2014年7月13日日曜日

2014.7.11(金) 大山 野田ヶ山(1,344m)・振子山(1,452m)・ユートピア周回登山

2014.7.11() 大山 野田ヶ山(1,344m)・振子山(1,452m)・ユートピア周回登山

5:2091.2km 127m640中の原P715→自転車→川床駐輪730955大休峠1015→野田ヶ山11041237振子山1245→ユートピア小屋13451353ユートピア分岐 昼食1410→上宝珠越1435→元谷出合1520→治山林道1554→16:33中の原P1645⇒川床165797km 137m⇒1834津山

 928分 1人 19,050歩 約14km(内自転車3km)1,195m1,206m



台風8号が列島に被害を残して過ぎて行った。津山はそれほどの被害は無かったが、沖縄や九州、北陸でも風や、大雨被害のニュースがあった。被災地の早期復旧を祈るばかりだ。

10日ぶりに晴れ予想が出たので、再びユートピアの花見を計画した。今回は自転車を帯同し川床からユートピアに登ってみることにした。
中の原スキーセンターに駐車


川床に駐輪

昨年8時間40分かかった。今年もそれくらいと予想、午前中4時間半で振子山まで行く計画だ。ところが、朝大山に着くとガスが掛かって天気が今一。天気は昼前から回復する予報だが、不安を感じながら川床に下る。
振子山のログ 5時間2分かかっている
野田ヶ山の標高に、でも振子山1,452mの大岩です
谷川は清流で増水もしていない。濡れてはいるが、峠を目指すことにしよう。天気が回復しなければ峠をピストンすればよい。

いつもなら気持ちの良いブナ林を歩けるのだが、天気の回復が遅れている。ガスで薄暗い自然歩道を泥濘を避けながら進んでいく。泥濘と露に濡れながらの登山になる。

川床から阿弥陀川を渡る



度々泥濘がある。岩伏別れ


香取分れに着く まだ天気は回復しない

モチベーションが今一上がらないまま峠に到着。ベンチは先ほど乾きました状態。カロリー補給をしながら、さて如何するか思案をしていると、風が出て稜線が見え出した。天気が回復すれば稜線歩きは大丈夫。
甲川分岐



大休峠

先ほど乾いたベンチ

稜線が見えた

野田ヶ山を目指し再び登り開始。スパッツを途中でつけたので、足元は気にならないが、袖が露でぬれ気分が乗らない。枝を掻き分けるたびに袖口が濡れる。途中出合った大きなヒキガエル、お前はルンルン気分なんだろうなー・・・・・ おいらはこれから難所が待っている。足取り重いぞー
ヒキガエルはお湿りが好き

野田ヶ山から振子山を望む 天気はまだ回復しない

野田ヶ山から三鈷峰を眺める
野田ヶ山からルート名物親指ピークへは稜線の道。途中のイワキンバイや、ヤマツツジ、ナナカマドなど撮影する余裕がある。

ウラジロハナヒリキは良く繁る低木だが、触れるとズボンが濡れる。葉の表面に毛が生えていて水が溜まるような作りになっているようだ。
親指ピークが見える

振子山の稜線も見えた 少し天気がよくなりつつある

親指ピークはその名のとおりとんがった岩山、ゆっくり確実安全にクリアしながら緊張感を楽しむ。一度下り、振子山への登り返しは、急登と東谷への崩壊が進んで迂回路が必要な難路。周りの木立を掴んで安全を確保しながら登って行く。(おかげで今日は肩周りが痛い)

親指ピークが近づいた

上に見える1枚岩を登るのだ

親指ピークを振り返る

大休避難小屋が遠くなった

ダイセンキャラボクの雫が上から降ってくる。枝のコケに水滴がついて光輝いて美しい。当然撮影するが、大息でピントが定まらない。何とかシャッターを押す。
スタジオジブリの世界

補助ロープを伝って岩場を何箇所か登る。腕力で登ると息が切れる。途中から脚力を使って登るように意識すると、少し楽に登れるようになった。今回の気付きになった。

時間的には10分くらいだと思うが、一番長く感じた場所だった。さらに振子山の大岩に出て、東谷への崩壊地の上を踏み抜きを注意しながら巡り、やっと定番の岩に腰掛けて荷を解く。
振子山から三鈷峰

ユートピア

野田ヶ山と東谷

矢筈ヶ山


流れるガスがユートピア舞台の幕を一気に開ける。稜線を舞台セットに、お花畑の花々が登場、風になびいてラインダンスを繰り広げ、バックミュージックは吹きぬける風の演奏。ビュウービュビュワーン。鳥が翼の絵筆を振るい、飛翔する。すばらしい風景が周りをつつむ。

立ち去りがたいが先に進まねば下れない。ここからはユートピアの真中を避難小屋目指して登る。小屋までギボウシやクガイソウの花畑を撮影をしながらゆっくり歩く。小屋は改修工事がされている。2人の方が発電機を使って工事をしておられる。ご苦労様と声をかけ、三鈷峰への分岐まで下り、午後2時の遅いお昼にする。
振子沢分岐

象ヶ鼻分岐

ユートピア小屋 (工事中)
シモツケやカラマツソウをおかずに美味しくデザートまで頂いた。ユートピアにお別れし、この間歩いたルートを下っていく。上宝珠越からは例によって砂すべりを下る。


シモツケと一緒にお昼

勝間ケルンに向けトラバース開始

大屏風岩が見えた

上宝珠越

砂すべりへランディング
先日より雪が解けて上のほうまでガレバが伸びたようだ。浮石や崩落に気をつけながら元谷出合まで速やかに下ろうとするが、足元が不安定で時間がかかる。

出合の赤ペンキ目印まで下って一休み、元谷が一望できる。
砂すべりを下る

下ってきた砂すべり

砂すべり下部 残雪も少しある

危険を感じる砂すべり下部

下ってきた砂すべり谷





元谷出合
視線をめぐらすと、大崩や大屏風岩、下ってきた谷筋なども見ることが出来る。先回歩いたおかげで、河原コースを最短トレースの下り。
下った砂すべり

元谷

北壁 左端が砂すべり

大崩(おおくずれ)

治山林道から中の原中段に出て駐車地に下った。ゲレンデは草刈機が忙しく往来して冬の準備が出来ている。
山下ケルン通過

元谷から北壁

三鈷峰

治山林道に出た

今日のルートを振り返る

国立公園心得

ユートピア小屋工事告知

今回行動時間が昨年より、またまた延びた。このルート3回目だが歩く度に時間が延びる。解せないことだ。見所が増えるからか、ゆとりを持つことが出来るようになったからか、はたまたお天気によってか・体力減によるものなのか疑問です・・・・
ゲレンデは芝刈り やっと晴れた稜線が見える











スキーセンターに無事到着

いずれにせよ、今日も楽しく・厳しく鍛えてもらい、無事下山させていただいた。 
山の神様に感謝です。

今日の草木
アカショウマ

ツルアジサイ

エゾアジサイ

ギンリョウソウ

スノキ?

ノリウツギ

アクシバ

シモツケ

アカモノ


ウラジロハナヒリキ

ナナカマド

ヤマツツジ

ウスノキ?

イワキンバイ

カラマツソウ

サンカヨウ

キソチドリorトンボソウ?

コゴメグサ

シモツケ

ナンゴククガイソウ

オオバギボウシ

カラマツソウ


クサシモツケ
クサアジサイ
ヤマボウシ
ホソバシュロソウ
バイケイソウ
サラシナショウマ
ダイセンオトギリ
ミズキ
ホソバノヤマハハコ
花畑


花畑と野田ヶ山
花畑と三鈷峰
花畑と東谷
花畑と振子山
投稿99枚 最後までご覧頂きありがとう山でした。

2 件のコメント:

たくや さんのコメント...

いずみやまさん こんにちは

7月8日にメールを送ったのですが、届いていないか見て頂けていないようなので、下記に転記します。
要件を確認されましたら削除して頂いてOKです。

大山ユートピアの山行を拝見しました。
お花畑は7月下旬がピークでしょうね。

元谷で「下山ケルン」とありますが、「山下ケルン」の間違いでしょう。

大山方面に行く時には、農道を走って、久世ICから高速に入るのがいいと思いますよ(笑)

S_Ogawa さんのコメント...

たくやさんこんにちは、コメント読ませてもらいました。
記憶間違いしていました。
いつの間にか、山下さんが下山さんに変身していたようです。
早速訂正しました。ありがとうございました。

今回は私も久世まで走ってから往復したのですが、それでも片道1600円。
今までの通勤割引半額は有難かったですね。