2016.10.11・12(火・水) 木曽駒ケ岳(2,956m)登山
晴れ時々曇り -2℃~11℃ 12.5㎞ 2人 ↑1,313m ↓1,279m
11日(火)
3:50津山⇒462㎞ 6:03分⇒10:00駒ケ根IC 買出し 菅の台バスCⓅ昼食⇒しらび平➡ロープウエイ➡千畳平駅12:15→乗越浄土13:20→14:00頂上山荘テン場↔駒ヶ岳山頂
12日(水)
テン場6:00→6:15駒ヶ岳頂上→馬の背尾根→7:55濃ヶ池分岐→8:15濃ヶ池→9:18駒飼ノ池→9:55宝剣山荘分岐→10:20テン場 撤収11:15→中岳→11:50宝剣山荘12:20→乗越浄土12:22→13:10千畳敷駅13:50➡しらび平Ⓟ15:00⇒459㎞ 6:50分 ⇒21:50帰着
山頂から富士山 |
やっと秋らしくなってきました。遠征登山をもくろんでいたが、アルプスはもう氷点下になっている様子。
3月手術以来、待ち望んでいた最初の遠征は、今年最後のアルプス登山になってしまいました。
リハビリ中であり手軽に登れる木曽駒ケ岳を計画した。ここは2600mまでロープウエイで登れ、そこから400m登れば頂上だ。慣らし登山には適当だろうとチョイスしてたのです。
決行前「聖職の碑」(新田次郎)、大正2年箕輪中学の集団遭難の史実に基いた小説を読みモチベーションを上げ待っていた。
18号台風の前に出かけたかったが、天気が続かず延び々になった。やっと天気になると、台風を境に秋の気団に代わり、一気に冬支度。千畳敷の紅葉は終わったようだが、紅葉前線、残っていて・・・(^-^;? お願い!
前置きはこのくらいで、11日(火)津山を朝早く出発、深夜割引で高速を疾走します。最初は連れが運転、いずみやま管理人は大阪.京都.名古屋と都市部の受け持ちだ。
10時前には駒ケ根インターを出て、信州ではお馴染み、ベルシャインスーパー駒ケ根店へ。10時開店前に到着し、しばらく待って買出し。
昼弁当と翌日の朝ご飯を仕入れ、菅の台バスセンターへ駐車、ちょっと早いお昼。バスセンターで、駒ケ根バリュー切符を乗車券に交換、しらび平までバス移動。
しらび平からロープウエイで千畳敷へ、12時10分千畳平駅2,612mに到着した。
駅を出ると目前に千畳敷カール。岩壁が屏風、足元に這松と草黄葉のパノラマが広がる。
写真で眺めていた景色が目の前に広がっている。その中に佇むと、絶景が身に染み込んで来る。わーすごい(@_@)
さて、ここからは自分の足で登りましょう。ハイ・・・( `ー´)ノ
12時15分から15㎏の荷物を背負って乗越浄土の稜線を目指します。気温10℃と、歩くには丁度いい。
観光客の皆さんと一緒に遊歩道を進みます。登山道に入ってからも軽装で登っておられる人もいて、手軽に3,000mが体験できるお山だな~と思てみたり、振り返って富士山を眺めながら1時間で乗越浄土の鞍部到着。
目の前に宝剣山荘と天狗荘の山小屋が立っている。2人で登ってこられた登山者のツーショットを撮ってあげ、お返しに我々もとってもらった。
ここからさらに中岳を登るとやっと木曽駒ケ岳とご対面だ。ここまでくるとさすがに観光客の人は少なくなり、リュックを担いだ登山者が多くなる。鞍部に下って頂上山荘に今夜のテン場がある。
すでに7張りほどテントが立っていて、連れは寂しくなくていいそうだ。山荘にはまだ小屋番の人がいらっしゃった。昨日10日まで泊りが有だったが、今日はあと1時間で無人になるそうだ。小屋ももうすぐ冬ごもり、泊りを断られている人もいた。山は下調べしておかないと大変な目に合うこともある。
14時30分には設営が出来、目の前に頂上があるのので、散歩がてら頂上へ登ってみた。10分ほどで木曽駒ケ岳の頂上へ着いた。
ぐるりと見渡し、登ってこられた単独男性と山の同定を楽しむ。ここは日本アルプスのおへそ。御岳、乗鞍、北アルプス、八ヶ岳、南アルプスその向こうに頭をのぞける富士山、そして南に伸びる中央アルプスと丸見えだ。
伊那と木曽の駒ヶ岳神社奥宮がそれぞれ自分の郷に向かって仲良く祭られている。今日の予定はここまでで、テン場に下りゆっくりする。今夜は山の定番、カレーです。ガスが点かないトラブルもあったが、何とか克服。7時ごろには夢の中 おやすみー (-_-)zzz
2日目は頂上直下のテントの中で目覚めた。4時30分、まだ辺りは暗い。テントの中でごそごそと朝食準備だ。昨日買ったおやきとサラダそしてカフェの朝食。ぼちぼち起きだしゆっくりと準備します。5時半外に出ると少し明るくなり、甲斐駒上の空が赤く染まってきた。
日の出を狙ってそのまま待機。木曽駒のてっぺんには何人も人が立っている。ご来光を待っているのだ。気温は氷点下、山荘の水は凍って顔も洗えない。
5:57分日の出、朝の光が差し込みます。それを合図に我々も出発。今日は木曽駒の頂上から馬の背に下り、濃ヶ池から駒飼ノ池を巡って宝剣山荘から、頂上テン場へ帰る周回予定。
時間が許せば聖職の碑を訪ねてみたいと1人秘かに思って出発。
まずは頂上で記念撮影。北アルプスを背に、富士山を抱えてと角度を変えて何枚も撮る。
6:20分から下り始めて馬の背を目指します。20分ほど下るとやせ尾根となり、馬の背らしくなってくる。二・三度急な岩場を下って右側下に濃ヶ池が見え出すと、やがて広い尾根に乗る。さらに尾根を行くと目指す濃ヶ池分岐に到着。
ちょうど8時、池のほうから単独の男性登山者が降りてこられ挨拶。男性はそのまま西駒山荘のほうへ進まれた。聖職の碑は山荘のほうへ900mほど登り返したピークにあるらしいが、予想以上に時間がかかっている。碑まで往復すれば1時間はかかるだろう。
で、遭難記念碑は諦め濃ヶ池へ向かった。濃ヶ池まではほぼ平らなトラバース道、20分ほどで到着した。奥上に下ってきた馬の背尾根が走り、手前に浅い駒ヶ池の水面が広がっていて、穏やかな風景だ。
百年前の遭難では、この尾根の風裏に避難した2人が生き残っている。駒飼ノ池から濃ヶ池の間で二人が逃げ込んで助かった、岩室らしきものがないか気にかけて歩いたが結局解らなかった。
カール地形の斜面をトラバースして2度ほど沢を横断し、伊勢滝、沢ルート分岐からは岩場を登る。2段梯子を通過し、着いたところがちょうど駒飼ノ池の池尻。さっきの岩壁は池から流れ出る滝だった。滝口の枝にはまだ氷柱が下がっている。
池は少し流れが澱んだぐらいで、池と言うよりは泉といった感じだ。ただいま9時20分カール地形の底。ここから、雄大なカールの壁を大きく九十九折れに登っていく。
だんだん天狗荘の赤い屋根が大きくなるがなかなか着かない。やっと鞍部に出て宝剣山荘の横を通過した。10時前だ。
中岳木曾側斜面のトラバース道を通ってテント場に帰り着いたのは10時20分、予定では千畳敷へ下山している時間だった。1時間半余分にかかったことになる。
今回予定表はヤマケイオンラインのルートマップを利用し持参していた。計画時に休憩時間を参酌していなかったこともあり大幅に予定時間が狂い、気分が焦って碑や宝剣岳、木曾前岳にも寄り道できなかった。
予め休憩時間を考慮しておけば余裕が持て、寄り道も可能だっただろう。少し残念だった。
夕べの風で石英の砂がいっぱい付き、キラキラ光るテントを撤収。少しだけ軽くなったバックパックを担いで再び中岳に登り、宝剣山荘へ帰ったのは11時50分。
ここでゆっくり休憩、下りに備えます。温かいお蕎麦と宝剣山荘のオリジナルTシャツをゲットし、2Lの水を引き取ってもらった。身軽になって乗越浄土から千畳敷へ降りた。下りは剣ヶ池への遊歩道を回り、千畳敷駅へ無事帰着した。
ここでゆっくり休憩、下りに備えます。温かいお蕎麦と宝剣山荘のオリジナルTシャツをゲットし、2Lの水を引き取ってもらった。身軽になって乗越浄土から千畳敷へ降りた。下りは剣ヶ池への遊歩道を回り、千畳敷駅へ無事帰着した。
今年はトラブルはあったものの、アルプスに出かけることが出来た。訪ねる度に登った山が増え、あそこもここも登ったなーと懐かしく眺められる。そして次は何処に登ってみようかと新たな目標が出来る。
計画から実現までの行程が楽しく、お山は逃げない。
何時でも受け入れてくれる懐の深さがいいな~・・・。(*^_^*)
もっと々々お山を訪ねたいものです。
計画から実現までの行程が楽しく、お山は逃げない。
何時でも受け入れてくれる懐の深さがいいな~・・・。(*^_^*)
イワヒバリ |
駒ケ根の町へ下ります |
また訪ねたい中央アルプス |
もっと々々お山を訪ねたいものです。
今回も楽しく登山でき、お山の神様へ感謝で~す
・・・・( ◠‿◠ )
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最後までご覧いただきありがとう山でした
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