2015年10月29日・30(木・金)三嶺〜剣山縦走登山
三嶺(1894メートル)剣山(1955メートル)縦走登山
1日目 10 月29 日(木)晴登山口4 ℃
行動時間 9 時間20 分 14.4キロ ↑ 1713メートル↓ 993メートル 30596 歩
津山(2:00) ⇒ 216 km 4:50分⇒ 6:00 見ノ越 自転車デポ⇒ 6:50 名頃登山口P7:00 → 7:40 上の登山口→ 8:40 ダケモミの丘8:50 → 9:54 三嶺小屋分岐→ 10:10 三嶺10:30 → 11:40 カヤハゲ→ 12:40 白髪避難小屋→ 13:50 平和丸→ 14:55 石立分岐→ 15:25 高ノ瀬→ 16:20 丸石避難小屋泊
10 月も後僅か、今週も四国は阿波の国に来ています。体力に自信が出来たら歩きたいと思っていた、三嶺から剣山の縦走路。三嶺カヤハゲ平和丸高ノ瀬丸石次郎笈剣山とセブンサミッツの縦走気分。
さてその顛末は···
朝2時出発し、夜明けと供に歩き始める算段。
見ノ越の無料駐車場に自転車をデポし、名頃へ下る途中日の出を迎えました。
祖谷のカズラ橋も素通りし、名頃登山口を目指して下る。
村民の皆さんの歓迎 |
登山口出発 |
名頃駐車場で、村民の方たちの歓迎を受けて駐車。直後にご夫婦が到着され、朝のご挨拶。皆さんに見送られ、そそくさと登山口を後にします。登山口から尾根筋の明るい道を登れる。40分ほどで林道出合、すぐに上の登山口がある。
上の登山口到着 |
上の登山口 |
明るい登山道 |
突然ゴジュウカラが出現 |
ダケモミの丘案内 |
リョウブを抱くモミ |
再び尾根に上がりミズナラ・ブナ・モミなどの混交林を進んでゆくと、突然もみの幹をガサガサと突くゴジュウカラが現れた。とっさのことでシャターを押したが旨く撮れたかな?
リョウブを抱き込んだモミや黄葉したかえでなどを見ながら適度な傾斜を快調に登って行く。
針葉樹林帯に変わって来たところで、鹿避けネットがダケモミの丘へと導いてくれる。
ダケモミの丘到着 |
三嶺東三角点上の登山道曲り地点 |
ラミネートした指導標も幹に取り付けてある。5分ほどでダケモミの丘に到着。8時40分、歩き始めて100分は調度標準コースタイムだ。しばらく休憩、此処は旧尾根コースへの分岐になっているようだが、遭難騒ぎが有り厳重に指導標が設置されていた。
少し下って登り返すと頂上へ伸びる尾根へ乗る。此処からは方向を北西へ変えて急騰が始まる。縦走する稜線が同じ高さに見え、三嶺方向へ伸びている。
少し尾根を下れば三角点「三嶺東」四等三角点1544.4mが埋標されているのだが、今日は先を急ぐ。朝まだ早いが、下ってくる親子さんとすれ違う。元気な挨拶ができる気持の良い娘さんだった。
縦走する稜線が見える |
崩壊地を渡る |
テキサスゲート |
山頂池 |
木の丈が低く、ミヤマクマザサが広がりだすとザレ道となり、崩壊地をトラバースする。さらに皆さんの登山記録に出てくるテキサスゲートを渡ると。道は一気に山頂台地を目指して登ってゆく。そして突然目の前に水面が現れた。頂上池だ。右は三嶺避難小屋、左に行けば頂上だ。
天然記念物に指定されているコメツツジとミヤマクマザサの群落を、バックパックの重さも忘れて浮き浮きと進む。快晴の頂上。360度の眺望。おいらだけの場所。素晴らしい!!
三嶺山頂直下 |
? |
天狗塚方向への縦走路 |
山頂ログ |
三嶺2等三角点 |
バックパック15キロ何時もの倍 |
山頂から剣山方向 |
小屋越しに見ノ越付近ズーム |
荷を解き眺望を楽しむ。東側にこれから行く剣山、次郎笈、見ノ越。南に白髪山石立山から土佐の山並み。西には天狗塚から綱附森への縦走路。そして北側は祖谷渓をを越えて矢筈山~塔丸山へ続く稜線が遮るものなしに望める。
カヤハゲ白髪山石立山へ続く縦走路 |
三嶺から下りに有るテキサスゲート |
ミヤマ熊笹越しに剣山 |
下りの大岩 |
一休みしたら、剣山に向けて縦走開始。今日中に行ける所まで頑張ろう。まずは、カヤハゲから白髪避難小屋を目指そう。三嶺の下りは中々急、鎖が掛けてあるので慎重に下る。
三嶺頂上の登山者 |
カヤハゲ山頂 |
カヤハゲ付近から三嶺 |
途中で登ってこられる女子パーティーや年配組みと挨拶を交わす。ブログで見た大岩も慎重に通過、どんどん下り樹林帯へ入る。一度登り返して、再び登った所が1,720mのカヤハゲ(東熊山)だ。
三嶺韮生越の看板があり、高度が1720mだったので、たぶん自分が撮ったのはカヤハゲだと思う。しばらく下った鞍部に有るベルをぶら下げてある指導標が韮生越えだろう。先を急いでいて、確認は出来ていない。鐘だけはチャッカリ鳴らして置いたのですが・・・
韮生越から白髪ノ別れを望む |
白髪ノ別れからカヤハゲ三嶺を振り返る |
白髪ノ別れから白髪山 |
白髪ノ別れ奥に石立山 |
白髪避難小屋が見えました |
先は長い小屋でお昼です |
元気回復小屋を後にする食事中の3人さんが見えましますか? |
しばらく進み、尾根合流部が白髪山分岐。時間は12時26分、13時までに白髪山避難小屋へ到着出来なければ、その先へは転進しないと決めている。目の前に白髪避難小屋が見えている。12時半過ぎには避難小屋へ着けそうだ。
避難小屋到着12時35分お昼だ、お昼。
「お邪魔しま〜す」どなたも居られない。
靴を脱いで、板場へ上がりラーメンとお結び、持参のカフェでお昼。荷がいつもより重いので少し股関節に来ているが、しっかりリラックスして鋭気を養う。
午後から丸石小屋まで転進できるか自問してみる。此処から予定4時間の行程だ。ラーメンを作っていると3人パーティーが覘かれた。天気がいいので、外でお昼にされるようだ。
40 分昼休憩後、丸石避難小屋を目指して転進することに決定。気力も回復、次の目的地は平和丸、3等三角点「菅生」1700.9mだ。
平和丸は、三角点標石があるだけで、平和丸の標示らしきものは見当たらない。撮影だけして次を目指す。次は中東・石立山分岐、大分股関節疲労が出だす。3時前だ。
「オオヤマレンゲ自生地三好市文化財」教育委員会の標示がある。高ノ瀬へ1.0km地点。足元には名頃の集落が見える。縦走路のほぼ中間地点、剣山まであと8kmだいぶ来たな~。
前方に高ノ瀬のピークが見えている。高ノ瀬を過ぎると丸石避難小屋は50分先。1時間見れば着くだろう。とりあえず高ノ瀬だ。その先、遠くに見える鞍部かな~丸石小屋は・・・・
大分トボトボ歩きになった頃、着いた~3等三角点「高ノ瀬」1740.9m、15:25分。
あと1時間の辛抱、4時半くらいには着けるかな?ブログで見た避難小屋の画像では周りが針葉樹だった。あの先に見える緑辺りが小屋だろう。歩き続ければ到着できる。ゆっくりでも足を動かし続けるのだ。
おっ指導標があった。これがカズラ橋に下れる分岐道だ。前に小屋の屋根も見えているではないか。意外に近かった。着いた~丸石避難小屋。
「こんにちはー」どなたもいらっしゃらない。貸切かな?4時20分、もう他の方は見えないだろう。
暗くなるまで少し時間がある。ゆっくり寝床の準備が出来る。掃き掃除、換気をして、サーマレストの上にシュラフをセット。さすがに窓を開けていると寒気が進入してくる。日が落ち息が白く見えている。室温5 ℃シュラフに足を突っ込みカレーを温める。
バーボンの湯割で暖を取り、ボンカレーとアルファー米が夕食だ。後はチビチビやりながら、日本シリーズを聞いていた。そのまま寝てしまい、結果は帰るまで知らなかった。工藤監督おめでとうさんです。7 時ごろからzzzzだったようです。
2日目 10 月30 日(金) 曇り後晴気温4 ℃小屋温度5 ℃
行動時間6 時間 17.8キロ(自転車10キロ)↑ 804メートル↓ 1473メートル 18202 歩
丸石避難小屋6:00 → 6:30 丸石6:40 → 7:40 トラバース道分岐→ 8:00 次郎笈8:10 →ジロウギュウ峠8:21 → 9:05 剣山9:15 →刀掛の松9:25 → 9:54 西島駅→ 10:30 見ノ越11:00 …自転車10 km… 11:40 名頃P11:50 ⇒ 見の越(12:15) ⇒ 210km 4 時間⇒の津の山(17時10分)
二日計午前15時20 分 32.2キロ(自転車10キロ)↑ 2517メートル ↓ 2466メートル 48798 歩
朝4時半起床。カフェを暖めサンドイッチの朝食。塩で歯磨き、体調を確認しながら寝床の撤収。
パッキング終了5時40分、靴を履き6時出発のスタンバイOK。外が明るくなってきた。
モミの林の向こうに朝焼けが広がっている。ゆっくり歩き始めて体の調子を伺う。左股関節に緊張感あり様子を見る。あ!!ログとGPSスイッチON忘れてた。13分経過している。
最初の目的、丸石は3等三角点1683.9m、標準タイムは25分。朝日を撮っていたら30分掛かって仕舞った。丸石からは目の前に次郎笈の山容が広がる。縦走路が一筋に山頂に伸びている。
体も温もり、今日まずまずのコンディションだ。一歩々登りに挑む。今日は次郎笈山頂に行くかまだ決めてない。トラバース分岐までには決めないと、体の調子で決めればよろしい。
一晩寝て大分体力・気力が回復している。天気も持ちそうだし、此処まできたら次郎笈の頂も是非踏みたい。分岐から20分四等三角点「次郎笈」1930.0m到着。8:00 2時間掛かっていた。
北側から雲と風が供に湧いてきた。天気では確かにCマーク(登山に適さない)になっていたが、天気図で大きく崩れることは無いと決行したのだ。此処に来て後から雲と風に追われてる。
最後の太郎笈(剣山)への登りが追い風で楽かも・・・雨は覚悟している。ジロウギュウ峠へのくだりで単独男性が登ってこられた。天気下り坂でよく来られたと思う。大分ご年配とお見受けした。
峠へ21分、二度見分岐は36分、1等三角点剣山へ9時1分登頂。展望は利かないが、達成感が褒美だ。エコトイレを利用してみる。新しく、とても気持の良い水洗トイレが出来ていた。
頂上は測量の人たちが居るだけ、天気がよくない勢かと思ったが、時間が早い勢の様だった。
下り始めると人が次々上がってこられ、天気も回復傾向になって来ました。
朝一登ってこられた2人連れから、昨日名頃でお会いしましたと声を掛けられ、思い出した。駐車場で後から入って来られたご夫婦だ。二日連続早朝から登山。お元気な、自分と同年輩のご夫婦でした。
宝蔵石神社を撮り、マユミの木や刀掛の松も見て西島駅へ下る。テント場を確認、リフト沿いに下りトンネルを潜り、剣山神社へ10:26分下山。
お礼参りを済ませ、家へ下山報告メールをし登山口へ、民宿まつうらさん下の駐車場・自転車デポ地点に向かう。
最後の下り、サイクリングに10時50分取り掛かる。99%下りの超楽ちんサイクリング10kmへGO
1 時間後、11時50分名頃駐車場に到着し、今回山行完了。
三嶺に向けてサイクリング開始 |
カズラ橋と三好市バス見ノ越11時発の便だろう 自転車にトラブルがあれば利用しました。 |
途中の黄葉 |
ちょっと寄り道 |
名頃へ帰きました |
名頃集落 |
名頃の黄葉 |
無事のゴールをお祝いしてもらえました |
天気に恵まれ、ちょっと自信のついた登山になりました。鍛えてくれたお山の神様ありがとう。
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2日間お付き合いくださりありがとう山でした
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