2014年9月27日土曜日

2014.9・27(土) 神楽尾26-11登山

2014.927(土) 神楽尾2611登山 
14:02→神楽尾→16:05  2人 約4.8km 

本日昼前に御岳山が噴火した。昼からも臨時テレビニュースで噴火の様子が流れている。先日登ったばかりで身近に感じられるお山。映像で見ると剣ヶ峰から継母岳の地獄谷側に火口が出来ているようだ。 怪我人もおられる模様。被害が少なくて済むよう祈るばかりです。

我々は、今日も先回と同じく、3時のおやつを山頂でいただこうと連れと二人で登って見ました。
頂上でお茶を沸かそうとカップを用意してみると1つしか入っていない。しょうがないので連れにカップを渡し、自分は湯沸しでカフェを頂いた。途中で2人登ってこられたが、湯沸ししていたので遠慮されてすぐに降りていかれたようだった。

気温は29度と汗をたっぷりかく温度、それでもじっとしていると涼しい風が心地良い。
景色は少し霞んで、夏の大気の感じだ。

山道にクリやアケビ、ムカゴなどが目に付きだした。ぼちぼち秋の実りがいただけそうです。今夜はムカゴご飯かな?

 
那岐山

泉山

二上山

29℃


クサギ



2014年9月21日日曜日

2014.9.18(木)~20(土) 御嶽山3,067m1泊登山

2014.9.18(木)~20(土) 御嶽山3,0671泊登山 2
2日合計16.4km ↑1,728m ↓1,768m 14時間 21,040?
1日目 ドライブ7.30 登山4.30 5.1km1,100m53m 3,078?
津山出発4:30⇒中国⇒東名⇒東海北陸⇒高山IC10:06国道361号線 日和田高原 チャオ御岳スキー場経由 濁河温泉12:00登山口12:20 15:09合目2,428m16:35五の池小屋泊

2日目 行動9:40 11.3km628m ↓1,715m 17,962
五の池山荘6:407:40魔利支天2,959m→10:32剣ヶ峰3,063m12:10五の池山荘12:4013:538合目→16:25登山口⇒濁河温泉湯元館泊

3日目  湯元館⇒飛騨高山美術館⇒高山観光⇒19:00津山着

1日目


2日目


天気を心配しながら当日を迎えた。飛騨地方の気象状況は登山情報を見るたびに良くなった。出発の朝、本日晴れ時々曇り・翌日晴れの予報だ。日ごろの行いが良いと、こんなもんだ。本当? ・・・・お天気に感謝。
朝、4回鳴った時報で目が覚めた。出発予定の4時、あわてて出発。4時半になった。交代でドライブ。10時高山到着。登山口11時予定はこの時点で無理。登山口になる飛騨高山濁河温泉へは12時に着いた。
この時はまだ頑張れば3時過ぎには小屋着できると思っていた。継子岳に登る時間は有ると・・・

さて、登山口で入山届けをポストに入れ、トイレの前を登山口の橋へ進む。谷奥、遥かかなたに継子岳の稜線が見えている。
登山口

入山
継子岳稜線

御岳神社飛騨下宮社の前を進む。
サラシナショウマやトリカブトなどを確認して登山道を登る。事前の調べで見ていた1丁毎の看板もかかっている。
10分ほどで仙人滝への分岐がある。帰りに寄って見ることにして此処はスルー。さらに20分で草木谷に架かるつり橋を渡る。
初老のご夫婦が二の池小屋からと言って降りてこられた。
しばらく進むと、アシカのような岩に出会う。イルカ岩と云うらしい。
御岳神社飛騨下社宮前指導票

サラシナショウマ

モリアザミ

仙人滝分岐

№3標識

コバノガマズミ

ヤマハハコ

草木谷吊橋

老朽化した木道 迂回路もある

№10標示

イルカ岩 アシカに見える

2百mほど登ると今度は右手上にジョーズ岩が見え出す。最近はジョーズと云っても解らない人が増えたのか、人食いざめと注釈してある。
ゴゼンタチバナやヤブデマリの赤い実がなった登山道を、古びた木道を踏みながら高度を稼いで行く。
ジョーズ岩

ゴゼンタチバナ

ヤブデマリ

登り始めて、1時間20分・139分、7合目湯の花峠・№16の看板の架かる見晴らしの良いポイントで最初の休憩。ここで標高2,103m。先は長い。
 
休憩ポイント 湯の花峠




セリバシオガマ

カエル岩

再スタート、しばらく登るとカエル岩が迎えてくれる。無事帰るおまじないのようだ。すぐ上に№20標識が架かっている。
シラタマノキを確認し、27分第2チェックポイントのぞき岩に到着。飛騨頂上2km・後100分と指導票がある。
小鳥が道案内してくれるが息があがって若干暗くてうまく取れない。番だが茶褐色で同じ体色イワヒバリかな?
オオバユキザサの実が熟し橙色、葉は枯れ始めている。タケシマランだろう赤い実をつけている。
シラタマノキ
№20標示
のぞき岩指導票 後2km

オオバユキザサ

タケシマラン

 38分やっと8合目・第3休憩ポイント・おたすけ水(水は無い)2,450m到達だ。
3時間弱かかっている。№31の辺り、上に32の標識がある。
ここが森林限界、この上はハイマツ帯になってくる。飛騨頂上の稜線が見え、後1kmくらい。
8合 おたすけ水

№32標示

森林限界

ゴロタ岩の登山道、天狗さんなら岩の上をぴょんぴょんと楽しい登りと思うが、我々は一つずつ、よっこらしょ、よっこらしょと乗り越える。ひーひー、フーフーだ。

下に濁河温泉が見える絶景に、少ししんどさが薄れる。
摩利支天2,959mの頂が目の前に広がってくる。
先月白山で花を見たオオヒョウタンボクと思われる赤い実をつけた樹木がある。ウラジロナナカマドも赤く熟して紅葉が始まっているようだ。もう少し先には真っ赤に色づくだろう。
ホシガラスが食べ残したハイマツの実に埋もれるように、コケモモの赤い実が熟している。一つ口に入れてみたが酢っぱー・・・・でした。
風は強く気温も56度と鼻の頭が冷たく感じる
 
摩利支天

オオヒョウタンボク

ウラジロナナカマド

ゴーロの登山道


コケモモ

 40の標示が見え、少し頑張ろうと思える。4時間10分だいぶ疲れた。この辺りで4時半、とても継子岳は無理と思い知らされた。

飛騨頂上を回りこんで五の池小屋、標高2,800mに着いたのは442分登山口から4時間半かかりました。朝遅れたことと4時間見ておけばという計画が甘かった。
今日はここで荷を解きます。小屋は薪ストーブが焚かれてとても暖かくゆっくり休めました。

飛騨頂上

五の池小屋

今夜の寝床 2段蚕棚の下、4人スペースを2人で使用
翌朝は6時朝食です。
小屋泊まりは3回目100人泊れる五の池小屋に今夜は12人。何処でも好きな所で寝てとのスタッフの案内。こんなにゆったりできるのは初めて。新館2段蚕棚下の4人スペースを寝床に選定。快適に過ごせた。
夜の間、外は時折、強風が山小屋の壁をドドッと打っていた。
5時半御来光が見えるだろうか?窓の外が明るくなり始めた。
八ヶ岳に出たご来光

朝日に照らされる御岳山

登山者が起き出した。外に出ると、そこは継子岳と摩利支天山の間のコル、東側も西側も顔を巡らすだけで一望できる。
小屋前の手水鉢は凍りついている。
 
手水鉢の氷

山小屋の朝ごはん

山小屋の一時

しばらくすると。だんだん御岳山が目覚め、そして御来光の時が来た。
登山者が、その場に立ち尽くす気配を感じる。一瞬、八ヶ岳の上に光の矢が伸びる。
木曽谷はまだ闇、御岳の山肌に朝日が当たり、赤く輝く。ドッヒッヤー・・・・・

八ヶ岳・中央アルプス・南アルプスその向こうに富士山の頭。振り返ると飛騨頂上に朝の光、下に影御岳が浮かぶ。向こうの雲上に白山 スバラッシィー・・・・ なんと、まー・・・・・

朝のギャラリー





朝日に焼ける摩利支天乗越し

6時40分、光の中を2日目のスタート。まず摩利支天乗越しを目指す。
稜線でガーミンとスントのログを取り始める。朝まだ寝ぼけてスタートセットを忘れていた。ログに30分空白時間が出来た。
2日目スタート

摩利支天乗越しを目指す

霜柱が大きく伸びてる



五の池と山小屋

天辺まで登る

コケモモ

乗越しから摩利支天山は、ほぼ水平に岩稜の上を行く。そして740分摩利支天山三角点に到着。今日最初のピーク3等三角点名「御岳2959.5m」へ立つ。
乗越し直下から三の池

乗越し直下を登る

乗越し到着

乗越しから見る御嶽山

イワギキョウ
眼下に賽の河原へ下る火口が広がる。前に御岳山剣ヶ峰、右奥に継母岳が連なる。
北に継子岳の裾がチャオ御岳スキー場へ延びる。その向こうに乗鞍から北アルプスの山々が続く。
3等三角点名「御岳2959.5m」

摩利支天山から乗鞍

御嶽山と継母岳

摩利支天山から望む白山


摩利支天から賽の河原 中央アルプス 南アルプス 富士山を望む 左端に白竜避難小屋

来た道を引き返し、乗越しへ帰り白竜避難小屋へ下る。ここには小川某という開祖様の銅像がお祭りしてあった。
賽の河原はたくさんの仏様が供養されている様。あちこちに石積みや、お地蔵様が祭られている。
小石を敷き詰めた地面と島の様な植物群落が転々とあって、墓地の様でもあるし、庭の様でもある。
 
三の池と北アルプス
北アルプス遠望 手前は飛騨頂上と五の池小屋

賽の河原から二の池新館越しに山頂 左奥

見上げる先は二の池新館小屋からお鉢の淵、まだ2段・2つの池が上にある。
二の池新館小屋を通り、1段登って標高2,908mにある二の池の北側をお鉢の淵目指して100mほど登る。
賽の河原に降りて摩利支天山を振り返る 左側のピーク 

二の池本館越しに白竜避難小屋

二の池と二の池本館

お鉢の上から北方向

登った道を振り返る

二の池は、日本で一番高い所にある池だそうだ。此処には雪渓が正面に残っている。御嶽山全部の山小屋水源であり、頂上小屋へもここからポンプアップされているようだ。
お鉢についた

お鉢から白山


お鉢の向こうに剣ヶ峰
925分頂上火口の上に出た。スタートから2時間45分、絶景を何度も振り返りながらゆっくりと200m登ってきた。
お鉢をぐるりと回って頂上へ、あと小1時間だろう。
頂上火口は一の池だが水は無い、植物の緑も少なく、赤茶けて荒涼とした巨大なすり鉢だ。
お鉢を回ってくる登山者

剣が峰が近づく

益々近づく剣が峰

地獄谷に噴煙

地獄谷の上に大滝頂上
お鉢を回ってこられる登山者も3人ほどお会いした。皆さん頂上から回ってこられる方ばかりだ。
地獄谷の噴煙が見えだし、大滝頂上が見えると最後の登りが待っている。御岳神社の裏側の岸壁を登り境内へ出た。
剣ヶ峰へ最後ののぼり

大滝登山口から大滝頂上

1等三角点 御岳山3063.6m
登頂記念

久しぶり 管理人登場

御岳山頂上
今日2つ目のピーク3067m御嶽山の頂上だ。1等三角点名「御岳山 3063.6m」の埋標が待っていた。
1032分、スタートから3時間50分。とても山頂とは思えない立派な御岳神社にお参りし、すぐ下の頂上小屋売店で、登頂記念山頂バンダナをゲット。
御岳神社

中央アルプス・南アルプス越えに富士山ズーム

北アルプスズーム

二の池と雪渓

北方向を望む

しばらく富士山を眺めながら休憩、1042分下山に向かう。
二の池1115分、賽の河原手前でトウヤクリンドウの群生に出あい、白竜小屋分岐が1148分。
チシマギキョウ、ミヤマダイコンソウ、クロトウヒレン、オンタケナナカマドなど見ながら、トラバース道を五の池小屋へ1215分下山した。
ここでお昼を戴き、連れはおでん、私は中華そばで温まる。山での温かい食事は生き返る思い。日差しが有るのでテラスで頂いた。
二の池雪渓

トウヤクリンドウ

チシマギキョウ?

ミヤマアキノキリンソウ

ミヤマダイコンソウ

クロトウヒレン

オンタケナナカマド?

三の池へ下った

飛騨頂上からの下りは長い。1250分下りに向かいすぐに、登りでは気がつかなかったコマクサに遭える。見てみたいと思っていた。この時期見えたのはとても感激だ。
ライチョウに遭えれば完璧なのだが、そこまで望むのは欲が深すぎ。
コマクサ

ツララが出来た


登ってこられる人とすれ違いながらゴーロの登山道を天狗を真似てぴょんぴょんと下山・・・と思うが、そうは行かない。
杖に頼ってよっこらしょ・・・
おたすけ水で、小屋の管理人さんがボッカで上がってこられるのにお会いした。しばらく荷揚げの話を聴き、又お出でんさいとお別れする。すごい体力に感心した。
ここで14時、今度はのぞき岩だ。
おたすけ水 
五の池小屋の管理人さんがボッカで登ってこられた
241分のぞき岩、321分湯の花峠。
44分草木谷吊橋。
のぞき岩へ下る

湯の花峠へ下る

ジョーズ岩通過
草木谷吊橋帰着

御岳神社飛騨下社へ421分に下山。
ここでちょっとしたアクシデント、階段を踏み外して転倒、リュックがクッションになって助けられる。1700mの下りでだいぶ脚に来ています。
七福神が迎えてくれた

登山口無事到着
下山届けを感謝を込めてポストに投函。
温泉宿は駐車地から僅か50m下、車で玄関まで乗り付け、温泉につかり疲れを癒した。

1株だけ残っていたコマクサに遭えた
今回も、良い天気に恵まれ無事の下山、お山の神様・お天気の神様に全面感謝です。
濁河温泉の夕焼け

さよなら御岳山

今度登るから乗鞍岳
投稿118枚最後までご覧頂ありがとう山でした。