2019.6.22空木岳~越百山周回 【Ⅱ 縦走編】
2日目 ☁ 5℃ 2人 約16.6km ↑839m↓2,576m 11:30
約27,000歩
駒峯ヒュッテ5:20→5:32空木岳→6:40赤椰岳6:45→7:06擂鉢窪分岐→7:43南駒ヶ岳7:50→9:45仙涯嶺9:50→11:21越百山(昼)11:58→12:50越百小屋→13:34上の水場→14:00展望台→15:08下のコル15:15→15:52福栃橋→16:26今朝沢橋→16:46伊奈川ダム→16:59駐車地
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擂鉢窪分岐から南駒ヶ岳を望む |
早朝4時空木駒峰ヒュッテ(2,800m)で目覚めた。昨夜はだいぶ風の音がしていた。土間の寝床は冷えが下からきて、何度も寝返りを打ったが、まずまず眠れた。
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日の出前の空木岳 |
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駒峰ヒュッテテラスから木曽駒方向 |
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駒峰ヒュッテの日の出 |
気になる天気は?、雨は上がって陽射しがある。よーっし先に進もう( `―´)ノ・・・
早速、熱々ラーメン、ニンニク・玉葱入りで目を覚ます。昨夜は天気が回復しなければ引き返すか?・・ 引き返しても悪天候の中を再び岩場を下らねばならない。先に進むのも様子がわからず不安(◞‸◟)。胸中に弱気の虫が渦巻いていたが、今朝の天気具合で、気力が湧いてきた。
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朝日に照らされた空木岳山頂部 |
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駒峰ヒュッテを後にする |
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山頂から木曽駒方向 |
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空木平カールを俯瞰 |
5時20分予定を少し遅れて2日目出発だ。まず、空木岳に登り返す。朝日の中、体を目覚めさせるようにゆっくり々々と登る。そして、今日最初のピーク空木岳へ再登頂。空木平カールや木曽駒へ延びる稜線が見える。
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朝日を受けて出発だ |
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縦走路から赤椰岳 南駒ケ岳を望む 左側の兜ピークが田切岳 |
今日はここから4つ先の越百山まで縦走予定。赤椰岳の向こうに南駒ケ岳が見える。なかなか遠いな~・・ その向こう側の南駒から仙涯嶺までが今日の核心部だ。頑張って歩きましょう、ファイト々々( `―´)ノ
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コメバツガザクラ |
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ミヤマキンバイ |
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ミネズオウ |
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キバナシャクナゲ |
コメバツガザクラに見送ってもらい5時半過ぎに縦走スタート。まずは、赤椰岳を目指す。
赤椰岳は空木岳と南駒ケ岳の間にあって、若干南駒に近い場所に聳えている。稜線登山道は下り基調に伸びて、ピーク付近で再び2,798mの山頂へ登っている。途中は、キバナシャクナゲ、ハクサンイチゲ、コメバツガザクラ、ミネズオウ、ミヤマキンバイ等高山植物が見られる。やがて東側の田切岳(2,730m)の兜のような岩峰が大きくなり、6時40分赤梛山頂に立てた。
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赤椰岳と田切岳が大きくなる |
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振り返ると空木岳が遠くなった |
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赤椰岳付近から南駒ヶ岳を望む |
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擂鉢窪カールを俯瞰 |
しばらく下ると、擂鉢窪カールが左手下に広がる。百間ナギという大崩落地を持つ紅葉ポイントのカールだ。中央に擂鉢窪避難小屋が見え、縦走路上に小屋へ下る擂鉢窪分岐がある。分岐から100m程登り返すと南駒ケ岳山頂だ。
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擂鉢窪分岐から南駒ヶ岳を望む |
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ハクサンイチゲ |
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南駒ヶ岳山頂到着 |
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祠に安全祈願 |
南駒ケ岳(2,841m)は100名山の候補になった山で、その座を木曽駒ヶ岳に譲った名峰だ。この南峰からの下りは、仙涯嶺への登り返しと併せ今回の核心部。雪渓や岸壁の危険なトラバースがある。
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ガスが覆う仙厓嶺方向 |
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ベルトの先が越百山右の鞍部に越百小屋 |
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越百小屋ズーム |
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南峰に移動 |
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核心部が始まる 奥が仙厓涯嶺 |
南駒山頂で、祠にお参りして、行路の安全をお願いします。はるか先には、これから向かう越百小屋の赤い屋根も見えています。南峰へ移動し駒ケ岳を振り返り、8時過ぎいよいよ核心部へ進入です。2カ所ほど雪渓を越え、3つ目の雪渓はチョットスリリング。
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南峰から越百山 |
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南峰で南駒と肩組み |
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核心部の雪渓 |
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雪渓の縁を渡り下の夏道へクライムダウン |
ここは、キックステップでトラバースしていきます。岸壁に頼りながら雪渓の縁を渡り、クライムダウンで夏道に降りた。さらに這松下のザレタ道をスリップに気を付けながら下ると、下からスコップを担いで単独男性が登ってこられた。
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修復できた越百山山頂標示 |
挨拶し、小屋明けですかと尋ねる、「今朝越百山の山頂表示を立て直してきた」と言われ、小屋に伝言を頼まれた。山小屋管理人の本多さんとおっしゃる方で、修復後の山頂標識を写してくださいともおっしゃっていた。
更に下ってもう1カ所の雪渓を渡ると仙涯嶺との鞍部2,628mへ着いた。鞍部から見上げる峰は前も後もそそり立っている。そして100m登り返せば仙涯嶺2,734mの山頂だ。
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仙涯嶺の登り返し |
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南駒の下りを振り返る |
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仙涯嶺の岸壁トラバース道 |
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仙涯嶺到着 |
岩登りという感じの登りが続き、その先に岸壁下のロープの架かったトラバースが現れる。そして、岩の割れ目に沿って鎖を登り9時45分やっと山頂へ着いた。核心部通過は約2時間の行程でした。やれやれです。
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越百山へ向かう縦走路 |
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越百山が近づいた |
前方に最後のピーク越百山が見えてきたが、まだまだ先だ。木曾側からガスが押し寄せ、稜線を境に眺望が分れている。縦走路がよりよく見え、数個のピークを越えて越百へ至るのが解る。
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ヒメイチゲ |
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越百山山頂表示が見えた\(^o^)/ |
越百山(2,613m)は縦走最後のピーク、宇宙(コスモ)の音が一緒で、人気のお山。今日もトレラン登山者一人と男性2人パーティーとお会いした。仙涯嶺から気持ちよい縦走路が伸びて、ヒメイチゲなども見られた。
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目標達成だ\(^o^)/ |
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越百山から小屋方向を俯瞰 |
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小屋手前の崩壊地 |
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バイカオウレン |
11時20分山頂到着。二人で達成感に浸ります。ここでお昼に\(^o^)/・・・
成る程山頂標柱は復活していました。最近の記録では倒れた画像ばかりだったので、我々と、お二人パーティーが最初の証人と言う事です。本多さんありがとうございました。
ⅿ(_ _)m・・・越百小屋へ伝言伝えますね(^_^)v
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上の水場 |
越百小屋へ寄り、伝言を伝えて急いで下ります。小屋は公衆トイレの新築中で、6月27日には竣工するそうです。我々は早く下って、子供の新居へ寄りたいので一生懸命下ります。休憩も3度入れましたが登山口の福栃橋まで約4時間で下りました。
途中でトレランの登山者とすれ違いましたが、上の方は雨降りで引き返してこられました。我々が下る間に山頂往復されそうな方でした。
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ゴゼンタチバナ |
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展望台 |
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石楠花の尾根 |
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下のコル |
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福栃橋登山口 ここから今朝沢林道を4㎞下ります |
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福栃橋 |
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越百小屋の車 |
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今朝沢分岐 |
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今朝沢橋 |
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ダム上駐車場へ下山 あと2㎞で駐車地です |
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ダム湖へ下山 |
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閉鎖ゲートまで下山 |
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駐車地へ無事下山 |
福栃橋から約5㎞の林道歩き。1時間で駐車地まで歩き5時前ダム下の駐車地へ無事下山しました。
今回もお山で遊べました、山の神様に感謝です。ア~しんどかった(^O^)/・・
でも次回もありかな😁・・よろしくm(_ _)m
Ⅰ登山編 Ⅱ縦走編
投稿119枚 ご覧いただきありがとう山でした🙏🏻