2014年5月31日土曜日

2014.5.29(木) 三国山(1,251m)登山

2014.5.29(木) 三国山(1,251m)登山

津山9:2055.8km 1:30分➩10:50駐車地11:00→後1.6kmベンチ11:34→名物階段12:01→V字階段12:13→1255頂上 1等三角点 昼食1335→1.6kmベンチ14:42→15:20駐車地15:4055.7km 1:34分⇒17:05津山

 所要時間4h12m 1人 12,236歩 約5.6km ↑410m451m


因幡・伯耆・美作の国境、三国山に出かけてみた。昨年よりも沢山残雪が有り、ブナの森林浴と、サンカヨウ・イワカガミのお花を見ることが出来た。

この間、マッコウから見えた三国山へ登ってみたくなり県境を越えて鳥取へ遠征だ。恩原から辰巳峠を越えて佐治谷上部から鳥取市だ。栃原集落を通過し中集落入口の向田橋から山王谷第2林道に入り、約8km登ると道路下に避難小屋のある登山口だ。

林道からギラガ仙

登山道から避難小屋

山王谷林道は狭く、枝や落石に注意しての走行を余儀なくされる。ゆっくり走って340分かかる。途中に駐車して、林道を歩いて登っていかれる男性が居られた。往復4時間はかかる。
いきなり急な階段

杉の門

老ブナの倒木

尾根の登山道

登山口で支度をして登って、しばらくすると先ほどすれちがった男性が追いつかれた。どこかで追いつかれるとは思っていたが、あまりに早く追いつかれたので、「早いですね」が挨拶になった。
頂上まで1.6kmベンチ

谷筋に残雪

三国山が見えた

残雪と名物の斜め階段 登れません!!
去年の5月26日

頂上まで1.6kmベンチで休憩、相変わらずゆっくりのペースで、登山道脇のスズコを蹴っ飛ばしながら登って行く。サンカヨウの谷に着くと例の名物ベンチはそのままだが、残雪が昨年よりも多い。

沢底にまで残雪があるが、何とか雪の上を歩ず、階段まで進めそうだ。サンカヨウは見ごろを迎えていて、みずみずしい緑の葉に白い花が映えている。2台のカメラを駆使して撮ってみる。
 
サンカヨウ

V字階段のある谷

ここからしばらく滑りやすい斜面が続く。V字谷を2つ越えて、ネマガリダケの斜面をトラバースしていくと稜線上のブナの森入口だ。沢筋のV字階段では、単独男性と鉢合わせし道を空ける。単車で上がってこられた方かなー?

とても気持ちの良いブナ林は、傾斜もさほど無くてマイナスイオンを胸いっぱい吸いながら、生き返るような心地良さ。

5・600mブナ林を歩くとネマガリダケの間を通って頂上だ。頂上手前で追い越された男性が下ってこられて、またまた、「もう下りですか」が挨拶になる。

さらに頂上手前のネマガリダケの間で、女性3人と男性1人のパーティーに出会う。入口駐車は単車と軽貨物が止まっているだけだった。算数が会わないが、どのようにして来られたのだろうか?
 
1等三角点 三国山1251.9m
1251.8mに修正されました 
12時55分やっと頂上三角点だ。2時間かかっている。ガイドブックでは1時間20分となっているので休憩を考慮しても相当遅いことになるなー・・・・

下りは道草をせずに下りましょう。と、云うことで頂上は貸しきり状態だ。お日様を避け、展望台の下に入ってお昼にする。おにぎりとバナナとトマトのお昼をいただいて、気持ちよい風に吹かれて、ゆっくりしていると向こうの枯れ木に鶯が来て囀り始めた。
 
高鉢山

高山

鷲峰山




これはまたとないチャンス、展望台が隠れ蓑になってこちらに気づいていないようだ。ムービーも撮って囀りも録音した。動画アップしています囀りだけ観賞ください。

さて下りに向かいましょう。スタスタと下っては立ち止まり、深呼吸を繰り返しながら、1時間50分掛かり、結局登りと変わらないペースでした。
 
残雪とブナ

林道が見えた

明日、明後日と3連荘で山歩きにチャレンジし、夏の遠征に向けたトレーニングをするつもり。さてどうなりますやら。とりあえず明日は、森林公園に連れとトレッキングに行ってみる・・・・
今日の草木
サンカヨウ

イワカガミ

ブナの森

イワカガミ

ユキザサ

チゴユリ

ツクバネソウ

タニギキョウ

クルマムグラ

サンカヨウ

ツルシキミ

ヒメモチ

オオカメノキ

エンレイソウ

タツナミソウ

タニウツギ
投稿39枚 最後までご覧頂ありがとう山でした。

2014年5月25日日曜日

2014.5.24(土) マッコウ 三原山(1,115m)ミニ周回

2014.5.24(土) マッコウ 三原山(1,115m)ミニ周回

津山81034.6km 55分➩905倉見駐車地920→下の林道分岐1018→上の林道分岐11041129林道終点11341100mピーク12191248頂上2等三角点倉見 昼食1318→八本越え1337→作業道出合1357→林道出合1415→下の林道分岐1437→駐車地153034.4km 51分⇒1621津山
 所要時間6h12m 1人 19,611歩 約11.9km ↑674m574m



 5月も下旬になり県境尾根辺りの山菜も終盤を迎えた。スズノコとピークハントを兼ね、まだ登ったことが無いマッコウ(三原山)にトライしてみることにした。

皆さんの登山レポを参考に、林道歩きと・藪漕ぎを覚悟して出かける。遭難してヘリで救助してもらったレポもあり充分に準備をして出かけた。

 
倉見川を渡り岩淵林道へ入る
岩淵川渓谷

岩淵川渓谷

地形図・GPS・コンパス・高度計・予備電池も。そしてエネルギーと水も余分に準備した。
三十人ヶ仙に登ったときの駐車地より100mくらい上に駐車し、岩淵林道に入る。

倉見川本流を渡り岩淵川の渓谷を登って行く。若葉と渓流の景色を楽しみながら、途中の花や木そして山菜をとりながら長い林道を詰めて行く。途中で車が追い抜いていった。
 
途中の大ヶ山雨量観測局

下の林道分岐につく ほぼ1時間

ほぼ1時間で林道分岐に到着。下の林道分岐860m付近だ。帰りはここに合流する予定。
鎖のバリケードが地面に垂れている

さらに鎖が垂れ下がっている林道を上の林道に向け登って行く。先ほどの車もこちらに進入しているようだ。上の林道は940m付近で合流するはず。この区間はワラビのポイントが何回か出てきて時間がかかった。
1,100mピークが見えた

上の林道へ合流

上の林道への合流は、114分・入口から1時間40分で到達した。上の林道を歩いていると先ほどの車とほかに1台軽貨物も止まっている。皆さんスズノコが目的のようだ。

林道終点までは多少ネマガリダケが道にせり出してきているが、車が走った跡もある。殆ど傾斜の無い林道を奥に詰めて行くと、右手に1,100mピークに続く斜面が見えてくる。

林道終点

登山道入口

登山道らしきところをテープナビに沿って登る
11時半に林道終点に到着。水分補給と身支度を整えて登山道に突入。最初から太いネマガリダケの間を掻き分ける道だ、テープナビを確認しながら、竹と植林の間を登る。藪漕ぎというほど密生していないので比較的楽に登っていける。
すぐそこに頂上が見える

マムシがいた

稜線上の県境?

藪が濃くなってくると多少傾斜が緩くなりピークが近い感じがしてくる。1219分藪に覆われた1100mピークに到着する。
目的のマッコウ頂上が目の前にのぞいている。ちょっと下って少し登り返す感じで距離200mといったところ。

ところがこの尾根の縦走が難儀だった。やせ尾根の上を藪を切って踏み跡が続いているのだが、背高に切った太い根マガリダケが弓なりになってむこうずねをはじき挙げるのだ。数回はじかれた。アイタタタと思い少し行っては立ち止まりながら中々進まない。

そうこうしていると、おっととっと、とぐろを巻いたマムシが出現。どけといって見るがが解るわけも無い。猪だったらご馳走になるのだが。枯れ木でシバくと逃げ出したが、1mも行かない間におもむろに止まって、鎌首をこちらに向けて睨み返す。今度はシバいても逃げない。しょうがないので睨めっこをしながら側を通り過ぎた。

尾根道は三原台のカール状の稜線を形づくっているようで、鳥取側は切れ落ちている。下に三原台の茅原がちらちらと望める。

2等三角点倉見1115.2m
1115.0mに修正されました

五輪原・大ヶ山方向

八本越

佐治谷から用瀬方向

高鉢山アップ

三国山アップ

恩原高原

五輪原の畑

お昼のおにぎり

デザート
角ヶ仙・三十人ヶ仙

少し登り返してやっと頂上だ。1250分になっていた。200m30分もかけていた。びっくりするくらい時間がかかった。お昼にするが下りが気になる。良く見ると笹の下の踏み跡は登りよりずっとハッキリしている。少し安心し、荷を解いておにぎりをいただき、デザートも補給した。

山頂には2等三角点倉見1115.2mの立派な標柱が埋標してある。北に佐治谷を超えて高鉢山から三国山の稜線、西の三十人ヶ仙から天狗岩、南に、五輪原の畑や大ヶ山、遠くに那岐山も見えている。東の氷ノ山あたりも見えているようだ。30分くらいゆっくりして、1315分下りにかかる。

倉見の谷

頂上ログ 誤差9m

八本越えに向けて下る

八本越え


100mくらい下ると八本越だ。甥に教えてもらった蹴飛ばし法で登山道の笹の子を蹴り倒しながら鞍部に着く。三原台から登る人が多いようで、踏み跡はハッキリしているが指導標は無い。八本越えはそれと解る鞍部になっていて、インターネットで見た指導票もある。登りは少々迷っても頂上に向かうが、下りは間違うととんでもない所へ出るので慎重に下る。
ネマガリダケに覆われた沢に入る

沢を下る

大きな沢に出会う テープナビもある

少し下って沢の土手を上がると・・

作業道終点に出た

倉見側への下りはハッキリしない。ルートファインディングして、方向を決めネマガリダケの中に突入する。少し行くと沢状の溝があり、上をネマガリダケが覆っている。歩き易いし方向も合っているので、この溝を進むとさらに深い沢に出た、上にテープナビもある。

この沢を下ることにする。ちょっと下ると又テープナビがあり側に踏み跡らしきものが見える。土手を上がると上に作業道が登ってきていた。八本越えから20分、約300mくらい下った所だった。
意外に簡単に道に出合ったので、ちょっと拍子抜けしたが、安堵した。
作業道を下る

林道出合

丸太橋を三度渡る

林道を下っていく
今朝別れた下の林道分岐に着く

後は方向を確認しながら作業道を下るだけ。休憩も取りながら丸木橋を3度ほど渡って朝別れた、下の林道分岐に2時37分についた。林道をテクテク下り、倉見川の橋に3時半につく。背中のスズノコがだいぶ重く感じるようになっていた。くだり初めて2時間10分だ。


朝最初に出会ったブナの大木まで下った

前に天狗岩が見える

倉見川を渡ると・・




駐車地到着

今日も気持ちよい山歩きが出来ました。おまけのお土産も沢山戴きました。お山の神様ありがとう。

本日の草木
ナガバモミジイチゴ


ヤグルマソウ

オタカラコウ

エンレイソウ

キケマン

ボタンネコノメ

ミヤマカタバミ

ショウジョウバカマ

いずみやま
サンカヨウ

レンゲツツジ

ヤマエンゴサク

ウリハダカエデ

コチャルメルソウ

コゴミの羊歯

ミツバツチグリ

ツルアジサイ

コバノガマズミ いい香りがする
今回の投稿64枚 最後までご覧いただきありがとう山でした。