山滴(した)たるが如し
25.6.17 (月) 金ヶ谷山(カナガヤセン 1,164m)→朝鍋鷲ヶ山(アサナベワシガセン 1,074m)周回
津山7:00⇒8:10新庄山の駅ⓟ8:30→林道ゲート8:55→登山口9:47→10:23縦走路合流(休憩)10:35→金ヶ谷山10:56→11:48朝鍋鷲ヶ山(昼食)12:15→旧県道合流13:17→13:自転車デポ地13:45→新庄山の駅ⓟ13:55⇒野土呂の水14:00⇒蒜山風の里⇒津山15:50
2人 17,650歩 約11㎞ ↑↓620m 5h10m
今日の山行は、2005年岡山国体山岳縦走競技のコースを歩いてきました。一緒に仕事をしていた、ウッチーさんが、県代表で出場、優勝した記念すべき縦走コースです。
今回縦走コースを歩き、このコース走った選手のご苦労に改めて敬意を表す次第です。
ブナの稜線を歩いて楽しむのは気持ちが良いが、競技で走り切るのはとても苦しいだろうと思った。
さて、今日の登山は鳥取の山か、広島の山かと色々検討していたとき、ふと、歩いてみようと話していた毛無山から三平山の縦走コースのことを思い出し、金ヶ谷・朝鍋両ピークを歩くことを思い立った。
ここは国体が有った記念すべきコースなのだ。蒜山インターから、野土呂トンネルを越えた所に自転車をデポし、新庄山の駅に駐車する。支度していたら役場の職員らしい人が管理に来られた。駐車のお願いと、ついでに「村長さんは同級生だ」と蛇足もつけて挨拶した。
今日は山では誰とも会わなかったので、この挨拶が唯一の挨拶になった。
林道を谷川に沿って歩いていくと、コンクリートで固めた沢を三度ほど越える。植林の中へ進入するところで、私有林の鎖ゲートがある。今日は作業されているようで、ゲートは開いている。
植林の下に栃の木を植えた立派な杉林を、しばらく登っていく。今回はコアジサイの花が満開だ。aアカショウマ、ヤグルマソウ、ミズタビラコ、エゴノキやナガバモミジイチゴなど観賞したり、味わったりしながら2.5kを約1時間かけて、登山道入口に到着する。
ここから登山道は尾根筋を登っていく。変株や、イワカガミなどを確認しながら急登を数回繰り返す。ルートはとてもよく整備されて、滑り易い切り株、根っこには、チエーンソーで、滑り止めが彫ってある。丸太階段も多少あるが、最小限に抑えてあり、自然な登山道が整備されている。これも国体時の整備だと思われる。
毛無山-朝鍋鷲ヶ山縦走路へ到着 |
ブナが増えてくると稜線が近いことがうかがえる。登山口から600mスタートから3.1kを、ほぼ2時間で、縦走路に合流した。ブナの根元で休憩を取る。
ここからは稜線縦走路が続く。ブナの古木が茂る登りをしばらく進むと、潅木が茂った金ヶ谷山に着いた。2等三角点がある山だが、点の記には「蛇喰山」(じゃはみやま)と表記されているようだ。
金ヶ谷山から、丸太階段が続く下りを進む、両側のブナの森が心地よい。チゴユリ、ユキザサなどが実を付け始めている。蝶やトンボもいるし、小鳥も営巣しているようだ。
1.5㎞、50分ほどで、朝鍋鷲ヶ山の山頂広場に出る。ここには南側を高圧鉄塔が広島県まで延びている。飛び出した広場にはマルバタケブキの群落がある。中電の鉄塔管理道路の奥に、展望台と国体記念の感動の碑がある。
東方向 |
大山-烏-矢筈-鏡ヶ成-皆ヶ-アゼチ 三平 |
南 金ヶ谷山 |
昼食は2階の踊り場で、定番のお握りとアルコールフリー、今日の銘柄はアサヒにした。
しばらく休憩して、下りは車も走る砕石をしいた管理道を2.5k、1時間で旧県道と合流する。
旧県道は舗装路で1.5k、30分でトンネル出口の自転車デポ地に帰った。ここから連は歩きで、自分は自転車で先に山の駅に下り、車で下ってくる連れを拾う。
三浦の殿様が愛した、野土呂の水を汲んで、帰路に着いた。
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