2019年6月25日火曜日

2019.6.22空木岳~越百山周回 【Ⅱ 縦走編】


2019.6.22空木岳~越百山周回 【Ⅱ 縦走編】
2日目 ☁ 52人 約16.6km 839m2,576m 11:30 27,000
駒峯ヒュッテ5:205:32空木岳→6:40赤椰岳6:457:06擂鉢窪分岐→7:43南駒ヶ岳7:509:45仙涯嶺9:5011:21越百山()11:5812:50越百小屋→13:34上の水場→14:00展望台→15:08下のコル15:1515:52福栃橋→16:26今朝沢橋→16:46伊奈川ダム→16:59駐車地
擂鉢窪分岐から南駒ヶ岳を望む



早朝4時空木駒峰ヒュッテ(2,800m)で目覚めた。昨夜はだいぶ風の音がしていた。土間の寝床は冷えが下からきて、何度も寝返りを打ったが、まずまず眠れた。
日の出前の空木岳

駒峰ヒュッテテラスから木曽駒方向

駒峰ヒュッテの日の出

気になる天気は?、雨は上がって陽射しがある。よーっし先に進もう( `―´)ノ・・・
早速、熱々ラーメン、ニンニク・玉葱入りで目を覚ます。昨夜は天気が回復しなければ引き返すか?・・ 引き返しても悪天候の中を再び岩場を下らねばならない。先に進むのも様子がわからず不安(◞‸◟)。胸中に弱気の虫が渦巻いていたが、今朝の天気具合で、気力が湧いてきた。
朝日に照らされた空木岳山頂部

駒峰ヒュッテを後にする

山頂から木曽駒方向

空木平カールを俯瞰
  
520分予定を少し遅れて2日目出発だ。まず、空木岳に登り返す。朝日の中、体を目覚めさせるようにゆっくり々々と登る。そして、今日最初のピーク空木岳へ再登頂。空木平カールや木曽駒へ延びる稜線が見える。
朝日を受けて出発だ

縦走路から赤椰岳 南駒ケ岳を望む 左側の兜ピークが田切岳

今日はここから4つ先の越百山まで縦走予定。赤椰岳の向こうに南駒ケ岳が見える。なかなか遠いな~・・ その向こう側の南駒から仙涯嶺までが今日の核心部だ。頑張って歩きましょう、ファイト々々( `―´)
コメバツガザクラ

ミヤマキンバイ

ミネズオウ

キバナシャクナゲ

コメバツガザクラに見送ってもらい5時半過ぎに縦走スタート。まずは、赤椰岳を目指す。
赤椰岳は空木岳と南駒ケ岳の間にあって、若干南駒に近い場所に聳えている。稜線登山道は下り基調に伸びて、ピーク付近で再び2,798mの山頂へ登っている。途中は、キバナシャクナゲ、ハクサンイチゲ、コメバツガザクラ、ミネズオウ、ミヤマキンバイ等高山植物が見られる。やがて東側の田切岳(2,730)の兜のような岩峰が大きくなり、640分赤梛山頂に立てた。
 
赤椰岳と田切岳が大きくなる

振り返ると空木岳が遠くなった

赤椰岳付近から南駒ヶ岳を望む

擂鉢窪カールを俯瞰

しばらく下ると、擂鉢窪カールが左手下に広がる。百間ナギという大崩落地を持つ紅葉ポイントのカールだ。中央に擂鉢窪避難小屋が見え、縦走路上に小屋へ下る擂鉢窪分岐がある。分岐から100m程登り返すと南駒ケ岳山頂だ。
擂鉢窪分岐から南駒ヶ岳を望む


ハクサンイチゲ

南駒ヶ岳山頂到着

祠に安全祈願

南駒ケ岳(2,841)100名山の候補になった山で、その座を木曽駒ヶ岳に譲った名峰だ。この南峰からの下りは、仙涯嶺への登り返しと併せ今回の核心部。雪渓や岸壁の危険なトラバースがある。


ガスが覆う仙厓嶺方向


ベルトの先が越百山右の鞍部に越百小屋


越百小屋ズーム


南峰に移動


核心部が始まる 奥が仙厓涯嶺

南駒山頂で、祠にお参りして、行路の安全をお願いします。はるか先には、これから向かう越百小屋の赤い屋根も見えています。南峰へ移動し駒ケ岳を振り返り、8時過ぎいよいよ核心部へ進入です。2カ所ほど雪渓を越え、3つ目の雪渓はチョットスリリング。
南峰から越百山


南峰で南駒と肩組み


核心部の雪渓


雪渓の縁を渡り下の夏道へクライムダウン

ここは、キックステップでトラバースしていきます。岸壁に頼りながら雪渓の縁を渡り、クライムダウンで夏道に降りた。さらに這松下のザレタ道をスリップに気を付けながら下ると、下からスコップを担いで単独男性が登ってこられた。
修復できた越百山山頂標示

挨拶し、小屋明けですかと尋ねる、「今朝越百山の山頂表示を立て直してきた」と言われ、小屋に伝言を頼まれた。山小屋管理人の本多さんとおっしゃる方で、修復後の山頂標識を写してくださいともおっしゃっていた。

更に下ってもう1カ所の雪渓を渡ると仙涯嶺との鞍部2,628mへ着いた。鞍部から見上げる峰は前も後もそそり立っている。そして100m登り返せば仙涯嶺2,734mの山頂だ。
仙涯嶺の登り返し

南駒の下りを振り返る

仙涯嶺の岸壁トラバース道

仙涯嶺到着

岩登りという感じの登りが続き、その先に岸壁下のロープの架かったトラバースが現れる。そして、岩の割れ目に沿って鎖を登り945分やっと山頂へ着いた。核心部通過は約2時間の行程でした。やれやれです。
越百山へ向かう縦走路

越百山が近づいた

前方に最後のピーク越百山が見えてきたが、まだまだ先だ。木曾側からガスが押し寄せ、稜線を境に眺望が分れている。縦走路がよりよく見え、数個のピークを越えて越百へ至るのが解る。
ヒメイチゲ

越百山山頂表示が見えた\(^o^)/

越百山(2,613)は縦走最後のピーク、宇宙(コスモ)の音が一緒で、人気のお山。今日もトレラン登山者一人と男性2人パーティーとお会いした。仙涯嶺から気持ちよい縦走路が伸びて、ヒメイチゲなども見られた。
目標達成だ\(^o^)/

越百山から小屋方向を俯瞰

小屋手前の崩壊地

バイカオウレン

1120分山頂到着。二人で達成感に浸ります。ここでお昼に\(^o^)/・・・
成る程山頂標柱は復活していました。最近の記録では倒れた画像ばかりだったので、我々と、お二人パーティーが最初の証人と言う事です。本多さんありがとうございました。
(_ _)m・・・越百小屋へ伝言伝えますね(^_^)v
上の水場
 越百小屋へ寄り、伝言を伝えて急いで下ります。小屋は公衆トイレの新築中で、6月27日には竣工するそうです。我々は早く下って、子供の新居へ寄りたいので一生懸命下ります。休憩も3度入れましたが登山口の福栃橋まで約4時間で下りました。


途中でトレランの登山者とすれ違いましたが、上の方は雨降りで引き返してこられました。我々が下る間に山頂往復されそうな方でした。
ゴゼンタチバナ

展望台

石楠花の尾根

下のコル

福栃橋登山口 ここから今朝沢林道を4㎞下ります

福栃橋

越百小屋の車

今朝沢分岐

今朝沢橋

ダム上駐車場へ下山 あと2㎞で駐車地です

ダム湖へ下山

閉鎖ゲートまで下山

駐車地へ無事下山

福栃橋から約5㎞の林道歩き。1時間で駐車地まで歩き5時前ダム下の駐車地へ無事下山しました。
今回もお山で遊べました、山の神様に感謝です。ア~しんどかった(^O^)/・・
でも次回もありかな😁・・よろしくm(_ _)m



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投稿119枚 ご覧いただきありがとう山でした🙏🏻

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