2015.4.18(土) 扇ノ山(1,310.0m)上山高原ルートSki登山
天候 快晴 5度℃ 13.8km 7時間13分 15,154歩 ↑908m↓862m 1/4人
内滑雪 約800m 7km
津山6:00⇒勝北支所経由⇒8:20上山高原P8:40→8:55ショーブ池→9:44コズッコ小屋分岐→10:47オオズッコ→11:06展望台→11:14頂上小屋昼食12:18→12:20姫路方向ドロップ12:55→13:03ふる里の森方向ドロップ13:59→頂上避難小屋14:18→コズッコ小屋分岐15:09→下山15:44P15:55⇒勝北支所経由⇒18:37自宅
今シーズンデビュー出来た山スキーも、今回で6回目となる。
先週師匠が滑った扇ノ山へ、山スキーのお誘いがあり、同行させていただきました。
皆さんの連れにしてもらい、朝6時半に勝北支所集合。Na氏 Ya氏 Ni氏 いずみやまの4人パーティーでスタートです。他のお三方は先週も扇ノ山を滑っておられる様です。
黒尾峠を越え、鳥取自動車道から9号バイパス経由、岩美町から兵庫県の新温泉町に入り山陰ジオパークの看板のあるおもしろ昆虫化石館で9号線と分かれます。
そして、海上集落を経て林道を登り、上山高原駐車場に到着。既に4・5台駐車してある。此処で標高900m。
そして、海上集落を経て林道を登り、上山高原駐車場に到着。既に4・5台駐車してある。此処で標高900m。
上山高原避難小屋 昨夜から泊っていたワンちゃんが出迎えてくれた |
辺りには残雪が残っている。此処から未除雪の林道を延々と辿ることになる。難所と思われた林道の斜面も、適当に雪が緩んで難なく登行出来る。
ヘアピンカーブを回ると、ショーブ池越えにコズッコからオオズッコへ続く稜線が、扇ノ山へ伸びている。
林道除雪終点スタート |
ショーブ池上からオオズッコへ続く稜線 |
2度林道上の雪が切れてスキーを担ぐ、50m位なのであまり苦にならないが、履いたり脱いだりするほうが面倒だ。
テックビンディングはトゥーピースとヒールピースが別々にセットしないといけない、その上リーシュ(流れ止め)も着脱が必要。1度の装着に3種の装着動作が必要で、なれない自分は手間が掛かる。トゥ-ピースの装着が1度でスピーディーに出来るようになるのも大分経験が要る。
もたもたするので、余計自分にストレスが掛かる。習熟し馴れるより他、仕様が無いのだろう。あせりで、シャッターを押すのもついつい雑になってくる。現役世代の動作についていくには何かにつけ、忙しなく事を運ぶ必要性が実感される。
林道難所を進む |
タムシバ |
コズッコ小屋下の説明板 |
しばらく進むとコズッコ小屋の指導票があるカーブに到着、林道とお別れだ。
9時45分歩き始めて1時間、此処で小休止、カロリー補給する。小屋は斜面を少し登った所にある、我々は反対側の斜面に取り付き、稜線に続く尾根を目指す。
マンサク |
河合谷コース分岐 |
ブナ林が続くなだらかな尾根を稜線を目指し、ひたすら登っていく。10:18分、1株で幹が何本にも分かれた特徴のある杉の株に出会う。あたりはブナ林なので、よく目立ち目標になる。
尾根上のタムシバ |
ブナの森を行く |
目印となる杉株 |
後で見ると此処はもうコズッコを過ぎていた。ログで確認するとコズッコは10:14分ごろ通過している。尾根から稜線へは見分けがつかないくらいに、なだらかで広いブナ林が広がっている。
だらだらと登って、前の小高い丘を上り詰めるとそこがオオズッコだ。正面に山頂避難小屋が見えるが、下って登り返すようになっている。
オオズッコへの登り |
春を歌うバニーガールたち |
向こうに頂上小屋が見えた |
ここの下りはちょっと面倒だ。ブナの根開きを避けながらシールを着けたまま下るので、滑ったり止まったりが予測できない。体中硬直させながらプルークで下ってゆくが、左右のスキーがギクシャクを繰り返すので制御するのがとても難儀。
今考えると体が硬直すると余計ギクシャクする訳で、こうゆう事象ではある程度緩み感覚がいいのかも?
先行し待っていてくれたお二人に怖かったと苦笑いするより他なかった。
後は、少し登り返せば頂上避難小屋、11時15分到着。歩き始めて2:37分やれやれ。フー・・・・・
オオズッコ過ぎの上地コース分岐 |
展望台 |
最後の登り |
頂上到着 |
頂上ログ |
頂上小屋 |
お待ち兼ねの休憩だー・・・ 避難小屋の2階で靴を脱ぎゆったり腰を下ろしてお昼です。
小屋には先客が二人居られてお食事中。天気のいい土曜日ということも有って登山にスキーにと多くの方々が登ってこられる。
中に二人のボーダーが、ふる里の森から登ってきたと云う、聞くと、今日開通したとのことであった。残念、八頭から登れば近くて、時間の節約にもなったのだが。後の祭り。
その後も10人くらいの団体さんや、ご夫婦、姫路集落から4時間半かけて登ってこられた方など、本当に沢山の方たちが登ってこられた。
姫路公園方向への尾根 |
氷ノ山 |
ドロップした谷 |
お昼を1時間ゆっくりし、さて12:10分、今日目的のスキーに出る。ギャラリーさんもいらっしゃるのでいつもとは様子が若干違う。後に視線を感じながらのドロップだ。
ふる里の森方向への尾根へドロップ |
氷ノ山へ続く林道 |
西側の姫路側へ1回。登り返して今度はふる里の森方向へ1回。今度はツボ足で登り返して三度避難小屋へ到着。13時55分になっていた。
スキーも少し余裕が出来たのか、操作を考えながら滑れた。踵寄り加重で支点をつくり前後左右の足裏操作、上体のアンギュレーションの利用を意識し、外方向に押しズラしていく操作。ザラメが合っているのか?中々良い感じ。登りはキツイが。・・・・・
帰り:オオズッコへ登り返してシールをはがす 自分はツボ足で登り返した |
目標杉(アシウ杉)まで滑り下った |
頂上で休憩の後14:15分下山に向かう。1時間半位で下れるかな?16時前だなと計算する。最初東斜面をトラバース、鞍部からは担いでオオズッコへ、此処からずっと下り、途中で林道の雪の切れ間が2箇所有るだけだ。
林道下のタムシバ |
ショーブ池へ下った |
最後の滑走を楽しみながらショーブ池を通過し駐車地へ、到着は15:45分ちょうど1時間半で下っていた。
下りは自分が大分足を引っ張った感じ、スキー脱着の操作の習熟をしなければと思う。
体力強化はもちろんだが・・・・・
三連荘の週末も終え今日は雨模様、外では市議の選挙カーが盛んに訴えを流しています。
晴天の下、ご一緒してくださった皆様にお礼申し上げます。
山の神様・天気の神様ありがとう山でした。
投稿39枚最後までご覧くださりありがとう山でした
ここに孤高の登山家加藤文太郎氏が歩かれた扇ノ山の登山記をコピーして見ました。
よろしければ、読んでみてください昭和2年5月の登山記です。
兵庫立山登山
私は兵庫県と鳥取及び岡山県界の山脈を兵庫アルプスといい、海抜千五百メートル一の氷 ノ山を兵庫槍、三室山を兵庫乗鞍、一番南の一三四四メートル六の山(現 後山)を兵庫御嶽と呼んでいます。扇ノ山は頂上が全部鳥取に入っているから、この山の前山(現 オオズッコ)を兵庫立山ということにしました。この立山の高さはよくわかりませんが、一二八〇メートルくらいでしょう。私は昨年九月、この山と扇ノ山へ登るために私の故郷浜坂に下車したのが午前三時半頃でした。私の家に寄って四時過ぎ出発、浜坂に流れている岸田川、すなわち兵庫黒部川を遡って、霧ヶ滝に着いたのは十時頃でした。この滝は水量が少ないのと高さが二百尺以上もあるため、水は途中で大部分霧になってしまうようです。それで霧ヶ滝というのでしょう。ここまでは村人が炭焼きにくるので道がありますが、ここから頂上までは道がありません。そこで少し下って東側の小さい尾根を登り一時間くらいもかかってやっと九〇〇メートル以上の高原のようなところに出ました。ここからスズ竹が網の目のように重なり合っている中をラッセルするので、一時間僅か五町くらいしか進みません。これを突破し滝の上流に出て小川を上り、またスズ竹の中をラッセルして兵庫立山(現 オオズッコ)の頂上に午後一時過ぎに着いて、一番高そうなところの木に登って四方を眺めたときは、今までの苦しみは一掃されてしまいました。北の方鳥取から香住までの海岸が絵のように見えます。東に兵庫白馬(現 仏ノ尾?)と三角点のある兵庫鷲羽等(現 青ヶ丸?)は飛んで行けそうに近く見え、これらのあいだを越して兵庫大天井すなわち鉢伏山が岡のような顔を見せているし、今きた高原も眼下に白馬と鷲羽から流れてきています。兵庫槍(現 氷ノ山)も大きな尾根を東西に引いて雄大に見えます。もちろん扇ノ山は近いので一層大きく雄大な裾野を引いて西へ沈んでいるのは、なかなか深山的です。立山(現 オオズッコ)を下って扇ノ山に登りました。ここは鳥取の人が炭焼きにきて少し木を切っていて楽に歩けます。頂上辺で炭焼きの人に逢い、鳥取県からはこの山へ道があると聞きました。扇ノ山の三角点は木が茂っているのと汽車の時間が気になるので、急いだため見つかりませんでした。そしてスズ竹の中を東方へ下って川に出ました。この川も以前の川も溶岩の中を流れています。但馬のスキー場神鍋山 と同じ頃か、もっと古い火山でしょう。裾野を見ても火山であったことを思わせます。川を下って行くと五時頃村の人に逢いました。この人は川にミノすなわちレインコートの材料にする草(スゲと思われる)を取りにきていたのです。そして私が、この道のない山に登り、よく出てこられたと感心していました。ここからはすぐ道がありました。村(現 菅原?)へ下ってもとの道を浜坂へ帰り、午前一時の汽車で故郷を離れました。低い山でも道が無いと苦しいですね、測量した人はなかなか苦心していることがよくわかりました。(朝4時から13時間の行動時間 約60kmくらい有ります。)
ここに孤高の登山家加藤文太郎氏が歩かれた扇ノ山の登山記をコピーして見ました。
よろしければ、読んでみてください昭和2年5月の登山記です。
兵庫立山登山
私は兵庫県と鳥取及び岡山県界の山脈を兵庫アルプスといい、海抜千五百メートル一の
(一九二七・五)
3 件のコメント:
今回も山スキーに誘っていただき
今シーズン47日目の板を履くことが出来ました。
目標まで後3日ですがどうなりますことやら?
いずみやまさん こんにちは
扇ノ山を満喫されたようですね。
目印の大杉は、天然のアシュウスギ(アシウスギ・芦生杉)です。
22日に烏ヶ山(カーラ谷)に行きましょうか?
カーラ谷の残雪、滑りは問題ないと思いますが、登りに利用する尾根をどうするかが問題ですね。
今晩は師匠
よろしければご一緒させてください。
まだスタッドレスとキャリーも積んでます。
スケジュール指示してくだされば車出します。
よろしくお願いします。
コメントを投稿