2014.5.19(月) 泉山(1,209m) 百乢周回
津山7:30➩18.1km 45分➩8:15中林駐車地8:32→自転車→9:3百乢登山口駐輪→百谷2号橋9:14→百乢10:25→三角点11:50→福ヶ乢12:12→13:20井水山13:40→14:28泉山14:45→中林下り口15:35→16:44中林中駐車地16:57⇒17:15百谷自転車回収17:20⇒20.5km 35分⇒17:55津山
所要時間8h21m 1人 21,233歩 約16.7km 内自転車6.6km ↑1,318m↓1,257「m
今回はそんな思い出のコースを巡ってみることにした。情報では相当荒れているとのこと、もちろん薮漕ぎ覚悟で出かける。
中林の滝に車を止めて、自転車で大町に下る。さらに県道392号越畑線を井村まで下り、香北郵便局の上を百谷に入る。百乢ルートは奥津の女原からも養野を経て到達できるが、一般的に百谷から登るのが知られている。登山ルート情報の検索でも百谷→百乢しか出て来ない。
百谷を1キロくらい入ると、寺谷と百乢に向う谷とに分かれる。百乢に向けて入っていくが、この先通行不能「県道加茂奥津線」の看板が掲げてある。家の間を通って200m位行ったところに駐輪する。
舗装路を道なりにしばらく進むと百谷2号橋がある。舗装はここまで、橋を渡るとこの先落石注意の看板と林道奥畑線の起点看板があり、林道が分岐している。ここは林道と反対に登って行く。
車で上がれるような道を行くと左手に大きな砂防堰堤がある。昭和35年11月竣工 百谷川砂防堰堤のプレートが埋め込まれている。さらに5分ほど登ったところに車を止められるような広場がある。車はここまでだ。
9時41分駐輪地点から40分で立派なベンチ3基と津山高校山岳部の百乢・泉山指導標のあるコックリ曲がりに出る。ここから道は傾斜を増し、突き当たった所に特徴ある太鼓橋が架けてある。これを渡ると小滝が有り、道は山道になる。
九十九を折って上っていくと大きな切り通しの場所がある。さらに進むと前方で、建設機械の音がしてきた。斜面をつめていくと湿地帯の中に入る。上に真新しい法面が見えてくる。車も何台か止まっていて工事中だ。
養野から上がってくる林道工事がここまで延びているのだ。ちょうど目の前の法の上に峠のお地蔵様が見えた。百乢到着だ。10時21分歩き始めて80分。普通の人なら1時間程の行程だ。
先人の置物 (そのまま置いています心当たりの方は回収してください) |
ここから道は殆ど無い。獣道がところどころ出てくるのでそれを尾根を外さないようにトレースしていく。尾根道に牧柵だったらしい杭が所々見られるので、茅場と牧柵、おそらく昔の野山の跡だ。今は植林されていて稜線上を帯状に牧場跡がのびている。蕨が沢山生えているが、羊歯になっていてちょっと時期が過ぎている。残念。
獣道を行く |
3等三角点養野 894.7m |
福ヶ乢手前のようだ |
福ヶ乢だー |
背中を伸ばして大手を振って尾根道を登って行く。1,035mピークは12時46分。イワカガミが顔を見せ始めた、まだ咲きはじめのピンクが濃い小さな花がポツポツ咲いている。井水山まで頑張ろうと思ったが、途中の倒木ベンチでモチベーションが途切れた。
倒木に腰掛けて小休止、プチトマトとおやつを出してエネルギー補給をする。10分ほど頑張って井水山に到着。やっとお昼が取れる。天辺で大休止だ。
野芝が一面に生えている。荷を解いて地べたに座り込んでお昼にする。今日のおにぎりは連れのお手製だ。ゼンマイ・ワラビ・スズコの炊き込みご飯、もちろん自前の山の幸だ。美味しくいただけた。半分は泉山まで我慢することにした。
周りの山を眺めながらデザートのプチトマトもいただき縦走にかかる。小一時間の気持ちの良い稜線歩きが始まる。アップダウン有り、花有り、木陰有り、そして眺望と、色んな自然が体験できる。大山はちょっと恥ずかしがり隠れているようだが、足元のダイセンキスミレは黄色の花を見せびらかしている。
大ヶ山アップ 先日横を歩いた反射板が見える |
三ヶ上アップ |
妹山アップ |
花知ヶ仙アップ |
角ヶ仙アップ |
大山の山陰 |
中央峰は2時過ぎに通過して泉山1等三角点には2時28分到着。5時間半の登りだった。大町のコース案内によると7km,、4時間と表示してあった。
折り返して、下りにかかる。中林の滝に向け激下りが始まる。稜線分岐から始めは笹原をトラバースしていくが、4月に雪が残っていた鞍部を越えるとよろめき坂の急な下りが始まる。慎重に足場を選びながら下ってゆく。今朝ほど滝口であったご夫婦の足跡だろうか?歩いた跡がある。
このパーティーは奈良ナンバーの車で登ってこられた。自転車で登られるんですかと怪訝そうに聴かれるので、一度下って百谷から登り、ここに帰ってこようと思いますと挨拶した。上で会えればよかったのだが、下った足跡にお会いできたようだ。
植林の中、急な偽木の階段を下って滝駐車地に4時45分、稜線分岐から1時間強の下りで到着できた。水場に谷水が勢い良く流れていて、地元の方が修理されたようだ。(4月は流れておらず、修理しようとしてみたが、出来なかった。)
最近大町からの登山は、進入止めが続いていた。4月に歩いたときはまだ進入止めの看板もあったが、今回は見当たらなかった、稜線下り口の進入止表示は未だあったが、もうお役ご免だ。滝手前の崩壊箇所は復旧している。
井村に下って自転車を回収し、今日も無事津山に帰還できた。8時間の長丁場だったが、百乢ルートも歩き又一歩泉山に近づいたような気がする。因みに大町にあるルート案内では、泉山の登山コースは10コース。未だ歩けていないルートも多い。
今日の草木
花が沢山咲く季節 投稿画像も増えますなー
シャガ 最中で沢山咲いている |
ノアザミ |
コウゾリナ |
ウマノアシガタ |
ハナウド |
ミズタビラコ |
ミツバ? |
ラショウモンカズラ |
ウワバミソウ |
タニギキョウ |
タニウツギ |
ホウチャクソウ |
チゴユリ |
ダイセンキスミレ |
ダイセンキスミレ |
ベニドウダン |
イワカガミ |
イワカガミ |
ミツバツツジ |
ミツバツチグリ |
ナナカマド |
タチシオデ |
エンレイソウ |
コガクウツギ |
カノコソウ |
ヒメレンゲ |
投稿93枚 最後までご覧いただきありがとう山でした
3 件のコメント:
子供の頃から親しんできた泉山、登山コースも様変わりしてきました。今回は子供の頃に登っていたコースを巡ることにしました。
林道工事が続いているので、まだまだコース模様も変わり、整備もされることでしょう。
中林コースは滝まで車が上がれるようになりました。大町からも登ってみてください。
流石、いずみやまさん!
面白い山行をされましたね。
実は、百乢~福ヶ乢は未踏破なので、参考にして、近いうちに歩きたいと思います。
しかし、百乢まで林道が延びているとは驚きです。泉山中腹を一周するんでしょうが、何に利用するんでしょう。
登山に利用する方法はあるか、考える必要もあるでしょうかね?
先日、FM岡山のフレッシュモーニング岡山「蒜山三座山開き!登山を始めたい方必聴 山登りの“いろは”」に生電話出演しました。
もし、どうしても(?)お聞きになりたいようでしたら、下記URLからダウンロードして聞いて下さい(パスワードは「2323」です)
http://fast-uploader.com/file/6956197153226/
しどろもどろになっている箇所(後で聞いたら間違ったことも言っていました)は、予定していた質問以外のことを聞かれたからです(笑)
今日は、たくやさんコメントありがとうございます。
山歩きも少し慣れてきた気がしています。GPSで三角点をたずねたりする楽しみも覚えました。
まだ10キロくらいしか歩けませんが、山歩き楽しく続けます。
泉山も昔と随分様子が変わってきて、近々笠菅峠の林道と中林の林道がつながるのではないでしょうか?
百乢からの林道が繋がるとどんな様子になるのでしょう。複雑な気持ちです。
ラジオ放送ダウンロードせていただきました。蒜山ガイドクラブのご活躍を期待しています。
先日の大山レポ楽しみにしてます。
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