2024年6月29日土曜日

2024.6.19∼21 (水∼金) 大雪山縦走

2024.6.1921 (水∼金) 大雪山縦走

//☂ やや強風∼強風 3152人 ↑2,609m3,644m 43.7Km 55:0170,331

忠別沼から望む忠別岳



津山17日(月)17:00⇒舞鶴港23:30⇒⛴ 小樽港1820:30⇒滝川SA車中泊⇒旭岳ロープウエイ8:00姿見駅8:10⇒登山口

19日()初日 姿見駅登山口8:25→旭岳石室8:456合目9:17→金庫岩10:3810:52旭岳11:1012:10間宮岳分岐12:35→松田岳13:20→北海岳13:3615:00白雲分岐15:1015:40白雲岳16:00→白雲分岐16:3817:20白雲避難小屋泊

20日()2日目 白雲避難小屋5:20→三笠新道分岐6:50→忠別沼9:40→忠別岳10:58→忠別避難小屋分岐12:1312:34忠別避難小屋泊

21日()3日目 忠別避難小屋4:20→五色岳5:41→ヒサゴ沼分岐7:04→化雲岳7:27→第2公園10:37→第1公園11:45→観瀑台14:31→天人峡登山口15:22⇒タクシー⇒旭岳ロープウエイ駅16:30⇒旭川道の駅泊

22() 旭川観光⇒占冠道の駅泊

23() 十勝二風谷コタン観光⇒苫小牧東港23:30⛴⇒

24() 敦賀港20:30⇒津山2500:50

日本海フェリーで小樽港を目指す

旭岳ロープウエイで姿見登山口へ
 

梅雨のない北海道へ遠征に向かう。天気は、快晴ではないものの大きな崩れは無い予報。で、目指すは、北海道の屋根の百名山、大雪山の旭岳からトムラウシの2座縦走だ。

 

その顛末を綴ってみます…(^^)/ ちょうど出発の翌日が、中国地方の梅雨入りでした。

梅雨を避けるように、旭岳から34日でトムラウシ縦走を計画したが、悪天候のため途中下山と云う結果になった。

 

さて、夜半に小樽港に下船し、小樽イオンで買い出し後そのまま高速で旭川を目指します。途中、野幌SA50年前の記憶を辿ってみます。酪農学園在学中には高速道路は無くて、江別へ向かうRoute12号が走っているだけのところでした。懐かしい味の氷下魚をゲットし寝酒のお供にして、滝川SAで車中泊…🥱💤

 

エゾノツガザクラ


チングルマ

スタート

翌朝、旭川鷹栖ICから旭岳ロープ―ウエイ駅まで移動し、始発ゴンドラで姿見駅から入山です。早速エゾノツガザクラがピンクの花で歓迎してくれました。チングルマやエゾコザクラも咲いています。姿見の池まで登ると、シュー々〃と噴く噴煙の向こうに山頂が見え興奮マックス・・💪

旭川市街方向

姿見池から旭岳

ハイカーが次々に登る
トムラウシ方向の残雪の峰

旭岳石室を過ぎ第5展望台で眺望を楽しみます。大雪の残雪の山波から、旭川市街までグルッと見渡せ、北海道はデッカイドウ・・実感😲

 

火山特有のザレ道を登り6合目へ、ハイカーが次から次へと登って行かれる。我々も一歩ずつ重い荷を担ぎ上げる。4日分の食料を背負って、前回の四国遠征よりも重い荷だ。ゆっくり々〃登ります。

風邪とガスが出た

9合目通過

金庫岩が見えた

風が強く、ガスも出て来て寒いので雨具を着て9合目2,196mへ着きました。しばらく登って金庫岩を過ぎると山頂はすぐ、1052分北海道1座目旭岳2,2901等三角点登頂です…\(^o^)

ガスの中登頂…\(^o^)/

地獄谷を俯瞰

中岳温泉方向

晴れた

これから向かう北海岳(中央)~白雲岳(右手)

ガスの中登頂でしたが、しばらくすると晴れてきた。これから向かう白雲岳方向も見えている。お昼には少し早いので、次へ転進すると、ハイカーも減り、静かな登山道へなってくる。そして、最初の核心部、旭岳裏雪渓下りだ。

ミネズオウ

旭裏雪渓を下る

間宮岳分岐でお昼

ザックザックと雪渓下りを楽しみ、鞍部から少し登り返します。間宮岳分岐に12時半についた。先行の2人パーティーと入れ違いでお昼にします。お2人はこの後、北海岳から黒岳へ下られるそうです。

火口壁を松田岳へ向かう

松田岳・北海岳が見えてきた 右は白雲岳

イワウメ

花壇の中を進む
 

休憩後、我々も後を追って北海岳へ向かいました。お鉢平の火口壁を回って松田岳から北海岳へ一時間程で着きました。13:36分です。何も生えない砂礫地に見える道も、歩くとミネズオウやイワウメの花園があり、快適な道が続きます。

北海岳到着
方向を変えて白雲分岐を目指す
エゾオヤマノエンドウ

白雲分岐到着

北海岳は黒岳方向と白雲岳方面の分岐。我々は南西に方向を変え、白雲岳へ向かいます。雪渓を越え白雲分岐へ、えぐれた登山道を進みます。登山道は保護のため植生回復土嚢が積まれている。白雲小屋では維持管理費と植生回復の土嚢袋購入募金箱があり、我々も2人分6,000円を募金させてもらいました。

見て見たかったゼブラ模様…\(^o^)/


2つ目の三角点 3等「大石狩岳」

 

白雲分岐で荷をデポすれば身軽に白雲ゼブラを見られるのですが、ここはヒグマ生息域、バックパックをかついで白雲岳へ向かいました。途中の雪渓は少し緊張を強いられましたが、30分で山頂へ、目的の白雲ゼブラへご対面です…\(^o^)

見納め

白雲分岐へ下ろう

やや強風の山頂からは、時折ガスが舞うゼブラ模様が望めます。ゴーロの山頂は長居もできず下山します。16:38分再び分岐へ帰り、今日のミッション終了。後は小屋へ下るだけです。キバナシャクナゲやエゾノリュウキンカの花を楽しみながら、今夜の宿へ17:0分に到着しました。


キバナシャクナゲの道を下る

小屋手前にエゾリュウキンカ
エゾコザクラに西日が当たる

山水図の様

小屋から高根ヶ原トムラウシ方向

 

小屋は1階に我々を含め3パーティー6人と、2階へ多分お2人の8人の泊り、テンバは1張お一人の様です。今日の登山を回想しながら🥃💤🥱

 

2日目朝

3:30起床、さっそく朝日を撮りに小屋を出た。北の大地2日目の朝もいい天気、南のトムラウシが焼けている…\(^o^)

朝日は緑岳の稜線に阻まれ、5時前昇って来た。太陽に日暈が見え、ちょっと心配?

朝一の撮影タイム

焼たトムラウシ

日暈を被る朝日
 

すると、同宿の方がドローン撮影を始められた。パートナーも出てこられ暫し、懐かしい北海道時代の話をした。

出発前に話した、2階の人は、白雲小屋初代の管理人さん、なんと(@_@)、生まれは津山市の方、小屋の看板はこの方の揮毫。小屋内に初代小屋の看板があって、この字を書かれた方でした。秋までここで登山道の整備や山の保全をされると話されていた。小屋周りのロープの設置をして、明日には今年の小屋番さんが登って来ると仰ってました。1日前準備して、予定通り22日土曜日から管理小屋になる様です。

新小屋看板

初代小屋看板

ヒサゴ沼までと今日の予定を話すと、この先高根ヶ原で花が変わって、忠別岳はハイマツ漕ぎ、五色岳前後も藪があって、化雲岳へはほぼ水平移動だが2kmに及ぶ木道がある。老朽化しているので気を付けてと、この先の説明をしてくださった。この後歩いてみて、この説明は真に当を得て有難かった。その節はありがとうございました・・・🙏

ミヤマキンバイと朝日

チシマアマナ

小屋を後に
朝日を背に出発

花も小屋周辺はミヤマキンバイ、そして下はメアカンキンバイ、エゾオヤマノエンドウは亜種、ホソバウルップソウやコマクサも見られると教えていただいき先が楽しみだ・・(^o^)

高根ヶ原から小屋を振り帰る

なだらかな花畑が続く

高根ヶ原を楽しむ

お花畑を行く

メアカンキンバイ

エゾイソツツジ

チングルマ

 

520分スタートし、高根ヶ原へ下る。ミヤマキンバイはメアカンキンバイへ変わり、ウルップソウとコマクサの花芽が見えだした。三笠新道分岐を過ぎた頃から曇りだし、忠別沼の辺りから風が出て雨が降り出した。

空沼が見えた
1,757m標高点
エゾノハクサンイチゲ
ミツバオウレン
コマクサ

忠別沼が見えた

ヒメイチゲ

カメラが電池切れしたが、雨降りに交換はしたくない。忠別沼から忠別岳のロケーションはスマホで撮るより仕方ありませんでした。ハイマツの滴でグショ々〃になりながら忠別岳に11時前に登頂。下りに向かうと天気はさらに下り坂、ガスが出て風が強くなり、歩きながら停滞も視野にいれ先を思案。

スマホで忠別岳

無理せず今日は忠別避難小屋で停滞し、明日の天気次第でトムラウシまで行くか、あるいは、化雲岳から直接下山するか様子見することにした。ヒサゴ沼避難小屋まで後約5㎞、明日天気が回復すればその先トムラウシまで往復で16㎞ほどだ、ひさご沼へ荷をデポすれば登頂は十分可能になる。

 

忠別岳登頂・・💦

忠別避難小屋分岐から避難小屋へ向かった。雪渓を降りて12時過ぎに避難小屋へ着き、濡れた雨具や手袋を干し、ゆっくりするが、気化熱で体温を奪われ寒い。小屋は13℃あるが体感はもっと寒く感じた。昼は買い出しの結びで済ませ、夜は飲料水も少なく、カレーと白米を温め夕飯にした、残り湯を明朝の味噌汁にして、水を節約する。小屋前には雪渓があり愈々になれば雪渓の水が汲める。もちろん浄水が必要だが。

 

忠別避難小屋で停滞

夕方は小屋温度11度、外は強風が吹き、停滞は仕様が無いと思えてきた。ラジオの天気予報を聞きながら・・・🥃😅💤

 

明日、明後日と梅雨前線が日本海へ北上し、天気回復は期待薄。明日の下山を覚悟して眠ることにした。

 

3日目朝

忠別避難小屋分岐 ガスで視界悪し

天気悪し 山を降りるかな~

3時過ぎに起床して、味噌汁とパンで朝食、外へ出ると曇りで風は弱まっていた。トムラウシは諦めて、直行下山することにして4時半スタート、雪渓を登り返してまず避難小屋分岐へ戻る。次に五色岳を目指しハイマツ帯を登って行きます。5:40分に五色岳登頂、倒れた標高点標柱がむかえてくれた。

ガスが抜けると五色岳
五色岳から化雲岳へ向かう

なるい道を時折薮漕ぎしながら進むと、聞いていた通り劣化した木道が現れた。ガスの掛かった雪渓も有りルートファインディングも必要です。木道脇は花畑、ホソバウルップソウ・エゾコザクラ・エゾノハクサンイチゲなどの花が見られたが、ガスに巻かれてくすんでいる。2㎞ほど進むとトラバースしてヒサゴ沼へ向かう分岐があった。下山道は化雲岳を越えて行く。

ホソバウルップソウ
エゾコザクラと?

ヒサゴ沼分岐



稜線を20分程緩やかに登るとトムラウシ→5㎞、天人峡温泉→11.5㎞の分岐指導票が立っていた。背後のガスの中に巨大な岩影が見え化雲岳到着です。3等三角点「化雲岩」(1954.4)も立っていた。旭岳1等・白雲岳3等と化雲岳で今回3つの三角点を踏んだが、本州では4km離れれば1点くらい選点されているが。さすがに北海道は間隔が広く、10kmくらい離れたところもあるようだ。それだけ見透しが利くと云う事らしい。

化雲岳のヒサゴ沼トムラウシ分岐

8っつ目サミット 化雲岳登頂\(^o^)/

化雲岳&3等三角点「化雲岩」

時折小雨の中、長―い下りが始まった。ガスで見通しが利かずルートファインディングしながらで、道は快適なのだがスピードはノロい。雪渓を越え、一段下ると沢筋の水溜りが続く。あっちに飛び、こっちに飛びして泥炭の道を下る。下から単独登山者が登って来られ、お互い今日初めての人間遭遇になった。

ウソ



泥炭の下山路

第2公園付近

ミズバショウとハクサンチドリ

第Ⅰ公園へ下山

木道と花畑


第1公園のワタスゲチングルマ

2、第1公園は木道だ。昨年アクシデントがあったので注意して下るが、2人ともスリップ転倒した。管理人は臀部を打ち、今も尻が痛い。連れは転倒して滑り落ちたが、笹薮に助けられ怪我は無かった・・ヤレヤレ😅

 

第Ⅰ公園ではスズランらしい?群生が見られたが花は無い。この先咲くのかな⁇

湿原はワタスゲ、チングルマの花畑でした。木道に腰掛けて行動食でお昼を摂って再び歩き始める。山行記録で長~いことは知っていたが、実際に歩き、そのタフさを体感した。実に長い下りだ。

ウコンウツギ

羽衣の滝

滝が見えた時は、やっと降りてきたと思えたが、さらにその先が長かった。滝見台へ降り、さらに500m下ると、やっと涙壁の九十九折れへ着いた。記録では33曲がりとか⁇書かれているが、ここまでくれば下山も同然だ。

天人峡登山口へ無事下山…\(^o^)/

 

登山口に降り、解体工事の塀に沿って側溝のふたを歩いて15時過ぎ、しきしま荘へ無事下山した。タクシー¥6,500で旭岳ロープ―ウエイ駅へ帰り、湧駒荘で温泉に浸かり、やっと人心地付いた。

旭川へ下り浜寿司で打ち上げ飯、久しぶりにゆっくりした・・・(--)y-゜゜゜旭川道の駅で車中泊。

 

今回当初予定の2座縦走は出来なかったが、再びトムラウシへ挑戦する機会が出来たし、最初に北海道最高峰へ登頂出来たので十分満足した。この後2日観光に充て、旭川からゆったり苫小牧を目指した。

45日目は観光

ハイランド富良野

麓郷展望台

ラベンダー



二風谷コタンの遊歩道


スズラン群生地の蘭?

スズラン群生地 花は終わって閉鎖されていた

帰りの⛴

北行き「すいせん」と交差



旭川のアイヌ博物館 川村か()と記念館・旭川ラーメン村からハイランド富良野と麓郷展望台でラベンダーを見て、占冠道の駅で車駐泊

平取町二風谷コタンから芽生(めむ)スズラン群生地を訪ね、道の駅むかわで昼食、苫小牧に出てイオンモールのモンベルに寄り、夜はお好み焼き風月で野菜とジンギスカンの鉄板焼きを戴きフェリーへ乗船した。最後に苫小牧西港の八戸行フェリー乗り場に行くアクシデントがありましたが、余裕をもって苫小牧東港周文埠頭の敦賀港行へ回れました。

思い出いっぱい・・・😂

 

初回の北海道遠征は、戸惑うこともありましたが、無事にまずまず成功裏に終えることが出来満足出来ました…\(^o^)

 

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最後までご覧いただき(’’▽)ありがとう山でした・・・🙇‍♀️‍🙇 





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