2012年11月12日月曜日

24.11.10(土) 大山 船上山(615m)


24.11.10() 曇り 大山 船上山(615m) 1人 7,817歩 約5 ↑↓300m  4H

津山750⇒蒜山IC経由⇒950東坂登山口ⓟⒽ400 1005→横手道分岐1020→正面登山道分岐1100→滝見1135→正面登山道分岐1140→頂上台地1200→千丈覘き1215→船上神社1250→奥の院・行宮跡1305→頂上台1325→横手道分岐1345→森林鉄道跡1353→東坂登山口Ⓟ1400⇒赤崎道の駅⇒人形峠⇒17:30津山

神楽尾の紅葉も始まり、だんだん里に降りてきた紅葉前線、ブログからリンクさせていただいている、先輩方の案内記事を見させていただき、紅葉スポットにも事欠かない。

国土の51地形図もインターネットで、どこでもプリントアウトできるし、初コースでも、安心して出かけられる。便利な時代になったとつくづく思える。

そんなわけで、今日は鳥取琴浦町の船上山の滝見と紅葉狩りに出かける事にした。
連れが家を出るのにあわせて出発し、予定通り2時間で船上山ダムに到着。

東坂登山口に駐車し、身支度を整え出発しようとした時、丁度お1人下ってこられた。挨拶して、1時間ぐらいで登れますかと訪ねたところ、奥の院までならそのくらいですと教えていただく。

登山口説明板によると、船上山行宮跡は国指定史跡で後醍醐天皇ゆかりの地である。津山には作楽神社があって、隠岐に流される途中立ち寄った史跡だが、こちらは建武の新政(中興)前夜に隠岐から伯耆国「名和長年」を頼って脱出(1,333年)し80日間留まって挙兵したところである。



lオヤマボクチ

ヤマシロギク?


1丁地蔵

森林鉄道跡への分岐 帰りはここを下る

もともと船上山は大山寺・三徳山とともに山岳仏教が盛んで、平安時代には金石(こんじゃく)寺が創建された。この寺の梵鐘が福岡県早良町西光寺に国宝として残っている。

その地形は勝田ヶ山・甲ヶ山・矢筈ヶ山に続く、百万年前の古期大山の火山活動で出来た山である。特に屏風岩と呼ばれる柱状節理の絶壁は壮観だ。

登山道に取り付いて、明るい道を進むとすぐに1丁地蔵(1823年)が松の根元に鎮座している。
大分時代が下ってからのものだ。さらに登ってゆくと横手道へ案内してある分岐が現れる。

 ここは滝を見に横手道をたどる。屏風岩の絶壁の下をトラバースして歩く道で、途中はリンドウや、白い菊など、花も沢山残っている。丁度絶壁の下で南に開けた陽だまりになっているから良いのだろう。

シロバナハマカンギク?

絶壁の下を進む

?アザミ

?

ヤクシソウ


 やがて正面登山道との分岐が崖下の林の中に現れる。ここまで来ると滝がもうすぐだ。しばらく進んで、雌滝・雄滝が望めるポイントで、紅葉の滝をフォーカスする。


雄滝

雌滝











 写真を収めて、少し引き返し正面道に取り付く。ここからは絶壁の間の沢をよじ登っていく。
上から、子どもの歓声が聞こえてくる、千丈覘きからの歓声だったことが登ってしまってから理解できた。 何か投げられると頭に当たるのではと、ちょっと心配しながらよじ登る。


フユイチゴ

沢をよじ登る

千丈のぞきの節理

千丈のぞき岩

岩の上から 恐怖の撮影



 頂上台地に着くと数人の家族ずれが仲良く食事中だった。挨拶して脇を通り千丈覘きへ降りていく。途中でストックをデポして岩をつかみながら降りて行く。

ここは絶壁の上で、岩棚の上にザイルが固定されて山伏の行場だと思われる。恐る恐る登ってみるが、立ち上がれなかった。のぞき岩のようだ。やっとの思いでシャッターを押した。

頂上台地に戻って国史跡指定の行宮碑を見て、奥の院方面を目指す。昼を過ぎたが腹がすかないので、どんどん進む。途中に石垣の山門跡が見えてくる。
山門跡

古の石塔

沢山コブをつけたブナ

文保2年(1318)後醍醐天皇即位の年に立てられた石塔台座

船上神社

船上神社の大杉

このあたりはブナやナラの混交林になっていて、小鳥たちの遊び場だ。今日もコゲラを発見するが森の中でうまくフォーカスできなかった。

僧坊跡や石塔などを見て緩やかな登りをシャッターを押しながら進み、船上神社に着く。ここには社の横に、琴浦町指定天然記念物「船上神社の大杉」(樹高23m 周囲5.6m)がそびえている。


ここから200mほどで奥の院に到着する。横に天皇行宮跡が案内してあるが、鬱蒼とした森が広がっているだけだ。
奥の院

金石寺跡の看板
後醍醐天皇行宮跡
下り始めて西からの登山道のようなので東の登山道に修正するハプニングが有った。600m付近まで昼のおむすびを齧りながら下って工事中の避難小屋の周りで三角点を探すが、見つからなかった。

ここからは東坂登山道を下る。自然石で組んだ階段状のところがあるが、広い登山道で気持ちよく下れる。
欅の大株

ノブキの実

キバナアキギリ

森林鉄道跡を下って大山環状へ下山

20分ほどで横手道分岐に帰ってきた。さらに下って森林鉄道の跡をのぞいてみると、しばらく線路の跡らしき道を進んで環状道路に降りられそうなので、そのまま進み舗装路に出た。

舗装路を少し歩いて無事駐車場に到着。帰りは赤崎に下って魚を仕入れ、お土産を作って津山に向かった。

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