2014.6.19(金) 剣山1,955m三座縦走登山
津山4:15⇒202km 3:55m⇒8:30見ノ越駐車場8:40→西島駅9:43→刀掛の松10:4→不動の窟10:21→お鎖10:26→縦走路合流11:10→一の森ヒュッテ11:20→一の森三角点11:32→11:37一の森頂上昼食11:55→二の森12:19→12:50剣ヒュッテ13:00→剣山三角点13:8→ジロウギュウ峠13:37→14:3次郎笈14:13→ジロウギュウ峠14:45→大剣神社15:16→西島駅15:40→15:56見ノ越16:5⇒201km 4:17m⇒20:55津山
7:30分 3人 26,264歩 約11.5km ↑1,082m↓730m
リンクさせてもらっている山行ブログに高速割引「6月で縮小」と言う記事が目に付き、「いずみやま」管理人も遠出をしてみようと四国2番の高峰「剣山」を目指す。
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大剣神社岩塔 |
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手前から二ノ森 剣山 次郎笈 |
昨年秋、石鎚山の紅葉狩り以来の四国遠征。夏の山行に向けトレーニングも兼ねて3人で出かけた。
津山から200キロ、徳島県美馬郡つるぎ町まで朝駆けする。途中、吉備SAで昼食とおやつをゲットして瀬戸大橋を渡る。坂出から丸亀に入り、まんのう町経由で阿波の国美馬までルート438号を南下する。吉野川の谷から再び貞光川に沿って見ノ越まで標高差1300mを登ってゆく。
狭いジグザグの道を走り8時半に登山口となる見ノ越に着く。支度して登山リフトで登るか協議する。リフトは9時始発。15分ほど待って乗ることになる。
手前の駐車場から、二・三のパーティーが出発していく。我々も朝一番でまだ元気、三人共鼻息が上がって、スタート前のパドック状態だ。足が遅い駄馬ばかりのくせに、空元気だけ人一倍。
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鼻息荒い女子お二人 |
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ルート確認 |
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登山口から見ノ越方向を振り返る |
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剣山神社の参道が登山口 |
という事で、上の西島駅を歩きで目指すことに、今回は、次郎笈・太郎笈・一ノ森の三座を縦走したいと思っている。それぞれのピークに三角点があり、一度で3つの三角点に会える楽しみがあるルートを歩く。
リフト乗り場の少し手前にある剣神社の階段が登山口になっている。神社にお参りをして、お社脇の宿泊所前から山道に入り、斜面をトラバースしリフト下のトンネルを潜る。
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山道に入る |
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トンネルを潜ると分岐がある ここはリフト沿いに登る |
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1,600m指導票 |
出た所に分岐がある。ここはリフト沿いに登っていく登山道へと進むみ、4・5人のパーティーに道を譲る。上の西島駅まで標高差330m約1時間の登りになる。
辺りはブナやヒノキ・コメツガ・ミズナラなど、自然林が繁っていて、森林浴しながら登れる。林層が代わってくると亜寒帯の針葉樹林帯に入ってくる。しばらく登ると1,750mの西島駅の北側へ出る。
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ヒノキの大木 |
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下で別れた遊歩道と合流 |
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西島駅 |
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三嶺方向 |
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頂上ヒュッテ |
駅から赤ちゃんを背負った家族連れが出てこられた。おじいちゃん・おばあちゃんと息子夫婦・赤ちゃんと言う微笑ましい光景に出くわせた。
駅を回って尾根の道を刀掛の松を目指して登っていく。ここには刀掛のような白骨樹の倒木が有り。剣山頂と行場への分岐になっている。我々は行場から一の森を目指す。
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刀掛の松 |
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キレンゲショウマ説明板 |
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行者場へ進む |
行場は石灰岩の白い岩場で、不動の窟・オクサリ・お花畑と見所の多い道になっている。苔むした岩肌の下に伸びる気持ちよく整備された道を辿り一ノ森を目指す。
緩やかなのぼりになると縦走路との合流が近い、そして新田次郎の殉難碑がある稜線縦走路に合流した。富士山頂に次ぐ有人高所測候所が2000年まであった剣山の悲しい記憶を伝えている。
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不動窟 |
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オクサリ |
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行場指導標 |
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穴吹川源流 |
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キレンゲショウマ群生 |
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殉難の碑 (新田次郎) |
目の前には一ノ森山頂がすぐそこに見えている。巻き道に入って一ノ森ヒュッテを目指す。11:20分ヒュッテ手前にある資材運搬ケーブルにたどり着く。避難小屋の奥に御用の松に埋もれるように建つヒュッテが迎えてくれた。
庭に休憩テーブルがしつらえてあり、お昼にしようかと思ったが、先発パーティーが降りてこられた。すぐ奥に三角点があると教えていただいたので三角点に行ってからお昼にすることになる。
1879.6mの一ノ森三角点は、頂上より南に少し下ったところに有りササに埋もれてGPSで探索する必要があった.。一ノ森から槍戸山を経由してスーパー林道に下りるこのルートは訪れる人も少ない感じである。
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一の森ヒュッテへ左の巻へ進む道 |
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資材ケーブルと避難小屋 |
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3等三角点名一ノ森1879.6m |
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一ノ森頂上 誤差-5m |
ここから頂上へ折り返し誰も居ない一ノ森頂上でお昼をいただく。12時ちょっと前だが、朝4時の朝食から時間も距離も長かった。
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二ノ森から剣山 |
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次郎笈と太郎笈(剣山) |
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次郎笈 |
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奥の槍戸山への縦走路 左のピークに三角点 |
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コリトリへ下る尾根 |
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避難小屋と一ノ森ヒュッテ |
元気を取り戻し、さっきの殉難碑に帰り今度はシコクシラベ(松科 常緑高木)の森で有名な二ノ森を経て剣山頂を狙う・・・・と、その前に山頂ヒュッテで登頂記念をゲットしよう。
朝頑張って歩いたので登りのリフト代が少し節約できた。ここでは剣山頂バンダナとヒュッテご主人が撮られた「花かおる剣山」のガイドBookをゲットできた。
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殉難碑のある分岐へ帰る今度は縦走路を行く |
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二の森
シコクシラベ |
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剣山が近づいてきた |
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ダケカンバ純林 |
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白骨樹 |
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ヒュッテで山頂だけのお土産ゲット |
剣山1等三角点は流失が激しいのか、しめ縄と栗石に埋もれている。周りは木道で近づけないので景色も入れて撮ってみる。
頂上台地では数組の登山者の方々が思い思いに休んでおられる。「これからあちらの山を目指すんですか」と問われ、出来れば次郎笈まで上って見ますとお答えした。
次郎笈を目指して下っていく、登ってこられるパーティーにお会いしたり、のぼり返しでも何組かとすれ違った。いずれも挨拶を交わし山の清々しさを体感できた。
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頂上大地を行く女子二人 左端が三角点 |
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木道を登る |
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2重にガードされた1等三角点 |
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記念撮影の女子二人 |
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次郎笈を目指す |
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1等三角点名剣山1955.0m |
ジロウキュウ峠は1,770mくらいで、180m下って、150m登り返すことになる。次郎笈4等三角点1930.0mには14時過ぎに到着する。コン柱に埋められた4等プレートを撮り、予定通り2時間で三座縦走完了だ。
下山完了までが登山、下りのほうが事故は多いことを肝に銘じ、改めて下りにかかる。
来た道を少し引き返し、丸石・高ノ瀬・三嶺方面への縦走路を300mくらい下り、途中から水場のある巻き道へ入る。
再びジロウキュウ峠へ出て稜線の縦走路から分かれ大剣神社への巻き道に進む。ここでトレランをしてきた二人組みに追い越される。しばらく下ると二度見展望の分岐に着く。
遊歩道コースに入り西島駅に下る。剣山の名前の由来とも言われる巨大な石灰岩の岩塔を見ながら進むと、ぱらぱらと降り出した、途中の東屋で、上だけカッパを羽織る。
ここでも後続のパーティーに道を譲る。今日も誰も追い抜くことは無く皆さんに道を譲り、、いつものゆっくり歩きでほぼ予定の時間で下ることが出来た。
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大剣神社岩塔 |
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西島駅到着 |
下りは帰りの時間と疲れを考慮して、リフトで下ることにした。これは下りの怖さをのぞけば実に楽ちんだった。リフト下のツツジ・クガイソウ・タカネオトギリなどの植栽を観察しながら15分ほどで駐車した見ノ越駅に下山した。今日も無事下山でき、お山の神様に感謝です。
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リフト楽ちんです |
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リフトで降下中 固まっています |
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見ノ越見えた |
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朝潜ったトンネルの上 |
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帰りの道の駅でアイスをいただく |
本日の草木
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ヒメレンゲ(べんけいそう科) |
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キンロバイ(ばら科 植栽) |
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ギンロバイ(ばら科 植栽) |
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ズダヤクシュ (ぜん息薬 ゆきのした科) |
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シコクハタザオ(あぶらな科) |
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カニコウモリ?(きく科) |
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ツマトリソウ |
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ツマトリソウ(さくらそう科) |
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マイヅルソウ(ゆり科) |
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シコクブシ(きんぽうげ科) |
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バイケイソウ(ゆり科) |
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鶯 |
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ツルギミツバツツジ (植栽 つつじ科 ) |
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キレンゲショウマ (植栽 ゆきのした科) |
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レンゲショウマ (植栽 きんぽうげ科) |
投稿81枚最後までご覧頂きありがとう山でした。
1 件のコメント:
今回はリンクさせてもらっているブログに触発されて四国遠征を思い立ちました。
夏の遠征に向けたトレーニングも兼ねて剣山三座を縦走してみました。片道200km、運転に疲れました。
景色は最高でしたが、昼からは雲が広がって来ました。
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