2015.11.3・4(火・水) 恵那山登山 2人
恵那山(2,191m)登山
1日目 11月3日(火)晴 登山口7℃
行動時間 5時間10分 7km ↑899m↓328m 12,344歩
津山(3:40)⇒420km 6:00分⇒9:40神坂峠P10:20→11:13鳥越峠→12:00大判山昼食12:55→天狗ナギ→15:00稜線分岐(前宮登山道)→15:30山頂小屋 泊
2日目 11月4日(水) 快晴 気温-2℃ 小屋温度1℃
行動時間 6時間15分 12km↑533m↓1149m 18,747歩
山頂小屋6:15→6:31山頂6:40→6:50山頂小屋→7:00三ノ宮最高地点→7:19宮前登山道分岐→8:25天狗ナギ→9:10大判山9:20→9:58鳥越峠→10:35神坂峠→10:40駐車地11:00→11:15萬岳荘→11:43富士見台12:00→12:24神坂峠史跡→12:30駐車地12:40⇒427km 7時間⇒津山(19:52)
月曜日、久しぶりに雨が降り気圧の谷が通過した。10月は記録的な少雨だったらしいが、自分にとっては好都合。登山回数も随分増えた。
さて、霜月最初の山行は、2人で恵那山へ登る事にした。
美濃と信濃の国境に聳える中央アルプス南端の秀峰だ。岐阜側からも長野側からも登山道は伸びるが、今回我々がチョイスしたのは1300年の歴史が眠っていた神坂峠登山口1,569mから頂上を目指す約7kmのルート。
昼前から登って山頂小屋泊し、御来光を見て神坂峠へピストン。その後、富士見台から三つのアルプスを眺め、馬篭宿に下り観光して帰るというもの。
中津川の湯船沢温泉施設から霧ヶ原へ、さびれた欅平キャンプ場を過ぎ、強清水登山口を経て途中の最終登山届けポストに入山届けを入れ、林道を登っていく。
神坂峠へ10時前に到着すると、既に駐車場は溢れ、峠の周りに5・6台路肩駐車してある。
此処は登山経験の第六感が働き、少しヘブンス園原側に登っていくと2台ほどスペースが空いていた。上に行けばまだ数台は大丈夫。
100mほど舗装路を下って登山口に取り付く。峠からの登山道は当然尾根筋歩きとなる。昨夜の雨で泥濘の道、しばらく登ると下山されてきた単独女性が、あの白い山は乗鞍でしょうかと聞かれる。
振り向くと白い稜線が見えていた。咄嗟の事で、方向感覚も定まらず、さて何処でしょう・・・私にも分かりません、とお断り。しばらく進むと視界が広がり、恵那山が姿を現す。
歩き始めると連れがそっち?と言うので、よく見ると此処は三叉路(1,700m)、ヘブンス山頂の方へ歩き始めていた。危ない危ない、知らない所は慎重に進まないと。最初の教訓を戴いた。
急な尾根を下って行くと、鳥越峠1,550mに着いた。此処は強清水からの登山道との合流地点、歩き始めてほぼ1時間。次は大判山だ。
大判山12時到着、お昼にしましょう。天気はいいし大判山頂上3等三角点本谷1696mはちょうど中間地点。ラーメンを作ってゆっくりする。登って行く人、トレイルランニングで下る人など6・7人の方が休んでいかれた。
ほぼ1時間ゆっくりし再び出発、次は天狗ナギを目指す。はっきりピークがわからないが、13時半天狗ナギ(1,820m)付近を通過。山頂まで2.5kmの指導標が有る。
天狗ナギからはガレ場の急登が標高差200mほど続く。2000mを越えると昨夜の霧氷が梢に付いて最初はパラパラと落下していたが、標高が上がると全く溶け落ちる気配が無くなって、岩肌にも霜が付いてくる。
重い荷と足元の急登で息が上がってきた。連れも苦しそうだ。頑張って、頑張って80分やっと稜線分岐(前宮登山道分岐)に到着、15時。ほぼ予定通り、途中50分の昼食タイムを考慮すれば上出来だ。
シラビソ?の霧氷が西日に照らされて輝いている。此処からはほぼ水平移動、快調に頂上小屋を目指す。さて今夜のお泊りはどうかな?
三乃宮(たぶん最高地点2,191m)を通過し15時半頂上小屋到着です。5時間10分の登りでした。
「こんにちは~」・・・鍵がしてある。我々だけのようだ。小屋の中は温もりが残っている。
今夜は此処でお泊りだ。早速おでんを温めて、お弁当とバーボンで今日の打ち上げ。6時過ぎにはシュラフに潜り込む。例によってZZZと思いきや、携帯で起こされた。
山の上で携帯が通じるのか、!だが。さすが国境の百名山。確り下界と繋がっています。
夜は伊那盆地の夜景と星空がとても奇麗でした。シラビソの間から望む里の灯はサンタさんになったような錯覚にとらわれます。
さて翌朝4時半には目覚めます。シュラフを巻き、熱いコーヒー、サラダとパンで体を目覚めさせます。寝床を撤収、パッキングをして5時半。そろそろ外が明るくなり始めます。6時御来光を参拝に小屋裏の岩山へ出かけます。
6時10分日の出。南アルプスに朝日が顔をだします。一点の曇りも無い今日は、本当に光の矢です。ピカッと射られた気がしました。氷点下の気温の中、日が差すと温かさを感じます。お日様の偉大さを実感。伊那盆地の雲海と富士山の山影。モー最高です。
充分に御来光を拝み、こんどは空身で頂上へ往復します。二人で、朝のお散歩気分、それも2000mの天空の散歩道です。霜が降りた木道や、霜柱の道を楽しみます。頂上眺望はあまり利かない情報、1等三角点「恵那山」と展望台からシラビソ梢?の自分たちの影を記録。
一度小屋へ帰り、今度はバックパックを担いで下りに向かいます。6時50分再び稜線分岐(前宮登山道)を目指し、昨日の道を引き返します。急登を下り天狗ナギを過ぎて大判山を目指して下っていきます。途中4組5人の登山者とすれ違います。皆さん今日は天気が良くて、お山が良く見えよかったと感謝しておられます。
天狗ナギ付近からの御嶽山、乗鞍岳から穂高連峰の眺望は、ほんとに奇麗です。少し下って南アルプスそして中央アルプスの眺望と絶景が続きます。下山するのが勿体無いと同時に次のスポットはどんなだろうと言う期待、足元の注意が疎かになりがちです。
大判山へ到着して一服。後は比較的なだらかな道を下ります。途中2度ほど登りがありますが、眺望に紛れて全く苦になりません。鳥越峠からの上りは少し頑張りますが、ヘブンスとの三叉路へ登ると、再び絶景です。
恵那山のお姿を確りと記憶します。此処から駐車地へ帰り11時。バックパックを車において、アタックザックに水とおやつを詰め、舗装路を萬岳荘へ向かいます。萬岳荘はヘブンス園原からのバスが登ってきていて、観光客の方々も居られるようです。
富士見台までは1kくらいの遊歩道。笹の広がる頂上は、360度の視界。今日はその眺望がすごい。2100mの眺望とは又違った眺望が広がる。登ってこられる人がほぼ全員、ワーと歓声を挙げておられる。
富士見台登頂 |
阿智村セブンサミッツ標示 |
登ってみたい峰々が続く |
南アルプス南部 |
中央アルプス |
御岳山ズームアップ |
乗鞍 穂高ズームアップ |
穂高連峰ズームアップ |
乗鞍連峰ズームアップ |
富士見台から恵那山 |
1,739mの頂上、おやつで小腹を満たし、下りは急行で駐車地へ帰ります。途中で神坂峠史跡に上がって、富士見台への本来の尾根道を見つけた。道は岐阜側峠道のガードレールの端から伸びていて、神坂峠に下山すると尾根を岐阜側に巻いた所にあり、我々は見つけられなかった。
駐車地が見えてきた |
12時40分、峠を後に中津川へ下ります。馬篭の宿に寄り、おそばを戴いて中津川ICから帰路についた。今年最後の遠征、お天気最高、お山の神様ありがとう山でした。
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最後までごらん下さりありがとう山でした
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