエンスセンターの注意看板が立っている林をしばらく進むと、山の神様が祭ってある。元は、これから訪ねる大王の松根元に祭ってあった祠を移し、今は鳥取大学が祭ってくださっているのだそうだ。
 


オオナメラ・二俣山・皆ヶ山・アゼチ

三平山

マツヨイグサ タデ

マムシグサ



ヤマゴボウ

再び山道

ツルリンドウ





鳥取大注意看板

食用かどうか疑問の茸の株を見ていると、マムシが這っている。お隠れになったと思っていたが、温かいので動き回っているのだろう。
蒜山名物土塁

山の神

明るい山道

道標 天明8年(1788年)

立ち枯れた松・倒れた松を乗り越えて植林の谷に入ると、旭川の水源に川上地蔵権現の祭られた祠がある。大山道を通る人たちが旭川の恵みに感謝し、源流であるこの地に川上地蔵を祭ったのだそうだ。








川上地蔵大権現

川上地蔵

さらにしばらく植林の中を進むと、雑木の林になる。その中にひときわ大きな松の枯れ株が立っている。大王の松だ。蒜山の文化財だそうだ。ガイドの方も枝振りがとても雄大で立派な松だったと懐かしんでおられた。地域の守り神様も老衰には勝てなかったようだ。今も、立派な守り神の威勢を示しながら、朽ちて土に帰る時を泰然として待っている風情。



この株の下で、少し早いお昼になる。株に絡みついたツタ漆の紅葉を見ながら、トンカツおにぎり、トマト、バナナとボトルカフェの昼食&デザート。

ここから100m程で県境尾根舗装路に出て、南側の内海乢へ下る。12.3分。ちょうど12時内海乢の車デポ地に到着した。ここからは車に分譲して、郷原の大鳥居,大山南の遥拝所である鳥居峠石の門、そして茅部神社から高天原伝説を訪ね、もとの徳山コミュニティーハウスへ車で周回。
石の門




茅部神社の大鳥居


茅部神社と高天原伝説

参加者が少なくガイドさん方には物足りなかったと思います(参加者にしてみると有りがたいのですが)。地元の知恵を教えてもらい、茸も今回アイ茸(ハツタケ)が識別できる自身がつきました。地元文化や歴史を教わり、お土産まで頂き大変有難うございました。今度は連れと一緒に参加できればと思っております。
この場を借り、重ねて御礼を申し上げますとともに、蒜山ガイドクラブの益々のご発展を祈念申し上げます。


 ありがとう山でした。

1 件のコメント:

S_Ogawa さんのコメント...

お天気最高! 蒜山高原の秋満喫できました。