2019年9月11日水曜日

2019.9.3~6 笠ヶ岳・槍ヶ岳周回 §Ⅳ快晴の槍ヶ岳下山編


2019.9.36 笠ヶ岳・槍ヶ岳周回
4日目 ☀ 10℃ 16.1㎞ 7:51 183m ↓2,204m 28,509
   5:30槍ヶ岳山荘→5:50飛騨乗越→6:50千丈乗越分岐→8:32槍平小屋→9:31滝谷出合→11:00白出沢→11:03奥穂高岳登山口→11:50穂高平小屋お昼12:2113:01ロープウエイ駅→13:08登山センター→13:20新穂高登山者Ⓟ


§Ⅳ 快晴の槍ヶ岳下山編
下山日、お山のビッグプレゼントが待っていました。朝4時起床、外は1面の星空、快晴の様。槍ヶ岳の日の出が期待できる。早速ベンチで朝餉の支度をしながらご来光を待つ。日の出は520分ごろ、それまでにトーストとカフェで朝食だ。

4:37分。黒々とした槍の岩峰がそそり立っているが、すでに山頂を目指すヘッドランプの明かりが頂上付近で光っている。今日最初のシャッターを切る。右下に伸びる地平線は朱色の直線となって富士山の山影にまで届いている。

5時を過ぎると小屋前にたくさんの泊り客がカメラの列を作り始めた。そして520分朝日が顔を出した。遠く浅間山の噴煙の向こうから光の矢が差し込む。眩しいのか、感動の為か解らないが、涙腺が緩んだ。昨日までの天気と比べ、あまりの好天に感激したのだろうか\(^o^)/?
 



しばらく、槍ヶ岳山荘の日の出を観賞。八ヶ岳から富士山そして鳳凰山・甲斐駒・仙丈 から塩見・赤石と続く南アルプスが横たわっている。手前の三角は常念岳だろうか?素晴らしい眺望だ。徐々に光が溢れ、周りの山が目覚める。登山者が活動を始める。我々も、離れがたい思いを振り切り、5時半下りに向かう。
 
笠ヶ岳の朝日
影槍
飛騨乗越


テン場の間を飛騨乗越へ下る。眼前に昨日まで歩いて来た稜線が一望だ。そして、ちょうど笠ヶ岳山頂部に朝日が当たり始めている。すこし経つと、今度は向こうの秩父岩の辺りに影槍が現れた。飛騨乗越から飛騨沢へ入ると、日が高くなり影槍も徐々に高度を下げてくる。
笠ヶ岳から歩いた西鎌尾根
影槍も低くなった

我々も高度を下げるし、影も短くなってついに、奥丸山の稜線に遮られ見えなくなった。650分飛騨沢下部の、千丈乗越分岐まで下った。ここから千丈乗越に向かうパーティーもいらっしゃる。休憩中に登ってこられた単独山ガールさんも千丈乗越へ向かわれた。





飛騨沢を詰めるパーティーもいらっしゃったが、ツヅラ道はほぼ一定の傾斜で登れ、歩き易いのは飛騨沢だろう。一方千丈乗越へ向かう道は、乗越まで急登で登る。乗越からは北側の眺望と南側の飛騨沢の眺望が楽しめる変化のあるルートだ。どちらもよく整備され、楽しく歩けるだろう。

奥丸山分岐



一方、我々はゴーロに変わった谷筋の道をさらに下り、槍平小屋を目指す。涸れ沢を越え2100m付近まで下ると針葉樹林帯へ入り、シラビソ・ツゲなどの林を下りやっと槍平小屋へ到着だ。820分下り始めて3時間弱経っている。テント場のトイレを借りて小屋で大休止だ。ここは南岳登山道への分岐でもあり、テントも数張りあった。師匠「大山の風」さんも8月末に南沢から登られている
滝沢を望む

落ちたら無事ではいられない(^▽^;)

更に1時間下ったところが滝谷出合だ。931分、谷の奥に雄滝が見えている、雪のドームも残っているようだ。そして、落ちれば助からないだろう一本橋を渡り、避難小屋の下を下って行く。ここからさらに1時間半、11:00に白出沢出合に無事下山した。
センジュガンピ

白出沢出合



砂防堰堤下を横断し、対岸へ上がると今度は林道を下る。すぐに奥穂登山口がある。いつか利用する日が来るかも<`~´>
奥穂分岐
再び、下ること小1時間、11:50分に穂高平小屋に到着した。小屋前に張り紙があり、9月からは、土日祝日のみ開設すると記載されていた。小屋前を借りて最後のお昼休憩だ。朝作ったα米とラーメンの雑炊にして流し込む。暑さと疲れで食欲がわかない。
サラシナショウマ



しばらくすると外人さんペアも休憩に寄られる。またしばらくして、単独登山者も寄られ、小屋が開設されていればけっこう賑うのではと思われた。ここまで下ると、すぐ下まで工事車両が入って来てゴールは近い。14㎞程も下ってきたのだ。

そうそう、この穂高平小屋から林道をショートカットする道が有るようなので皆さんは利用なさってください。我々は家に帰ってから思い出した次第で、ショートカットすれば1㎞位は近道になりそうです。
林道ゲート


ロープウエイ駅

駐車地へ無事下山

そんなこんなで(^^;)13:20分新穂高駐車場へ無事帰還できました。
やれやれ(^_-)-☆・・・疲れたと同時に達成感に浸れた。


§エピローグ§
蒲田川の清流

今回はゆったり行動の山行。小屋泊利用で身軽な山行でしたが、長丁場だったこともあり、結構っ杯々々・・でした。笠ヶ岳では大雨に遭い、樅沢岳では強風にも遭いました。槍頂上もガスの中でしたが、それぞれの状況を楽しむことが出来ました。

そして最終日は快晴。感動的な日の出・素晴らしい眺望・珍しい影槍を堪能出来、大満足な山行になりました。厳しかったけどやっぱり良いなーと感じられた山旅でした。お山の神様に感謝感謝です。そうそう、雷鳥たちにもたくさん出会え、オコジョも良かった。
登頂記念ゲット
登頂記念品(#^^#)

下山して4日目になりますが、やっと山行記録もまとまり、筋肉痛もおさまってきました。

4日間の投稿画像172枚
最後までお付き合いくださり、ありがとう山でした・・・(_ _)m・・・



2019年9月10日火曜日

2019.9.3~6 笠ヶ岳・槍ヶ岳周回 §Ⅲ西鎌尾根から槍ヶ岳へアタック


2019.9.36 笠ヶ岳・槍ヶ岳周回
3日目 風/☁ 11℃ 8.6㎞ 8:21 990m ↓490m 11,927
   5:07双六小屋→5:47樅沢岳→6:32 硫黄乗越6:407:41左俣乗越→9:30千丈乗越→10:50槍ヶ岳山荘→12:27穂先13:2813:30槍ヶ岳山荘()
§Ⅲ 西鎌尾根から槍ヶ岳へアタック

気圧高度計のログは風の影響で誤差大です

三日目はやや強風だった。自炊場で朝餉を終え、まだ薄暗い中小屋スタッフに見送られて外へ出た。小雨交じりでやや強風だ。雨具・手袋も装着し、防寒対策して出発だ。

気温は11℃だが、濡れて風に当たると体感温度はぐっと下がる。まず樅沢岳へ250m程登る。登るにつれ風が強く、立ち止まっては登って行く。後を単独♂登山者が登ってこられるので、少し頑張れる。山頂手前で先を譲り、マイペースで山頂を目指す。
樅沢岳登頂


547分樅沢岳に着いた。山頂は風裏になっていてゆっくり休める。丁度先ほどの、先行者が出発された。休憩しながらこの先のルートを予想。風が強くて西鎌尾根縦走は難しい様なら、千丈乗越から飛騨沢へエスケープすることになるかも(^^;)?・・と相談する。取り敢えず先行者がいるので後を追う。
硫黄乗越到着
ホツツジ?

登山道の草紅葉



ウメバチソウ

クロトウヒレン

休憩後は再び強風の中を下り硫黄乗越を目指す。しばらく進むと大荷物の4人パーティーとすれ違い「強風ですね」と挨拶を交わす。人に遭えたので登りの元気を貰えた。6時半硫黄乗越へ到着した。稜線に乗ってからほぼ1時間歩いて来た。南側では風に耐え、風裏になる北側の道では草紅葉を楽しみながら硫黄乗越まで来た。この辺は2重稜線になっていて風もそれほどでない。腰を下ろして休憩だ。
オッ 見えて来た
左俣乗越を俯瞰

更に1時間尾根筋を巡ると、7:27分前方の雲間から槍のシルエットが見えた。左俣岳まで来た様だ。3等三角点が埋評されていたのだが、風に邪魔され確認できず(◞‸◟)・・・見回すと、稜線の向こうに一昨日登った笠ヶ岳の山頂が覗いていた。しばらくするとガスが引き足元に左俣乗越が見えてきた。
左俣乗越から望む

鏡平と小池新道

鏡平ズーム

乗越から左俣岳を振り返る
笠ヶ岳の頂上が覗く

硫黄尾根の向こうに鷲羽・真砂岳


乗越付近からは、前方に槍ヶ岳、南に鏡平から登る小池新道が見えている。風は相変わらずだが、天気は回復してきた。左前方に北鎌尾根から続く槍ヶ岳。北側に赤岳から硫黄岳に伸びる硫黄尾根。その向こうに鷲羽岳から水晶・真砂・野口五郎岳も見えてきた。最奥には剣岳も見えているようだ。
北鎌尾根

硫黄尾根から硫黄岳 鷲羽・水晶・真砂・野口五郎岳

剱岳ズーム

鷲羽・水晶岳ズーム

真砂 野口五郎岳ズーム

そしていよいよルート2つ目の核心部西鎌尾根へ入って行く。注意して登れば指して難しくはないが、230mの鎖場が2カ所ほどあり足掛かりを確認しながらの登行となる。
最初の鎖場 左上に登って行く


30分ほどで難所は越えさらに進むと、千丈乗越だ。9:30分、一息付けた。エスケープルートの分岐だが<`~´>?・・・風は相変わらずだが槍ヶ岳山荘へ荷上げするヘリが見えた。ヘリが飛ぶくらいなら大丈夫と先への転進を決めた。ここから先、ガレ場の急登が続く。少し登ると飛騨沢側を登るようになり、風は気にならなくなった。道はとてもよく整備されていて、歩き易い。
千丈乗越

右下に飛騨沢

飛騨沢を登る登山者

岩稜地帯まで登ると道はさらに厳しく、飛騨沢を登る登山者と競り合って高度を稼いでいく。上から下って来る登山者に励まされ、頑張ること1時間強、10:43分に槍の肩に着いた・・\(^o^)/ヤッター 小槍と穂先がデーン、目の前に憧れの頂が在る(感涙・・・)


穂先に取付く登山者

殺生ヒュッテとヒュッテ大槍



オオ~ッ登っとる登っとる。本当に来てしまったんだ‼
バンザーイ・バンザーイ・バンザーイ\(^o^)

10:50分槍ヶ岳山荘3,000m到着です。受付を済ませ、双六小屋のお弁当を戴きます。
登山中の弁当を意識してあり、パッキングは小さいが、十分なボリュウム、貝の佃煮、生姜の煮つけ、かば焼きとまぜご飯の少し濃い味で美味しく戴ける。

イワヒバリ


槍穂へアタックだ


四支を使って登ります


登ったぞ~\(^o^)/(^▽^;)


山頂標高点「3,180m」



一休みして穂先へアタックだが、雲が出て、雨も降りだした。しかし、明日の保証はない。アタックすることに決め、12:27分小降りになったところで登り始めた。山荘の庭に来ていたイワヒバリが行ってらっしゃいと見送ってくれた。

今山行最難関の登りへ向かう。頂上まで高度差150m、ほぼ四つん這の登行が続く。
岩・梯子・鎖を掴み、岩に刺さったボルトを手掛かり足掛かりにしてよっこらしょ々々・・・と体を持ち上げる。連れも確り付いて来る。最近は手を貸さないでもどんどん付いて来る。岩場を怖がっていたころに比べるとずいぶん山馴れしたようだ。(!慣れが一番怖い!自分に言い聞かせる。)

12:503,180mの槍ヶ岳山頂へ立った。感動よりも緊張感が強い。ガスに覆われて高度感はそれほどでないが、踏み外せばと思うと全くリラックスできない。撮影だけして下山に向かう。山頂は2組だけで静か、貸し切り状態でお互い撮影しあい、我々もツーショットが残せた。


13:28小屋に帰り、やっと緊張がほぐれます。祝杯を挙げ記念品を物色、昼寝をして午後を過ごす。小屋はさすがに人気の小屋。8割方泊まっておられるだろうか、食事は2交代制で外国の方もいらっしゃる。昨晩のごはんとくらべると、高度が上がった分、致し方ないのかなというようなご飯でした。




夕方、客が焼けたと騒いでいるので、慌てて飛び起き撮影タイム。明日の日の出に期待が持てます(^O^)
4日目にcontinue・・・・