2015.7.12~14(日~火) 焼岳・乗鞍岳登山 登山2人
焼岳 |
1日目 曇り 津山6:05東海北陸道道経由飛騨高山へ移動⇒480km 5:20⇒高山市買出し⇒平湯キャンプ場13:15→平湯大根ネズコ→平湯大滝→19:00泊
2日目 曇り時々晴れ 焼岳(2,455m) 13.3km 10:00分 16,868歩? ↑1,553m ↓1,489m
テン場4:45⇒5:00中尾温泉駐車地5:15→林道終点6:25→白水の滝6:28→鍋助横手7:05→秀綱神社8:23→焼岳小屋分岐8:41→中尾峠9:07→中の湯ルート合流10:16→10:20焼岳10:40→中尾峠11:43→焼岳展望台11:49→12:00焼岳小屋12:30→小屋分岐12:56→林道終点14:28→駐車地15:20⇒テン泊
焼岳ルート図 |
3日目 曇り 強風ガス 乗鞍岳(3,026m) 11.3km 8:11分
13,812歩? ↑1,893m? ↓1,819m?
テン場撤収3:00⇒3:10朴の木平駐車3:45⇒乗鞍スカイラインご来光バス⇒4:30畳平4:45→5:20肩の小屋7:20→ 8:20乗鞍岳剣ヶ峰8:40→9:10肩の小屋9:20→富士見岳10:15→10:45畳平お昼→11:45花畑遊歩道→12:50バス⇒13:35朴の木平駐車地 宿儺の湯⇒480km⇒0:00津山着
§1,7月の遠征
梅雨明けを待っていたが、台風接近の後、三日天気が続きそう。で、出かけることにした。
今回は北アルプス南端の2座攻略を狙った。師匠は1日で2座攻略されている。それもバス利用ではなく、ヒルクライムでの制覇だ。
我々はとてもそんな体力は持っていない。前回同様2日掛けて2座登頂を目指す。
今回もクリア出来る自信がある。焼岳は2500m弱、ルートは上高地・中の湯・中尾高原の3本有るが。我々は一番標高差が取れる中尾高原ルートをチョイス。
このコース。1200mの中尾高原キャンプ場の上に登山駐車場が有り、-番マイナーなコースのよう。我々好みだ。
次の日挑戦の乗鞍岳は3,000m峰、師匠から大日岳も含めて3,000m峰の登頂を勧められている。シャトルバスで入山するが、往復2,300円は我がパーティーにとっては奮発だ。
こちらはコマクサに遭えるのが楽しみだ。そんな計画で、さて出発です。
12日日曜日朝6時、津山出発。中国道は連れが運転、名神、東海北陸道は私が運転し飛騨の国高山まで走行。
高山市内のスパーバロー高山店で、買出しと昼食。今夜のテン場、平湯温泉キャンプ場を目指す。ここをベースに登山を行う予定。
テント設営完了 |
樹齢千年 |
樹高23m |
大ネズコ |
テント設営しても、時間が早い。そこで平湯自然散策路を巡ってみることにする。
岐阜県名木百選の平湯大ネズコに行ってその1千年の樹齢に感動し、平湯大滝ではその水量に驚かされた。
散策路脇には、センジュガンピ、サンカヨウの実、巨大なヤブレガサ、ギンリョウソウなどが確認できた。
サンカヨウの実 |
自然散策路 |
かもしか橋 |
平湯大滝 |
乗鞍の頭がのぞく |
カラマツソウ |
平湯大滝 |
? |
§2,焼岳山行記録
翌日は鳥の囀りとともに目覚める。昨日仕入れたパンとフルーツ、カフェで素早く朝食を摂り。車で登山口の中尾温泉へ移動する。
約15分で、新穂高温泉入口の中尾温泉に登ってゆく、一番上に中尾温泉キャンプ場があり、そこを過ぎると約20台の登山駐車場が設えてある。辺りは硫黄温泉のにおいが立ち込めている。
舗装林道を登ってゆくが次々と湯気を吹き上げる源泉がある。ここ中尾温泉はお湯が湧き出るのでは無くて、水蒸気を地下水に混ぜて温泉にしている様で、貯水槽に水蒸気を送り込んでいる。
タマガワホホトギス、青色ホタルブクロ、オダマキ、キツリフネなど珍しい花も確認。20分ほどで、登山口に到着。ここから山道を登る。まず、ほんの少し下って、最初沢の木橋を渡り急登に取り付く。
踏み跡は確りして迷う心配は無いようだ。しばらく頑張ると尾根上に出る。反対側の沢が耳元に水音を届けてくれる。そのまま尾根をしばらく登ると、小さな草の平地があり、ここまで林道が上がってきている。車の轍も残っている。ここまでほぼ1時間。
ここにも登山道入り口表示がある。振り返ると、登ってきた道は近道と表示がしてある。
一つ九十九を折ったところに白水の滝表示が現れる。ここは落差45mの白水の滝展望。
大きな尾根の南斜面をトラバース気味に、サワラの大木の間を進む。やがて樹間に鍋助横手の標示が現れる。振り返ると笠ヶ岳が雪の白を残して聳え立っている。絶景だ。
さらに九十九を切って登っていくと、今度はトウヒの大木の間を登るようになる。
自分はまだ亜寒帯針葉樹林のツガ、コメツガ、シラビソ、オオシラビソやトドマツ、エゾマツなどの見分けが付かない。こうして標示してあるとホ~と思えるのだが。
岩がゴロゴロとした間を登って行くと、ヒカリゴケの岩穴が数箇所現れる。2箇所には看板もある。ヒカリゴケとは良く名付けた物だ。ほんとに蛍光色に光っている。
少し傾斜が緩くなると焼岳雨量計の観測施設がある。周りのオオバミゾホオズキの黄色い花が奇麗だ。チシマザサの間の溝のような登山道を進むと、大岩の前に秀綱神社の鳥居が祀ってある。新しい丸太ベンチも設えられて、休憩にもってこいだ。
歩き始めて3時間大休止だ。しかし虫が纏わりゆっくり休めない。花の時期は虫も忙しいのだ。早々に歩き始める。手入れされた登山道を行くと焼岳小屋への分岐に到着。
ここは迷わず旧中尾峠の道へ進んでいく。先ほどの秀綱神社の由来でも解る様に、ここは飛騨から信濃に越える旧街道。三木秀綱も峠を越え、逃れようとして討たれた伝説も有る。
稜線が近づくと視界が広がり、シナノオトギリの群落が広がる。中尾峠からは信濃側の視界が広がり、梓川の流れが目の下だ。霞沢岳・六百山が正面に、北に前穂の稜線が臨め、そして南には焼岳の荒々しい山肌が活火山の噴煙とともに聳えている。
ここから上高地のルートと一緒になり、登山者が増える。そして焼岳山腹を登る今日の核心部、最初はザレた道を快調に登って行くが、緑が無くなってくると噴煙が上がる沢を一つ越える。岩尾根をよじ登っていくと、道は頂上直下を巻く様になる。
北峰の下を巻いて鞍部に立つとそこに中の湯ルートが登ってきている。中の湯ルートからも登山者が登って来ている。さらに合流した道を噴煙が上がる北峰下へ登ってゆく。
最後の難所を岩に摑まりよじ登ると20人ほどで一杯になる北峰頂上だ。ここの岩は熱を持っているようだ。数パーティー10人くらいの登山者が思い思いに休んでおられる。英語の2人組みに乗鞍をバックに撮影を頼まれた。 2人で肩を組んで写真に納まる仲の良い外人さんでした。
我々も記念撮影をし昭和火口や噴気孔の硫黄を撮って頂上パノラマを堪能する。しばらく休んで、くだりは中尾峠まで降りて、展望台へ登り返して焼岳小屋を目指す。
展望台からの焼岳はとても威厳がある。特に北峰は岩が重なり合って厳しい装い。
足元には噴気孔が口をあけて噴気を上げている。恐る恐る近づいて覘いて見た。
焼岳小屋で記念手拭をゲット、ついでに軒先で昼食を戴く。本日も定番のお握りとサーモスで入れたフリーズ味噌汁で気力回復。小屋にもフィンランドから見えた若者4人が、タンクトップで登ってきている。焼岳どっちと聴くので、レフトと言って降りて来た道へ案内する。
12時半。30分休憩したので下りに向かう。稜線上の西穂への道と分かれて、飛騨側斜面に下る。今度は焼岳小屋ルートから旧中尾峠の道と合流4時間20分ぶりに朝の道へ合流。
秀綱神社、鍋助横手、白水の滝、林道終点、登山口と順調に下山。途中13時30分頃に単独女性が登ってこられて少し話をする。焼岳展望まで登ると仰られて、後どれくらいと聞かれた。1時間くらいと答えたら、そんなには掛からないと言っておられた。とても健脚の方だ。岡山からか聴かれたので、そうだと答えたら、自分も岡山だと言っておられた。
駐車地に帰ると岡山ナンバーが2台残っていた。岡山から1人で来られて1人で登って
又一人で帰る元気な方だな~と、連れと感心頻り。
本日の登山はこれでお終い。結局登り5時間下り4時間で、予定範囲内の10時間で収まりました。
後はテント場に帰って今夜のお風呂へ直行。お風呂は昨日も今日も平湯温泉ひらゆの森で温泉三昧。露天風呂が16箇所と内湯。広い温泉場で寛ぐ。後は帰り道のあんき屋で生ビールと飛騨牛焼肉三昧。4ビートの調べも心地良く満足々々
満足し19:00~ZZZ・・・
投稿83枚お付き合いくださりありがとう山でした
VOL.Ⅱもよろしく・・・・
投稿83枚お付き合いくださりありがとう山でした
VOL.Ⅱもよろしく・・・・
2 件のコメント:
あれ~~
二日違いでしたか!
焼岳と乗鞍に登られると伺って、参考になるかなと思い、登って来ましたが、
いずみやまさんの方が早かったとは・・・
15日には焼岳山頂から富士山が見えましたが、13日はどうでしたか?
お互いの山行報告が楽しみですね。
おはようございます
13日の焼岳は雲がたなびいて穂高がやっと見えたりするくらいで、
遠くのお山は雲に隠れてました。
天気は良かったのですが乗鞍岳も雲に隠れたりして
ちょっとしか見えませんでした。
15日は家でテントなど干してましたが、日差しが有ってとてもいい天気でした。
山行レポ楽しみにしてます。
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