2018年5月31日木曜日

2018.5.26・27(土日)祖母山登山(1,756m)九州遠征§Ⅲ

2018.5.26・27(土日)祖母山登山(1,756m)九州遠征§Ⅲ


☁☛☀  小屋温度12℃ ↑912m ↓941m 11.9㎞  7:00分 2人


13:30北谷登山口14:00→15:30 4等三角点15:40→16:10三県境
→16:40国観峠→17:30九合目避難小屋泊4:50→5:10祖母山5:25
→5:45 9合小屋朝食 6:40→8:03 4等三角点8:10→
9:10北谷登山口Ⓟ9:30⇒五ヶ所高原 三秀台ウエストン碑
・高千穂狭観光14:00⇒帰路岡山市経由 650km10時間⇒
帰宅24:00
三秀台から見た祖母山




昼から南阿蘇村へ下り、高森町で買出を済ませ宮崎県の高千穂
町へ移動。五ヶ所から祖母山北谷登山口を目指す。


14:00時前に到着した。途中、林道で2台の車とすれ違い、駐
車場の心配は無くなった。到着すると9人乗りのタクシーが
4・5台待機中、午前中の雨の中を団体さんが登山されている
ようだ。
登山口正面に駐車できた


2合目指導標 530m歩くと1合だ


雨はほぼ上がったが車はドロドロになった。駐車場は約20台分
だが、ほゞ満車。トイレの上に3台スペースがあり、そこが2
台分空いていた。目の前が登山口で一番いい場所だ。


朝1番に登った人が下山して空きスペースになったようだ。ラ
ッキー\(^o^)/…


午前中の阿蘇登山で濡れた物は洗濯に回し、今夜山小屋で必要
な装備だけパッキングする。9合目小屋はこの4月から無料開放
、こちらもラッキーです。


天気は回復傾向、気分は頗る良い。忘れ物をしないように注意
して、14:00時 いざ出発( `ー´)ノ…


14:40 2合目指導標を通過、4合で尾根に上がるがここまでに4・
50人くらいは下山者と出会う。十数人の団体さんが2組、他に
個人パーティーの方々も降りて来られる。それぞれ挨拶を交わ
し、互いを慰労する。


午前中の雨の中を登山され、皆さん足元はドロドロだ。皆さん
が歩いた後の泥濘を登るので、我々も当然泥だらけ。
4等三角点「千軒平」1446.1m


4合で尾根に取り付き、4.5回ジグを切り泥濘を超えると4等三
角点のあるピークに到着。小休止だ。


ここからが結構長く、5合目から9合目までの稜線歩きが泥濘
と、今日2座目の登りでへばった。
千軒平


3県境


6合目
国見峠
国見峠のお地蔵様が見えた

山頂方向が青空になった


お地蔵様にお参り



6合を過ぎ、16時40分歩き始めて2時間半、国見峠のお地蔵さ
まに「頑張ったな」と、迎えられた。お賽銭を上げ登山の安全
を祈りさらに進んでいく。
8合


9合


Q合目小屋分岐


5分程で8合目指導票が現れた。あと500m(このお山の合目は距
離基準、530m歩く毎に1合だ)で9合目。小屋の分岐があるはず
だ。少し青空ものぞき始めて元気が出る。


9合目は5時10分に通過、すぐに小屋分岐があった。斜面を回
り込んで9合目小屋へ着いた。先着登山者が迎えて下さった。
明日は九重に行くという3人パーティーさん。
9合目小屋到着 手前に

夕食テーブル
居心地よい小屋2階


今夜はこのパーティーと同宿だ、互いの行動予定を交換し、情
報を戴く。我々は入り口上の2階に陣取り明日のご来光登山に
備える。遠征最後の夜は定番のカレーライス、寝酒を少々戴き
(-_-)zzz…


夜中、風の音で何度か目覚めるが、ほとんど夢の中。朝は4時
半過ぎに目覚めた。8時ごろから寝ているので睡眠は充分。
山頂祠からご来光


早速ご来光登山へ小屋を出た。5時前ちょうど明るくなってき
たころ山頂へ到着。山頂祠越しに 昇るご来光を拝むことが出
来た。






南東側の眺望

障子岳 古祖母山方向

阿蘇山

九重山



昨日登った阿蘇山・一昨日の九重山と、ぐるりと眺望が広が
。ミヤマキリシマも咲いていて、花越しにご来光が見えた。
1等三角点「祖母山」1756.39m 



小屋へ帰って、新たにゲットしたロースターでトーストとカフ
ェの朝食を戴く。下の3人パーティーが出発され、我々だけが
小屋に残り、出発準備だ。土間の掃除をして一晩お世話になっ
た小屋を後に、下山に向かう。
お世話になったQ合目小屋

国見峠に下山

4等三角点に下山

三角点峰から見る九重山

阿蘇山
駐車場へ無事下山
昨夜の風で登山道の状況は大分よくなっている。5合目下の4等
三角点で1度休憩を入れ、一気に駐車地を目指すと、下から昨
日阿蘇山でお会いした北九州№プレートのパーティーが登って
こられた。


昨日はお互い撤退登山で、なんだか救われた心持ちだとお話し
する。そして、互いの健闘を願ってお別れした。下山すると我
々の隣に、北九州№プレート車が駐車されていた。
ウオルターウエストン碑




三秀台から見える九重山
阿蘇根子岳




2時間半で登山口Ⓟまで無事下山。五ケ所へ下り三秀台のウォ
ルターウエストンの記念碑で、登った3座を確認。





それから有名な高千穂峡へ下り、温泉に浸かり旭化成のマラソ
ン部ご愛用。「マラソン亭」で遠征打ち上げのお昼、海老天付
きざるそばを美味しく戴く。お腹を満たして高千穂峡を散策。
14:00時、帰路に就いた。


熊本空港ICに出て九州自動車道で辛子レンコンをお土産に、一
目散に岡山を目指した。


今回の遠征も無事終了。ミヤマキリシマの余韻を味わいながら
ブログアップしています。お山はつくづく良いな~\(^o^)/…

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最後までご覧いただき(人''▽`)ありがとう☆山でした

2018.5.26(土)阿蘇山撤退登山(1,496m)九州遠征§Ⅱ

2018.5.26(土)阿蘇山撤退登山(1,496m)九州遠征§Ⅱ


☔  13℃ ↑853m ↓875m 7.9㎞ 8,975歩 4:14分 2人


5:30テント場⇒6:00阿蘇西駅Ⓟ7:00→7:23登山口→7:35
砂千里ヶ浜→8:38南岳分岐→8:46火口壁撤退地点→8:55
南岳下停滞9:50→10:32砂千里ヶ浜→10:47登山口→11:00
阿蘇西駅Ⓟ 昼食12:00⇒祖母山北谷登山口へ移動
祖母山頂から見た阿蘇山



昨日は九重から移動し、阿蘇市で買出しと入浴を済ませ、阿
蘇に向うパノラマライン沿いの坊中キャンプ場でテンパク。


阿蘇坊中キャンプ場で朝を迎えたが、夜中に☔がポツポツし
始めた。昨夜は5張りのテントが立っていた。北九州ナンバー
プレートの登山者の方から朝方は曇りで、午前中一時☔との
情報を戴いた。


その情報に期待したのだが、テントを撤収する朝5時ごろに雨
脚が強くなってきた。雨の中で撤収作業をし、昨日登って来た
阿蘇パノラマラインをそのまま登って行く。
雨の中を出発

阿蘇西駅駐車場
お堂は噴石でボロボロ


草千里ヶ浜を過ぎ阿蘇山西駅に着き、しばらく様子を見る。雨
は小降り、風も少しある。しばらくすると北九州№の車が到着
男性2人組が支度を始められた。


我々も意を決して出発だ。まずは阿蘇西厳殿寺奥の院へお参り
する。お堂は噴石に打たれて、屋根がボロボロになっている。
烏帽子岳1,336ⅿ

火口西駅下登山口で登山届投函


火口西駅に登るロープーウエイのワイヤーも片付けられている
有料道路のゲートを開けるおじさんに火山警戒情報に変化がな
いか確認。


火口付近に近づかないよう、砂千里ヶ浜側から登りなさいと指
導してもらう。出発してしばらくは火口西駅に向けて遊歩道を
登って行く。20分ほどで砂千里ヶ浜登山口に着き、登山届を投
函する。

登山口 右側の砂千里ヶ浜方向へ進入





火口から下る沢


砂千里ヶ浜の入り口から木道が伸び外側の火口壁らしい小高い
尾根に登る。尾根の上を500m程東に進むと、火口の縁が切れ
て沢が流れ下っている。
急登の途中で砂千里ヶ浜を振り返る


一度砂千里ヶ浜へ降りて、その沢を渡ると火口壁に登る急登が
続く。岩がゴロゴロした急登が500m程続くと火口の縁へ続く
南岳の稜線に出た。


稜線は急に風が吹き荒れ始め、雨も横殴りになった。標高
1400m付近まで登ってきている。風は時折15mを超える突風
が吹いている様だ。
南岳分岐で振り返る
残念(-_-;)
南岳分岐まで登り、さらに中岳に向け火口壁の上を歩いていく。風はさらに強く、バックパックの雨カバーが捲れて飛ばされそう。100m程進んだところで折り返す。


南岳分岐まで帰り、岩陰でしばらく様子を見ることにした。
9時前だ、下から数パーティーが登って来られるが、皆さん稜
線に出たところで思案されている様子。


分岐まで登って来て我々のいる前を中岳に向け進む人、我々の
いる岩陰に避難してくるパーティー、稜線に上がったところで
引き返すパーティーなど様々だ。


我々は岩陰で1時間ほど様子を伺ったが、風はおさまらずつい
に下山を決めた。残念だが無理はできない。(~_~;)


昨年の赤岳縦走中断以来の撤退だ。今回は阿蘇高岳1,592m手
前、南岳1,496mまでとなった。
風裏まで下り南岳を振り返る

火口縁を振り返る

下った斜面を振り返る


下山も強風にあおられながら下った。火口壁の裏に下ったとた
ん風は止み、濡れた岩のスリップだけ注意して、安全快適に下
ることが出来た。


砂千里ヶ浜を横断して登山口付近まで下ると、20人くらいの
団体さんが入山されていった。風に難儀されることだろうと
思いながら、「気を付けて」と挨拶を交わした。


公園道路を下り11時には駐車場に帰り着いた。ほぼ4時間の登
山だったが、南岳で1時間停滞していたから実際は3時間の登山
でした。


車で昼食を取り昼まで阿蘇に留まったが、風雨はおさまらず、
撤退は正解だった。


少し寂しい阿蘇登山でしたが、停滞中に見た噴煙の動き、遊歩
道に残る噴石による焦げ跡や直撃による陥没など活火山登山の
危険を身近に感じることが出来た。


砂千里ヶ浜の横断は、現役時代野球場に投入していた火山灰を
思い出し感触を楽しみながら歩けた。


難儀した分思い出に刻まれる。後で良い思い出になるでしょう(^_^)v…この後祖母山へ40㎞移動して、北谷登山口へ13時過ぎに到着。

撤退登山投稿20枚
お付き合いくださりありがとう山でした。
§Ⅲ祖母山登山へ続きます