24..10.11 (木) 晴時々曇 矢筈ヶ山(1,358m) 1人 21,905歩 約13㎞ ↑↓850m 8H
津山6:40⇒8:05一向平ⓟⒽ573m8:30→9:02大山滝吊橋→9:30Ⓗ625m大山滝9:38→10:02地獄谷分岐(大休み口)Ⓗ793m→10:40三本杉分れ→11:27大休峠避難小屋11:32→12:05 1300mピーク→12:30矢筈ヶ山Ⓗ1,358m13:10→14:01大休峠避難小屋14:20→14:43三本杉分れ→15:10地獄谷分岐(大休み口)→15:40大山滝15:43→16:13大山橋→16:33一向平ⓟ⇒18:00津山
今日は先日撤退した矢筈ヶ山に1人で出かける。中国自然歩道は川床から大休峠まで歩いたので、反対側から一向平
→ 大休峠 →
矢筈ヶ山のコースを予定する。
標高差・距離ともに自分には手強いが、先月川床から歩いているので、無理なら大休峠でピストンすればよいと、挑戦することにした。
朝が予定より1時間遅くなったが、鏡ヶ成・地蔵峠経由で野井倉の一向平キャンプ場駐車場に八時過ぎに到着した。
画像クリックでスライドショー |
管理人の人にお世話様と挨拶、入山申告をして歩き始める。駐車場からは矢筈ヶ山の頂が見えて心強く、行けるところまで行くことにする。
一向平からの中国自然歩道は、東大山から流れ出る加勢蛇(カセイチ)川が刻んだ深い渓谷沿いの山の中腹を緩やかに登ってゆく。
しばらく行くと渓谷は狭まり、右側の谷底から渓流の音が聞こえてくる。大山滝吊橋だ。
谷底に渡した丸太橋がたびたび流失するため、昭和52年自然歩道の歩行者のため吊橋が設置されたそうである。橋長45m 幅1m 高さ30mの吊橋はゆらゆらと揺れて怖い。
自分の腰が定まらないので、バランスが悪く、高いところは特に怖い。烏ヶ山のときも感じたが最近特にバランスが悪い。加齢もあると自分に言い聞かせている。
吊橋に下る |
恐るおそる渡って、谷の右側をしばらく登り、旦那小屋跡・木地屋敷跡を過ぎると、やがて大山髄一の滝「大山滝」に到着する。1.8k登ってきた。
ここはベンチや滝見台が有る。荷物を置いて滝壺まで降りておられた方がいらっしゃった。
元は三段の滝で昭和9年の室戸台風の大雨で、中の滝が流出し二段になっていたものが、昨年の台風で向かいの山が大崩落し、下の段の滝壺を埋め一段の滝になってしまっている。
ここまでは一般の方も来られるが、ここからは山道が続き装備をした人しか入山しないよう指導票がある。
下の滝壺は土砂で埋まって河原にお1人 |
傾斜も少し出てきて、沢を渡ると立派な檜林の中の道となる。この沢で3脚を担いだカメラマンの方と出会い挨拶をする。1kほど進むと峠への中間地獄谷分岐(大休み口)に到着だ。糖分と水分を補給し先を急ぐ。
この沢でカメラマンの方とお会いする |
檜林の中を行く |
檜林が終わるとさらに傾斜がつき九十九折れの道に成る。林層もブナやミズナラの広葉樹林の明るい道に変わる。途中で、倉吉から来られたというの登山者の方とお会いし、少し話を交わす。
20年来大山に通っておられる方で75歳、60歳と言うとお若いといっていただき、どこまでと訪ねられる。出来れば矢筈ヶ山へ、でも峠までになるかも知れないと答えると、矢筈の斜面はブナがきれいなので、ゆっくり行ってらっしゃいと応援してくださった。
大小の九十九折れを折り返し尾根筋まで登ると、梢の間に矢筈ヶ山の頂が見える。ここから尾根の南側に回りこみ尾根に沿って石地蔵の道しるべの側を通り、地獄谷分岐から約1キロで三本杉分れに到着。3.8kを2時間強かかっている。
九十九折れの道 |
矢筈ヶ山が見える |
三本杉分れへは行けないとある |
さらに自然歩道を進むと傾斜も緩くなってきて、南側地獄谷を超えて、キリン峠から槍が峰にたる磐稜上部や、烏ヶ山が見えてくる。ここまで来ると後一息だ。
傾斜が緩くなると周りを気にする余裕も出てきて、茸や野草を探しながら歩けるようになる。気持ちよく、日当たりのある自然歩道をトラバース気味に峠に向かってどんどん進むと、峠の広い鞍部に差し掛かる。
奥にキリン峠の上部槍ヶ峰の斜面 |
烏のシルエット |
峠に到着 奥に三鈷峰ユートピア小屋も見えている |
林の間から避難小屋が見えてきた。時刻は11時半3時間の行程だった。ベンチで一休み、ご夫婦のパーティーと挨拶する。
朝7時に大山寺からユートピアを越えてこられてこれから川床に下って大山寺に帰るといっておられた。あと4時間くらいを予定していると聞かれたので、川床まで2時間大山寺まで小1時間と、先日の経験をお話した。
昼に少し間があったので、体力とも相談して、矢筈ヶ山に登り始める。1,300mピークでお昼となるが、もう少し頑張って矢筈ヶ山でお昼にする。12時半に1,358mの頂上に着く。
矢筈ヶ山は1等三角点のある山、さすがに展望が素晴らしい。鳥取県に12点、岡山県には13点しか無い三角点の山だ。全国三角点100名山にも入っている頂上だ。
北に小矢筈.甲ヶ山.から船上山の尾根。東に一向平から南に掛けて蒜山三座.アゼチ皆ヶ山.疑宝珠.鏡ヶ成.烏ヶ山。そして西に向かって大山の岩峰がパノラマだ。三鈷峰の向こうにはユートピアの避難小屋も望める。
山頂では、米子から見えたという登山者の方がお1人休んでおられた。はるか甲ヶ山に登山者の姿も確認できる。
1,300ピークへの登り |
一向平 |
一向平ズーム右側山裾いにキャンプ場 |
甲ヶ山と小矢筈 |
小矢筈ズーム |
疑宝珠と鏡ヶ成 |
1,300mピークを振り返る 奥烏から大山に右の尖り三鈷峰 |
一辺18㎝の1等三角点標石 |
大山の稜線 |
烏ヶ山の稜線 |
蒜山三座からアゼチ・皆ヶ山右に疑宝珠と象山・鏡ヶ成 |
甲ヶ山の上に登山者が見える |
写真を撮るのに夢中で、お昼は、お握り2個と100%野菜ジュースで、おやつは峠に下ってからにする。ここでI氏からメールが届き、彼も森林公園を歩いているようだ。返信するが送信出来ないので、下りてからとする。40分くらい過ごし、1時10分に下り始めて峠の小屋には2時に着いた。
少し遅いと思ったが、あわてても仕様が無いので、ゆっくり落ち着いて、息子が土産にくれた京都の銘菓を、スイスアーミーで切り分けて美味しくいただく。後はサクサク下るだけ。
三本杉分れ14時43分、大休み口15時10分、なぞの石碑15時30分、大山滝15時40分、一向平キャンプ場16時34分到着。
途中の大山滝つり橋を渡ってからの登りは、朝はヨイヨイでも帰りはキツイ、段の数えを掛け声にして一気に登ると、465段を数えた。
キャンプ場では管理人さんが戸締りを始めていた。お礼を言って、途中で3枚ほど採取したブナハリタケかも知れないタケを見せたら解りませんと言われたが、考えてみれば国立公園で採取して良いはずは無く、目を瞑ってくれたのだろう。
次の日の味噌汁に入れてもらった。味が解るほど無かったが、深山の香だ。腹はくだらなかったので、間違いではなかったようだ。
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