2024.10.9∼12
(水∼土) 太郎平小屋∼黒部五郎・薬師岳ピストン
☀/☁ 微風 登山口13℃下山時18℃ 1人 ↑3,528m↓3,493m 43.4Km 74:11分 3泊4日 76,954歩
3日目 小屋6:30→薬師峠7:00→7:48薬師平8:12→9:04薬師山荘9:15→避難小屋跡9:56→10:22薬師岳(昼食)11:15→薬師山荘12:00→薬師峠13:40→小屋14:08泊
4日目 小屋6:55→五光岩ベンチ7:59→三角点ベンチ9:22→アラレちゃん展望9:54→登山口10:45⇒自宅13日深夜00:30着
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夕陽に照らされる薬師岳 |
§Ⅱ 薬師岳登頂編
黒部五郎岳から帰り、太郎平小屋で2回目の夕ご飯を戴いた。
小屋はすこし登山者が増え30人ぐらいの夕食でした。小屋の朝食は5時半から、昨日は4時スタートで弁当にしてもらったが、今朝は小屋の朝食を戴いて出発します。
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朝陽を受けてスタート |
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これから向かう薬師岳 |
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昨日歩いた黒部五郎岳 |
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薬師峠のテント場 |
薬師岳ピストンは累積標高差700m、往復約8㎞のコース。8時間程でゆっくり往復する予定。今日の内に折立まで下山することも考えたが、お山の空気を楽しもうと、もう1泊。
次の日下山後に、富山の土産や食事も楽しみたいと3連泊にした。
さて、5時半に小屋食、湯沸かしや用足しを済ませ出発は6時半です。
まず薬師峠のテント場を目指して木道を進みます。意外と長く感じるのは昨日の長丁場の疲れからでしょうか⁇・・・体調を計りながらゆっくり降りてゆく。
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テンバから仰ぐ北ノ俣岳と黒部五郎岳 |
CT20分のところを30分掛けてキャンプ場へ着きました。今朝は、4・5張りテントがあります。準備している人や、まだ眠っているのか⁇出発しているのかわからない、静かなテンバです。帰りは十数張りに増えていました。
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テント場から山道へ |
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ゴーロの沢筋を登る |
テンバからすぐに山道に入って早速沢筋を登って行く。地形図では流れは無いが、結構な沢水が見られます。薬師沢源流になるのでしょう⁇やがて枯れ沢を登るようになり、ゴーロの間を登って行くようになります。
岩の道で踏み跡が出来ないので、テープナビや岩ペンキを頼りに2度ほど出合を過ぎると、沢の左岸に取り付いて薬師平の木道へ出た。7時50分だ。昨日登った北ノ俣や槍の景色を撮ろうと構えたら電池切れ‼… OM5は、電池容量が少なく予備電池が必須、今回此処まで150枚ほどの撮影枚数です。プロではないので、今のところ予備は1個で済ませていますが、もう1個考え中。
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薬師平から北ノ俣岳 |
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右に北ノ俣岳 左に黒部五郎岳 |
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黒部五郎岳から槍ヶ岳の山波 |
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薬師平から山頂方向を仰ぐ |
改めて、薬師平の草紅葉の向こうに昨日の北ノ俣や槍ヶ岳の眺望を画像に残します。ついでにベンチで大休止、朝のCaféタイムにした。今日は天気も良いし時間の余裕もあって、ピクニック気分です。休憩中も何組か登って行かれる、さすがに人気のお山だ。
しばらくガレた道を登ると、前方に山頂へ伸びる稜線が見えてきた。避難小屋跡の偽ピークがよく見える。あそこは山頂手前と自分に言い聞かせて進みます。
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シラタマノキ |
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ガレバ道の向こうに稜線が見える |
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岩ヒバリ |
岩ヒバリがハイマツの下で餌を探している・・・🐦チングルマの綿毛の向こうにシラタマノキの実が綺麗だ。ガレバを登りきると稜線は気持ちの良いオープンスペースの登山道に変わり、すぐに薬師山荘へ着きました。今度はGPSの電池交換をします。薬師山荘は1週間前に小屋閉めされていて、外の荷物運搬用パレットに腰掛けて休憩させてもらいました。
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登った道を振り返る 太郎平小屋が(@_@) |
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管理人の姿も入れた…(^^)/ |
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山頂が見えた |
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薬師山荘は閉じている |
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有峰湖を俯瞰 |
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薬師沢を俯瞰 |
小屋から3・40分で避難小屋の有る頂上稜線へ着き、ケルンの中の木像にお参り。下から見えていた偽ピークだ。愛知大山岳部の遭難は此処から東南尾根へ迷い込んだのだ。さらに北へ500m稜線を辿り、山頂へ向かいます。東側に大きく落ち込んだカールが特別天然記念物「薬師岳圏谷群」の中央カールだ。
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避難小屋跡と南東尾根ケルン |
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ケルンに祭られる木像…🙏 |
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巨大な中央カール 奥に赤牛岳 |
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山頂が近づく |
山頂薬師堂はすでに閉鎖されていますが、お賽銭を挙げお参り・・・🙏続いてぐるりと眺望を眺め、北側の金作谷カールも俯瞰します。そして、2等三角点「薬師ヶ岳」2925.9mを確認して、腰を下ろした。同年輩の御夫婦がいらして眺望を楽しんでおられるし、女性2人組のパーティーさんもいらっしゃる。皆さん「素晴らしい」を連発されている。
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山頂標と登ってきた道 |
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山頂の薬師堂 お参り用の穴が開いています |
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後立山方向 |
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立山方向 |
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2等三角点薬師ヶ岳 |
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近作谷カールも素晴らしい |
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単独行の自撮り‥😢 |
しばらく眺望を楽しんで、お堂南側で陽を受けながらお昼にします。今日も中華粽のお弁当。食事中に登って来た若者が、シャッターを押してと頼むので、自撮りでもしたらと突き放す。こっちは食事中なのだ。足もとも悪くて移動も儘ならない・・・😖
食事を終えてから呼び戻し、アングルもいろいろにシャターを押してあげた。
空気感を読めない現代の若者でした・・・😅あるいは、登頂の喜びでハイテンションになっていたのかも?
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日本海から雲が沸く |
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見飽きない眺望 |
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雲が出てきた下山道 |
若者も悪いと思ったのか、撮りましょうかと尋ねてくれたが辞退した。
管理人は三脚を帯同していたので、そのトレーニングをしてみます。三脚とカメラのセルフタイマーを使って初めて自撮りしてみた。
11時15分絶景を後に下りへ向かいます。お昼前、登ってくる登山者に沢山出会います。
皆さん今日明日の晴天を目指して登られている。秋晴れ最後の登山日和になりそう…⁇
太郎平小屋も10月20で小屋閉めだそうです。
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下山路のシラタマノキ |
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チングルマの綿毛 |
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薬師平付近から太郎平小屋を俯瞰 |
来た道を下り薬師平で再び休憩。沢筋下りは慎重に降り、薬師峠へ13:40分無事下山しました。ここからは木道を帰ります。小屋へ2時過ぎにつき、部屋でのんびり🥱。明日は下山、降りてからの予定も立てておきます。夕方、夕陽の薬師岳を撮り、お山最後の夕暮れを楽しんだ・・・😢 夕食はさらに人数が増えていた。
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飛天が載るという雲が・・😲 |
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草紅葉も見納め? |
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テント場は賑わいを見せ始めた |
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帰着時はガスの中 |
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夕焼けの薬師岳 |
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黒部五郎に掛る月 |
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夕陽が沈む |
下山の日、朝から晴天、大霜が降りていました。昨夜、50人は泊まられた様子。小屋の朝食も大人数だ。登山者が思い思いに出発された後、小屋番の兄さんにお礼を言ってお別れします。7時前小屋を出て、下り始めたが木道に霜が降り、下り坂は怖い。慎重に下ります。朝夕に仰いだ薬師岳にもお別れだ。
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下山の日 大霜です |
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足元注意 |
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霜が降りた草紅葉 |
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チングルマも真っ白 |
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下山路を俯瞰 |
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薬師岳にお別れ |
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池塘に収まる逆さ薬師 |
しばらく下ると、登ってくる登山者とちらほらすれ違い始めた。五光岩ベンチ辺りからはひっきりなしに登って来られる。8時、登山者の合間を縫ってシャッターを押しながら下って行きます。
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弥陀ヶ原から大日岳 剱岳が見える |
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五光岩ベンチまで下山 |
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大日・剣・立山の山波 |
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富山湾に向けて降りてゆく |
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有峰湖が見えてきた |
三角点ベンチは込み合って休憩出来ないだろうと、手前のベンチで一休み、予想通り三角点ベンチは大混雑、ここはスルーして下ります。樹林帯へ入るとすれ違いが難しいほど登って来られる。カウントしてないが200人は下らないと思えるほど、多くの登山者とすれ違った。
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登りで見た積雪深観測塔 |
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三角点ベンチへ下山 |
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三角点から望む山波 |
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ネズコの大株まで下山 |
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アラレちゃん展望へ下山 |
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ミズナラの立つ登山口へ無事下山 |
10時ごろにはすれ違いも一段落したが、その後も何組か登って来られた。登山口に着くと、やれやれ疲れたと思えるほど、沢山朝の挨拶を交わして降りてきた。
折立登山口へは11時前に下山、観光客もちらほらおられました。もちろん駐車場は満杯、空きを探してウロウロする車もいた。脇にある山ぶどうの木には、お猿さんも来ているようだった。
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ヤマブドウをあさる野猿 |
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有峰湖 |
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槍ヶ岳開山の播隆上人像 |
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常願寺川水力発電の水車 |
無事駐車場へ着いて、折立ダム、富山市大山歴史民俗資料館を見学後、亀谷温泉で汗を流して帰路へ向かった・・・🚗🏡。
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思い出&土産ゲット( ^ω^)・・・ |
今回の山行、登りはすこし天気が崩れたが、その後はマズマズの天気。快晴の景色も楽しめた。眺望や草紅葉、天然記念物の圏谷群等貴重な自然に触れることが出来た。連れと歩きたかったが、次回のお楽しみに・・・🌄🍺
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最後までご覧いただき(人’’▽`)ありがとう☆山でした・・・🙇
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