2018年10月24日水曜日

2018.10.22(月) 四国遠征 西赤石山(1,625m)周回


2018.10.22() 西赤石山(1,625m)周回 
☁ 登山口7℃ 1人 ↑1,488m 1,36220.3(自転車5.5) 9:4115,941歩?
3:50津山⇒220㎞ 7:10日浦登山口Ⓟ7:20☞自転車☞7:43筏津→8:49瀬場谷分岐8:589:20 渡渉9:58 再渡渉→11:00 縦走路出合→11:30赤石山荘 お昼12:1013:18物住頭→14:07西赤石山→15:18銅山越→16:58日浦登山口Ⓟ⇒自転車回収199㎞⇒20:30帰着

実りの秋、お山はすでに冬支度の様子。初雪の便りも届くようになって来た。
今年は春・夏に四国遠征を二度、地図を広げてルートを追っていて思いついた。
西赤石山から物住頭・前赤石山を振返る

大永山トンネル上の大阪屋敷越えから笹ヶ峰への縦走路は、東に向け、反対方向に進めば別子銅山跡から東赤石山へ続いている。東赤石山は3年前に訪ねている。

東赤石山から別子銅山を越えて大阪屋敷越えまで歩けば、赤石山系から石鎚山系へ延びる稜線を半分繋ぐことが出来る。と云う訳で、今年四国遠征3度目の運びとなりました。

朝少し出発が遅く、高速道路の早朝割引に間に合わず、出だしでつまずいた。新居浜ICを降り、マイントピア別子道の駅から大永山トンネルまで登って行く。予定はここに車を止め、自転車で一時間、10㎞下って筏津から登山と考えていたが、到着が7時になった。

筏津までは途中1㎞で70mほど登りがあり1時間は掛かるだろう。8時過ぎから歩いて日没17時までだと9時間。後半の銅山越えから大阪屋敷越えまで5㎞は縦走路の様子がはっきりしない。自分の脚力なら11時間は見て置きたい。
筏津登山口

檜の植林を登る

アサマリンドウ

瀬場登山道と合流

てな訳で、計画を縮小して日浦登山口まで下ることにする。日浦登山口から自転車で筏津まで約6㎞快走だが、寒かった。筏津へ下り自転車をデポしていると、高松から来たという方が、小屋に入れて置けばと声掛けしてくださった。

この方は自転車でここまで来て、2座登って下山して暗くなったのでここで泊まられた猛者だった。トイレ付きの立派な小屋で、ちょっと狭いが水も電灯もあり快適そうだ。

瀬場谷の橋が壊れているが下を渡渉できると情報をくださった。
7時40分登山開始です。前回はこの下の瀬場登山口から入山した。1㎞程登ったところで合流するので、今回は上手の筏津から入山してみた。

檜の植林を進み、アサマリンドウを愛で20分で瀬場登山道と合流した。ここからは以前歩いている道、朽ちかけた橋や送電線巡視路分岐、八間滝を観ながら瀬場谷分岐を目指す。ジンジソウやヤブレガサが咲いている。ほぼ1時間で分岐に着いた。
ジンジソウ

荒れた水場

8間滝 
水音は聞こえるがよく見えない

ちょっとやばい橋(^-^;

ヤブレガサ

送電線巡視路分岐

流された登山道

傾いた瀬場谷の橋を振り返る

なるほど橋が壊れている、と云うか、傾いている。跨いで進めば渡れないことは無いが、下を渡渉した方が安心で楽だ。ここから旧登山道を進む。前回は赤石山荘へ直登したので、今日は尾根筋を登る道をチョイス(^O^)/。
 
瀬場谷分岐

炭窯跡1

岩肌の縞模様

左岸へ渡渉

炭焼き窯の跡を見て、水成岩の縞模様に感心し、つづら折れを楽しみながら30分で最初の渡渉だ。
炭窯跡2

滑滝

左岸を登る

アサマリンドウ

右岸へ渡渉 ここから自然環境保全地域

再び炭窯の跡を見て左岸へ、滑滝を過ぎ2つ目の渡渉で右岸へ帰るが、ここで休憩。歩き始めてほぼ2時間20分、標高1,200m付近まで来た。ここから愛媛県赤石山系自然環境保全地域だ。1枚脱いで登りに備える。
ゴーロの登山道を登る

紅葉がきれい

東赤石山が見えた

登山道の紅葉

縦走路に合流

ここからが本格的な山登り、自然林中のゴーロ道が続く。滑り易そうな岩が沢山あって気が抜けない。1043分、前に東赤石山の岩峰が見えた。標高1,500m手前まで来た。そして11時、東赤石山トラバース道の縦走路へ合流した。縦走路を少し西に進むと、東赤石山へ登る赤石越分岐だ。
リンドウ

平家平 冠山 ちち山

赤石越分岐

ちち山 奥に石鎚山

山頂は20分ほど登れば着くが、先が気になっている。パスして赤石山荘を目指すことにした。山荘まで岩壁下のトラバース道を進む。ここにきてリンドウが咲いている。この辺りは、春の花の時期に一度訪れたいロックガーデンだ。

別子ダムの向こうには今年歩いた、平家平から冠山を経てちち山・笹ヶ峰に繋がる稜線が横たわっている。その向こうには石鎚山も霞んでいる。素晴らしい眺望が広がる。
小屋から八巻山

小屋前の紅葉

小屋横から午後の部へ向かう

30分程で赤石山荘に着いた。前回もここで休憩したので、ちょっと早いお昼休憩にする。今日のお昼は塩ラーメンにシメジと玉葱・ニンニク入り。準備していると3人パーティーが到着された。カフェタイムの後、12:10分、午後の部突入だ。
キャンプ指定地の横を西に緩やかに登り、やがて稜線の縦走路(石室越)へ合流した。ちょうどペアパーティーが休憩されていた。どちらまでと問われたので、銅山越えまで行き下山すると云うと感心してくださった。
1,682mピークを望む

稜線縦走路と合流 石室越

前赤石山 奥は西赤石山

ここまで来てやっと前赤石山にご対面。ピラミダルな山容が美しい。



鞍部の紅葉

前赤石山登り口



前赤石山巻道

タカネバラの実

巻道から西赤石山

巻道を行く

鞍部を通り岩峰をトラバースする。上に行く薄い踏み跡は、前赤石山山頂を経て西側で再び縦走路へ合流するらしい。

前赤石山のトラバース道も結構スリリングな岩壁を這っている。慎重に足場を探してトラバースして行く。13:1020分ほどで前赤石山のトラバースを終え、西側の合流地点に着く。岩山歩きはここで終了だ。
ダム湖と平家平

尾根の紅葉

前赤石山西側登口

雲ヶ越分岐

物住頭到着 4等三角点「高原」

すぐに雲ヶ越の分岐が来た。錆びて消えかけた指導票が立っている。ここから下れば四国中央市に下る道だが、踏み跡は薄い。分岐から56分で物住頭4等三角点「高原」1634.5mに到着した。今日最初の三角点ピークだ。
物住の頭から前赤石山を振返る

西赤石山へ向かう

ホソバヤマハハコ


雲ヶ原から前赤石山を振返る



シラヤマギク?

西赤石山から銅山越えを俯瞰

西赤石山 2等三角点「銅山」

次のピークが西赤石山、約1.5㎞先で今日の目的地だ。2等三角点「銅山」1625.7mが埋評されている。雲ヶ原を越えて小1時間で着くだろう。緩やかなアップダウンが続く縦走路をスタスタ歩き、14:10分西赤石山へ到達した。

西赤石山から前赤石山を振返る

大座礼山方向

兜岩 東平分岐

遥かに石鎚山を望む
少し西に傾いたお日様が360℃の眺望を照らしてくれた。西には目指す銅山越えの風衝草原が見えて来た。ここからはアップダウンはあるが1,300mまで下る。距離にして2㎞、下り基調の稜線歩き約1時間の行程だ。
バライチゴ

石英?

銅山越えが近づく

ダム湖と三ツ森山

小鳥が居ます

快適な登山道

小足谷 旧別子登山口分岐
西日を受けて気持ち良い下り、バライチゴの花や石英?の白い岩石、小鳥など自然を楽しみながら下って行く。小足谷・旧別子登山口の古い指導票で方向転換すると銅山越えはもうすぐだ。



ツガザクラ



西山へ登山道が伸びる

銅山越ベンチマーク?

銅山越地蔵様

落し物が掛けてある標示

東山1,392mを通過し、ちょっと分かり辛い天満山の表示を過ぎる。南限のツガザクラを確認し、変わった石柱が埋評された銅山越え1,294mには、15:18分に到着した。

銅山越えの地蔵仏は、峠付近で行き倒れた人々を弔っているのだろう。今も花枝が添えられている。
銅山越指導標

西山登り口

マムシグサ?

西山へ登る道とトラバース道の分岐は20m位しか離れていない。すると下の方から45人のグループが登ってこられた。今日3組目のパーティーはガイドさんが付いて、別子銅山を巡るトレッキングの様だった。
遊歩道の表示

歓喜間歩分岐

歓喜間符

小足谷川の橋を渡る

後は、銅山跡の遊歩道を下るだけだ。下りは1時間もあれば下れるが、歓喜間符を見学したり有名なダイヤモンド水を戴いたり、ゆっくり銅山跡を観光しながら下った。
ダイヤモンド水

ベンチとバイオトイレ

自転車を回して汚物処理(@_@)!!

そして、ダイヤモンド水下のバイオトイレのベンチでおやつを戴き、16:58分5時前ギリギリに日浦登山口駐車地へ下山した。
銅山の景色

荷車の轍跡

接待館跡

日浦登山口

帰りは筏津に下って自転車を回収、鳳凰トンネル越えで伊予三島に下り、三島川之江ICから高速道に乗り帰宅した。大永山トンネル経由より、距離は短い様だった。

今回も無事お山を歩くことが出来、山の神様に感謝です。
当初予定からはミニ周回になってしまいました。
次の機会に銅山越から西山・綱繰山・大阪屋敷越(土山越)と縦走路を繋ぎたいものです。( `―´)ノ頑張ろー

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最後までお付き合い頂きありがとう山でした(^O^)/

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