2012年11月30日金曜日

24.11.28(水) 晴時々曇り 蒜山三座縦走 下 (1,100m)→中(1,123m)→上(1,202m)


24.11.28(水) 晴時々曇り 蒜山縦走 下 (1,100m)→中(1,123m)→上(1,202m) 
2人 19,170歩 約11.5 ↑↓1,200m  7H

津山650750犬挟峠下蒜登山口ⓟⒽ500800→尾根(頂上まで1時間40分の指導票)
815→五合目846→七合目905→下蒜936→フングリ乢1044→中蒜登山道合流11281137中蒜1200上蒜南峰1300→北峰1310→南峰1323→八合目13556合目14152合目1443→百合原登山口15001515タクシー⇒1537犬挟峠Ⓟ15421700津山着

 今日は連れも一緒に蒜山縦走に挑戦だ。昨晩ハブファン・ミドル・ハードどの登山がよいか尋ねたら、ハードでも良いとのことなので、蒜山縦走に決めた。

 雪があれば撤退と云う事にして、早めに出てゆっくり縦走しようといっていたが、登山開始7時予定が1時間遅くなった。

 犬挟峠は、気温-2度、風が強く体感温度は-5度くらいに感じる。登り始めると氷が張っていたり、霜柱も3センチくらい伸びている。 

 しばらくは林の仲の道を進む、尾根に出ると南からの強風が吹き荒れている。帽子を抑え、風にあおられながら、雲居平につく。水溜りは凍っていてスケートが出来そうだ。
犬挟峠に朝日が昇る

最初の指導票(頂上まで1時間40分)

五合目から下蒜
雲居平

強風が吹いている


登ってきた道

九合目風に帽子が・・・

下蒜から大山方向


 草原が広がる尾根道は、視界はすこぶる良いが、強風で眺望を楽しむ余裕は無い、うかうかしていると帽子が飛んでいきそうだ。

 七合目をすぎるとだんだん傾斜もきつくなってくる。最後の急登で、10分ほど頑張ると下蒜頂上だ。ここにもスケートリンクが出来ている。

 ここからの眺めは東大山から矢筈ヶ山、甲ヶ山、勝田ヶ山、船上山と日本海に落ち込む尾根が一望できる。その手前に、これから目指す下蒜から上蒜が続いている。眼下は蒜山高原が広がり、その南に星山から白馬山が連なっている。そして、東には津黒山から富栄山の山並みが一望できる。



これから向かう中蒜・上蒜

途中の霜柱

イワカガミ

ヤブコウジ



珍しい道しるべ

フングリ乢

 しばらく休憩して、今度はフングリ乢を目指して稜線を下っていく。約300mの下降だ。この下りも眺望が素晴らしいポイントが次々出てくる。下りでは、イワカガミの葉や。ヤブコウジが見られた。

途中コースの方向が変わるところには、古い石の指導票が設置されている。石柱の頭に「く」の字や「へ」の字型を掘り込みしてあり、珍しい。乢の手前には、「是ヨリ西 下福田村」と刻まれた古い石柱が立っている。

さらに西に10分ほど下ると、フングリ乢に着く。乢から中蒜への登りとなる。黒土の登山道を登ってゆくが、凍みているので比較的快適に登ることができた。小一時間頑張ると中蒜山登山道が南から合流する。ここでお一人の男性登山者と挨拶を交わす。
中蒜登山道と合流

下蒜を振り返る

中蒜避難小屋手前の看板が上蒜への入り口


中蒜4等三角点

そして、すぐ中蒜頂上である。避難小屋横の上蒜への縦走路を確認し、中蒜頂上に行き眺望を楽しむ。避難小屋横に帰って昼食にする。お握り2個と息子のタイ土産のドライマンゴーをいただき、縦走路を上蒜へ向かう。

 ここから再び200mの下り。丁度北斜面を下るのでまだ凍みていて、登山道の、泥と落ち葉の足跡が畝になっている上を歩くと、適当なクッションになり膝への負担も少なくて、心地よく下ることが出来た。

 下りきったあたりで、男女2人ずつ4人のパーティーの方たちとお会いする。上蒜から2時間で登ってこられ昼食とっておられた。雪があるか尋ねて、お互いの健闘を交わして登りにかかる。
中蒜から上蒜への縦走路

?ブキのシダ


中蒜を振り返る

イワナシ

 上蒜への登りは岩場が多く急である。鎖場も数箇所あり岩のくぼみを確認しながらのファイトだ。
適当に足場があるので鎖に頼らなくてもどんどん登れる。

リズムよく登ってなだらかになってくると1,202mの上蒜につく。ブナの森で、見晴らしは悪いが、標識がある広場になっている。
上蒜1,202m峰

さらに北側の三角点峰に向かう。ここからは、登る人が少ないせいか刈払いが出来てない。北斜面で、日当たりが無く雪が残っている。胸までの根曲がり竹を雪が抑え込んでいるところもある。
上蒜2等三角点峰

足元に注意して薮を漕ぐこと101,199mの三角点峰に到着する。ここも森に囲まれていて眺望は聞かない。アゼチ、皆ヶ山、ニ俣山、オオナメラを確認して引き返す。連れは初めての薮漕ぎとなった。
薮コギに夢中で、上の枝でアタマのてっ長を
シコタマぶつけた忘れられない倒木

1,202m峰に戻って

梢の先の大山

1時半に1,202m峰に帰り、少し休憩を取る。ここまでの歩数12,754歩約7キロの距離を朝から歩いている。下りは2時間予定すれば充分、風も収まり暖かくなってきて気持も楽になる。

下りも眺望の良い下りであるが、登山道に浮石が多く足場に注意しての下りとなる。要所では大山方向、下蒜方向の素晴らしい眺望を撮りながら下る。
中蒜・奥に下蒜

蒜山高原




手前からアゼチ・皆ヶ山・オオナメラ・烏ヶ山・大山


6合目まで下った

二俣山・皆ヶ山・手前にアゼチ・奥に大山

上蒜スキー場

百合原牧場に帰った

犬挟峠に到着

帰りの中蒜山

最後、植林の滑りやすい道を下って百合原牧場に出た。下り1時間半、予定通り1500に到着できた。上蒜登山口駐車場で、タクシーを頼み、5分くらいで、タクシーに乗せていただき下蒜に帰った。

上で会った4人組パーティーが途中の塩釜冷泉にタクシーを待っておられ、我々を送ったタクシーが帰りに乗せられるようだった。上から中蒜に縦走されたようだ。

今日は霜や、黒土で滑り易い所も有り、連れは1度滑ったが、山登留は尻餅をつかなかった。標準タイムよりは遅いが、体力に大部手ごたえを感じた今年最後の縦走になった。

動画をどうぞ

2012年11月21日水曜日

24.11.19(月)泉山 (1,209m)


24.11.19() 曇り 泉山 (1,209m) Aコース↑Bコース↓1人 16,076歩 約9 ↑↓900m 6H

津山750820泉岩神社ⓟⒽ400840Aコース登山口912→水場950→福ヶ乢10151108井水山1110→Bコース分岐1120→中央峰11361200泉山頂上1211→中央峰1236Bコース分岐1250→よぼし岩1256Bコース登山口1427Aコース出合い1438→泉岩神社Ⓟ14511530津山着

連れが出かけるのに合わせて久しぶりに泉山にゴー。524日以来だ。
イワカガミを堪能したコースをたどり、お初のBコースを下る予定。泉岩神社に駐車して林道をたどる。

Bコース分岐をすぎて、Aコース登山口から植林の中の登山道に取り付く。今日も最初は出来るだけゆっくりと汗をかかないように登り始める。それでも、水場の手前まで登ると汗ばんできた。

水場で1枚ぬいで、アンダーとフリ-ス2枚になる。ヤブコウジ、フユイチゴ、ガンクビソウ、オトコエシなど楽しみながら登る。植林帯はめぼしい花は見られないが、オヤマボクチが出迎えてくれた。

福ヶ乢手前まで来ると枯れた、テンニンソウ、マムシグサの赤い実が目立っている。相変わらずプレデターのマスクも健在だ。
泉岩神社ⓟ

左 Bコース分岐

Aコース登山口

水場

プレデターの株

枯葉の登山道

福ヶ乢到着

福ヶ乢のマユミの古木はまったく実をつけていない。森林公園のマユミも不作だったようで、今年の夏の厳しさが祟ったのかと思う。

乢からは、いつもなら日当たりの良い尾根道となるが、今日は、ガスがかかって暗い道だ。それでもリンドウ、アキノキリンソウ、カワラナデシコ、などが迎えてくれる。

ウメバチソウ、ゲンノショウ、センブリなども確認できる。1035ⅿピークを過ぎると所々ではあるが、岩の登山道が現れてくる。檜林をくぐると井水山山頂だ。
岩の門

井水山到着

ガスの頂上稜線歩き

ここから頂上稜線を中央峰、泉山へと縦走する。途中は笹原、潅木など何時歩いても気持ちの良い登山道だ。あちこちにリンドウの蕾が見られ、飽きることは無い。

生憎今日はガスの中でリンドウブルーがいまいちの気がする。春はイワカガミルート、晩秋はリンドウルートといっても良い。部分的には、ナデシコロードもある。

泉山の魅力は登山道の尾根道・稜線縦走と足元に咲く花たちが迎えてくれることだろう。登山道が裏から表から、東も西も整備されていることにもある。

頂上に着くとブログ表紙と同じ構図で写真を撮り、途中で収穫したごみをパッキング(ちょっとオーバーな表現ですみません、実は割り箸の袋と、ゼリーのカップの2つをレジ袋に入れてザックに入れただけ)した。
中央峰に到着

泉山山頂

山頂 1等三角点

ブログと同じショット

拾ったゴミ

北風に震えながら手早く昼食を取り、帰りに向かう。登りは3時間20分もかかった。

中央峰から井水山に向かう途中でBコースに入り、よぼし岩を目指して下る。ここからはお初のコースで、ふみ跡はあるが、赤テープと、津山高校の看板、泉山→を確認しながらの下山だ。
雪が残る道を下山する

Bコース分岐まで帰ってきた

よぼし岩上部

標識に健脚向きと有って、大きな岩や、急斜面の下りが現れる。モアイに似た岩や、ヌリカベと名づけたい特徴ある岩が次々と現れて、楽しませてくれる。

木々が大きく覆いかぶさっているルートで、見透しは聞かないものの、のぞき岩や、奥津方面が梢の間から見える。一部胸までのササ薮の下りもあり、足元の見透しが悪い箇所もある。
よぼし岩から見上るのぞき岩

モアイ岩

ぬりかべ岩

こうら岩





獅子が泥塗装した松

せせらぎの音が聞こえてくると、両側に切れ落ちたやせ尾根歩きとなる。樹木が茂っているので、恐怖は感じないが、ここも特徴ある登山道となっている。

最後に尾根の急斜面を下ると両側からの渓谷の出合である。ここから林道を少し下るとA]コースへの広い林道に合流する。

くだりは3度しりもちをついた。食べられないもちはつきたくないが、今日の下りは濡れた落ち葉が木の根を隠して難しい下りだった。
痩せ尾根

Bコース登山口へ帰った

Aコースとの分岐へ到着

泉岩神社の説明看板


Bコースで1キロ短くなった割には、時間も2時間40分と長くかかった。春の登山時よりは余裕もあり、時間も短縮できたので、少し元気に成れたような・・・・。

最後に途中の黄葉と、ムラサキシキブの実にシャッターを切って、満足して駐車場についた。
そうそう、スキーシーズンも近いので、下りの九十九折れでは内足主導、外足従動を意識してターンを繰り返しながら下ってみたが、効果のほどは・・・・・?。

今日の花々