2015.9.15~18(火~金) 妙高山・火打山登山 VOLⅡ
3日目 曇後雨 13℃ 火打山(2,462m) 14.9km
10:27分 20,298歩
↑847m ↓1,552m
4:00テン場撤収5:45→6:40茶臼山→7:15高谷池ヒュッテ7:40→8:03天狗の庭→8:46ライチョウ平→9:32火打山9:45→11:10高谷池 昼食12:35→13:36富士見平→15:35黒沢橋→16:08笹ヶ峰登山口⇒赤倉温泉泊
4日目 赤倉温泉9:00⇒631km 8時間⇒17:00津山着
§2 火打山登山
さて、テント場での出来事。
朝方、外でなにやらブヒブヒと声がする。シシが来ている。食べ物の臭いに釣られたのだと思い、襲われると大変と思って、手をパンパンと叩いて人が居る事をアピールしたつもりだった。
ところが、あちらさんは鉄砲と思ったのかキィーキィーと騒ぎ立てて興奮してしまった。
となりのテントの方やロッジの皆さんを起こしてしまったようだった。3時過ぎだったので、皆さんぼちぼち起きようかと、思っていらっしゃったとは思うのだが、要らぬ手叩きをした感じで申し訳なかった。
猪は吠えながら、間もなく奥のほうへ移動していった。
さて、一件落着し、4時起床。さあーと起き出したら、今度は連れが蹲る。
冷や汗が出るというので、はは~んと思い当たる。軽い貧血状態だ。横になり様子を見ることにする。
しばらくしてぼちぼち動き始めたので、朝食はお湯とミカンくらいで軽く済ませ、(もちろん自分はしっかり腹ごしらえ。貧血の人にはゴメン・・・・)5時45分から行動に移った。
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黒澤ヒュッテテント場を後にする |
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黒沢池に沿って上ってゆく |
今日は、少し軽くなったバックパックを担いで高谷池ヒュッテまで100mほど登り、其処に荷物をデポして火打山を往復する。
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黒姫山が見える |
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茶臼山付近から黒沢池を振り返る |
5時45分黒沢池ヒュッテテント場を後に黒沢池に沿って登ってゆく。連れの様子を見ながら極ゆっくり歩き始めた。振り返ると池とヒュッテが絵のようだ。
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外輪山越しに妙高山を振り返る |
見晴らしの良い丘をだらだら登って小1時間、茶臼山に到着。今日も何組か登山者にお会いする。天気は下り坂だけど結構登山者がいらっしゃる。
茶臼山を過ぎた辺りからポツポツ落ちてきだした。大したことは無いのでそのまま高谷池を目指す。高谷池手前はゴーロ道で足場が悪い。バックパックに振られバランスを崩すと岩から転げ落ちるので、ゆっくり慎重に池を目指して下る。
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高谷池のナナカマド |
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高谷池分岐の指導票 |
高谷池沿いの分岐に出て、さらに小屋を目指す。7時過ぎ、黒沢池から1時間半の行程だった。
黒沢池より1段高い高谷池は紅葉も一段と進んで、天気は崩れても充分観賞に答えてくれる。
小屋へ着く前、作業の方たちの一団とすれ違う。十四・五人はいらっしゃるようだ。雨の中を作業に出て行かれる。ご苦労様です。
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小屋から再び高谷池 |
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天狗の庭を目指して登ってゆく 奥に火打山 |
小屋へ荷物をデポし、再び身軽になって火打山を目指す。まづ、天狗の庭へ、次にライチョウ平へそして頂上へと、ルートを進むのだが、雨と風が出て落ち着いて行動できなくなってきた。
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天狗の庭から火打山 |
うつむき加減で木道やゴーロノ道を登ってゆく。天狗の庭で木道の付け替え作業しておられる。挨拶して進むと上の道も付け替え作業中、崩壊した登山道の横に新たな登山道が笹薮を切開いてつけてある。
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ライチョウ平 |
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ナナカマドの紅葉 |
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番のライチョウ |
少し登って方向が変わるとライチョウ平だ、此処からは木製階段を九十九を切って登ってゆく。公園レンジャーの方がライチョウの観察をしておられた。視線の先に雷鳥の姿があり、お初のライチョウが撮影出来た。
しんどい登りが済むと小ピークを越えて、頂上へ伸びる平らな稜線へ載る。ハイマツの中を進んでいくと再び登りになる。登り詰めると突然頂上広場へ到着した。
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登頂記念 この後の撮影は雨のため終了 |
早速登頂記念の撮影。しばらくすると別の登山者の方も到着、記念撮影をして差上げる。眺望は無いし、雨風が強く長居は無用、少し下ったハイマツの影でエネルギーを補給し下りに向かう。
来た道を引き返し小屋まで降りてやっと一息つけた。靴を脱いで座敷に上がりお昼にする。
雨は益々強く、到着される登山者の方も、此処で泊り停滞される方もいらっしゃる。
我々も予定を再考、今夜の戸隠牧場キャンプ場のテント泊は取りやめ、赤倉温泉へ移動、温泉で1泊して疲れを癒すことにした。そうと決めれば少し元気も出た。
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高や池ヒュッテTシャツゲット |
下りの重さも耐えられると言うもの、12時半に小屋を後にする。今度は黒沢岳西斜面をトラバースしながら下り、昨日分かれた富士見平の分岐を通り、登った道を十二曲り、黒沢橋と降りてゆく。
足元が泥濘スリップに注意して下っていたのだが、トラバース道のネマガリダケの株で滑って尻餅をつきそうになった。ストックで支えたもののバックパックの重さもあり耐えられず、ストックが折れて尻餅をついて仕舞った。
BD製のストックも思わぬ力が掛かると一たまりも無かった、3本つなぎの2つの継ぎ目で2箇所同時に折れていた。もう1本のストックを出し、事無きを得たのだが、又出費がかさみそう。
下り終えるまでに3度転んでしまった。3度転んだからもう転ばないよ、と訳の解らないねぎらいの言葉をかけてくれる。
黒沢橋からの緩い木道下りがとても長く感じたが、無事に登山口ゲートに帰着出来た。用意していた下山届けを投函し今回の遠征終了。一礼・・・・・
後は一目散に赤倉温泉に下り、冬に泊った宿で、美味しいご飯をいただきました。翌日冬の妙高と同じく、快晴の妙高山を撮影し。満足して帰路に着きました。
この遠征も、お山の神様にお世話になり、無事山を降りることが出来、感謝です。
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赤倉温泉の朝 |
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最後に晴れた妙高山 |
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2014.12月の妙高山 |