2019.7.23∼27聖岳(3,013m)~光岳(2,591m)周回
§Ⅰ聖岳登山編
§Ⅰ聖岳登山編
1日目☁ 20℃ 2人 7.4㎞ 2:40分
↑305m 10,571歩13:10芝沢ゲート→15:50便ヶ島(泊)
2日目☁/☀ 15℃ 15.1㎞ 12:56 ↑2,450m ↓1,114m 16,504歩
4:30便ヶ島→5:31西沢渡5:40→9:10苔平→10:57薊畑11:15→12:32小聖岳→13:56聖岳14:05→14:31奥聖岳→14:45聖岳→15:57小聖岳→16:43薊畑→聖平小屋17:30(泊)
3日目☀/☁ 9℃ 15.2㎞ 12:22 ↑1,888m ↓1,441m 26,927歩
5:20聖平小屋→7:18南岳→8:10上河内岳の肩8:15→8:22上河内岳8:25→10:00横窪澤分岐→10:37茶臼岳→11:06仁多池11:50→12:13希望峰→14:18易老岳→15:36三吉平→16:57静高平→17:40光小屋(泊)
4日目☂/☁ 9℃ 16.5㎞ 10:46 ↑583m ↓2,330m 32,121歩
4:30光小屋→4:50光岳→5:12光石→5:35光小屋→8:43易老岳→9:20易老岳3等三角点→11:43面平12:20→13:46易老渡→15:00芝沢ゲートⓅ
トータル 54.2㎞ 38:44分 ↑5,226m↓4,885m 86,123歩
§プロローグ§
7月遠征は梅雨終盤の晴れ間を縫って、南アルプスへ出
かけてきました。今回は南部、聖岳と光岳を周回しま
す。途中の200名山、上河内岳を越えていきます。
3泊4日の長丁場です。昨年8月の大雨で便ヶ島まで入山
できず、手前の芝沢ゲートから7㎞程歩いて便ヶ島登山
口へ行かねばなりません。
14㎏のバックパックを背負っての山行は、我々にとって
未知の冒険だ。6月に空木~越百山を周回したので、頑
張れば何とかなると決行した次第。前泊の便りヶ島から
聖岳登山、そして聖平から光小屋への縦走、最後に光岳
登山をレポートしてみます。
§1 聖岳登山
さて、7月23日(火)早朝天気予報を確認し、3時半に家を出
て、500㎞先の長野県飯田市下栗の里を目指します。日本の
チロルと云われる山里は、聖岳・光岳の長野側の登山口だ。
遠山郷かぐらの湯で昼食を取って入山します。
芝沢ゲートの駐車地 |
遠山川沿いに登って標高1000m辺りの斜面に下栗の集落が
ある。国道から15㎞程入って北俣渡しの発電所を過ぎ、芝沢
ゲート手前に駐車します。ゲートから約5㎞進んだ所が易老
渡登山口だ。ここで休憩、蝮のお出迎えを受けた(^▽^;)。
更に2㎞進んだ所が便ヶ島登山口だ。広い駐車場が設えてあ
り、休業中の聖光小屋も
建っている。初日はここでキャンプ。電気も点くし水道も出
るが、熊も出るそう
(^▽^;)。一晩中ラジオを鳴らしておく。
翌朝は3時半起床、970mの便ヶ島から3013mの聖岳まで、2
千m越の標高差を登る。
テント撤収後、4時半出発です。まず、森林軌道跡を西沢渡
しまで1時間歩く。
沢を渡る人力ケーブルはパスし、上流堰堤下の橋で渡渉す
る。水飛沫が降って来るスリリングな渡渉だ。
渡渉を終え、一息ついているとストックの足元に山蛭が取付
いている。慌てて腰を上げ、急斜面に取り付き造林小屋跡
1,160mに向かった。
標高1200~2000mまで高度を上げ、9時10分に苔平へ到着し
た。歩き始めて4時間半だ。今回荷も重いのでCTの1.3倍見
込んでいるが、それでも予定に遅れがち。
先が思いやられます。薊畑へ到着したのは11時。なんとか予
定内に到着で来た。
荷物をデポし昼食のお握りを頬張って空荷で聖岳を目指しま
す。
今朝芝沢ゲートから登ってこられたパーティーが聖平小屋へ
向かわれます。便ヶ島から登った我々はまだ体力が残ってい
て、休憩後山頂を目指す。あと2㎞600mを登る。( `―´)ノ
雨具・カメラ・GPSと水だけ持ってまず小聖岳2663mを
目指します。マルバダケブキの蕾が膨らんで今にも咲きそう
なお花畑を登り、ダケカンバの林を抜けると這松帯になる。
ガレ場を超えるとコケモモの咲く小聖山頂です。
例の団子3兄弟の山頂標が立っている。目前にガスに覆われ
る山頂が聳え、下山してくる登山者が見える。登って行くと
今朝ほど便ヶ島から登って来た登山者とすれ違う。この方と
は同じ行程で光小屋でもお逢いすることとなったが、我々よ
りずっと健脚の方で余裕を持って周回されていた。
小聖からしばらくは、やせ尾根のルートを登るがよそ見しな
ければ危険はない。そして、いよいよ聖岳本峰の登りに架か
る。
取付きはキバナシャクナゲ、ミヤマダイコンソウ・イワツメ
クサ・ヤマオダマキ・ミヤマキンバイなど高山植物がみられ
る。登山道が九十九を打ちながら登り始めると、ザレた岩
場になる。
近づいた。13:56分、ついに山頂到着だ。3,013mの山頂は広
く、ぐるりと眺望が広がる。
兎岳から赤石岳への南アルプスの稜線が雄大に伸びる。赤石
岳はひときわ高く雄大だ。
山頂避難小屋も見え、足元に百間洞山の家も見えている。登
って来た方向は急斜面をガスが吹き上げてくる。
しばらく眺望を楽しみ、東側に伸びる尾根上の奥聖に行って
みる。岩稜を20m程下ると、そこはお花畑。ウラジロナナカ
マドの咲く日本庭園にチングルマ・イワカガミ・ミネズオウ
が、それぞれ入り混じって群落をつくっている。ミヤマキンバイが黄色のアクセントだ。素晴らしいお花畑を歩き奥聖へ着く。
前聖の3000m峰より低いが、ここに3等三角点「聖ノ岳」
2978.7mが埋評されている。
ここでも眺望が広がって素晴らしい\(◎o◎)/!。
兎岳から赤石岳の縦走稜線や、くぼ地の百間洞の小屋が一
望だ。そして、遠くには荒川三山の山頂部が見えている。
すばらしい\(◎o◎)/!
一服して帰ります。帰りはノンストップで慎重に下ります
。小聖へ1時間強、薊畑へほぼ2時間で下りました。再びバッ
クパックを背負い100m下の聖平小屋へ下ります。
聖平はシカの食害でお花が食い荒らされているようで、ニッ
コウキスゲが囲の中で咲いていた。
17時半今日の目的地聖平小屋到着です。明日の長丁場に向
け、今夜はゆっくり休もうと、小屋素泊まりにします。冬季
小屋へ2組のみの宿泊です。名物のウエルカムフルーツポン
チを戴き、夏休みになって、小屋番さんのお子さんもお手伝
いに登っておられ、歓迎してくださいました。
リジナル手拭いをゲット。
それに、悪かったSOTOガスの調子も直していただき、あり
がとう尽くしの聖小屋でした。(人’’▽`)ありがとう☆
今夜は山定番のカレーを戴き、冷たいビールも手伝って
19:30(-_-)zzz…
§Ⅱに続きます
1 件のコメント:
聖岳登山、面白い2っつ戴きました
今後も励みますm(_ _)m
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