2019年9月20日金曜日

2019.9.19(木) 美作の史跡を歩く会 津山城下町細見その2

2019.9.19() 美作の史跡を歩く会 津山城下町細見その2
27 1/179:00市役所東Ⓟ→津山城下町歴史館→11:15東Ⓟ 2:15分 

美作の歴史を歩く会、第33回例会城下町細見その2に参加してきました。
津山高校下の石垣を巡らせた武家屋敷2軒を見て田町へ下り、城下町の武家屋敷の跡を見て回りました。

朝パソコンの前で日課のブログを見ていて、事務局からの封書に気づき、天気もいいし急遽参加する事にした次第。あわただしく支度して集合場所へ出発です・・・(^^;)

 秋晴れの天気で集合場所には16人の懐かしいお顔がそろいました。久しぶりだねという挨拶が飛び交います。あちらが久しぶりなら、当然、こちらも「お久しぶりです」とお返しの挨拶になります。
駐車場を出発









途中で合流するIさんも含めシルバ一世代17人の行です。美作高校の横を通り、椿高下へ向い最初の武家屋敷跡逸見家と日原家住宅に向かいました。道は知っているのですが、ゆっくり歩いて見ることが無いので、こんな立派なお屋敷が残っているのは知らなかった。

講師のⅯ氏によると1982・3年と奈良国立文化財研究所に委託調査していただいた、建築史的調査により、その歴史的価値が明確になったそうです。
コース図
屋敷の石垣や建物配置、庭の景色など武家屋敷の面影がよく残っている。逸見家の屋敷内には一門の立派な石碑が立っていました。碑文を読んだ方によると、源氏の流れと書いてあるそうです。


田町保育園、園児さんの運動会の練習?を横に見て・・(^^)、太田家(元総評議長、太田薫氏の家らしい)の長屋門に到着します。ここには市が設置した説明板が立っています。丁度田町民芸舎前です。







1本南の通りに回ると、津山朝日新聞社の敷地に家老だった大熊家の屋敷跡、今は閉ざされ、門構えだけが残っている。

西に歩いて、土岐家屋敷跡そして中島病院本館の前を通過し、2年前に開館した城下町歴史館へ到着。宮地市長が英断されたという、だんじり保管庫や整備された旧田淵家長屋門を見学した。町家と武家屋敷の境に町人文化のだんじりが七台も展示され、経済優先になった時代の変化を感じさせてくれる。


それから、中島病院裏の藺田川を渡り、津山藩森家の菩提寺「本源寺」の大名墓を裏側から見学。再び旧中島病院へ帰り、今は城西浪漫館となっている旧本館でカフェ組と帰宅組に別れ、解散となりました。











津山も古い町家や武家跡がいくらか残っている。歴史ある津山の町並みを多額の公金を使ってアルネの再開発に振り向けた選択は、正しかったのだろうか?


城西浪漫館

NHK朝ドラ「あぐり」ロケ地

歴史・文化と経済発展がバランスよく、住み易く・来街者にも魅力ある津山市街の未来を願いながら、歩かせてもらいました。案内してくださったM講師、お世話くださった幹事の方々に感謝々々です・・・m(_ _)m

2019年9月11日水曜日

2019.9.3~6 笠ヶ岳・槍ヶ岳周回 §Ⅳ快晴の槍ヶ岳下山編

2019.9.36 笠ヶ岳・槍ヶ岳周回
§Ⅰ笠新道から笠ヶ岳
§Ⅱ笠ヶ岳から双六岳縦走編
§Ⅲ西鎌尾根から槍ヶ岳へアタック

4日目 ☀ 10℃ 16.1㎞ 7:51 183m ↓2,204m 28,509
   5:30槍ヶ岳山荘→5:50飛騨乗越→6:50千丈乗越分岐→8:32槍平小屋→9:31滝谷出合→11:00白出沢→11:03奥穂高岳登山口→11:50穂高平小屋お昼12:2113:01ロープウエイ駅→13:08登山センター→13:20新穂高登山者Ⓟ


§Ⅳ 快晴の槍ヶ岳下山編
下山日、お山のビッグプレゼントが待っていました。朝4時起床、外は1面の星空、快晴の様。槍ヶ岳の日の出が期待できる。早速ベンチで朝餉の支度をしながらご来光を待つ。日の出は520分ごろ、それまでにトーストとカフェで朝食だ。

4:37分。黒々とした槍の岩峰がそそり立っているが、すでに山頂を目指すヘッドランプの明かりが頂上付近で光っている。今日最初のシャッターを切る。右下に伸びる地平線は朱色の直線となって富士山の山影にまで届いている。

5時を過ぎると小屋前にたくさんの泊り客がカメラの列を作り始めた。そして520分朝日が顔を出した。遠く浅間山の噴煙の向こうから光の矢が差し込む。眩しいのか、感動の為か解らないが、涙腺が緩んだ。昨日までの天気と比べ、あまりの好天に感激したのだろうか\(^o^)/?
 



しばらく、槍ヶ岳山荘の日の出を観賞。八ヶ岳から富士山そして鳳凰山・甲斐駒・仙丈 から塩見・赤石と続く南アルプスが横たわっている。手前の三角は常念岳だろうか?素晴らしい眺望だ。徐々に光が溢れ、周りの山が目覚める。登山者が活動を始める。我々も、離れがたい思いを振り切り、5時半下りに向かう。
 
笠ヶ岳の朝日
影槍
飛騨乗越


テン場の間を飛騨乗越へ下る。眼前に昨日まで歩いて来た稜線が一望だ。そして、ちょうど笠ヶ岳山頂部に朝日が当たり始めている。すこし経つと、今度は向こうの秩父岩の辺りに影槍が現れた。飛騨乗越から飛騨沢へ入ると、日が高くなり影槍も徐々に高度を下げてくる。
笠ヶ岳から歩いた西鎌尾根
影槍も低くなった

我々も高度を下げるし、影も短くなってついに、奥丸山の稜線に遮られ見えなくなった。650分飛騨沢下部の、千丈乗越分岐まで下った。ここから千丈乗越に向かうパーティーもいらっしゃる。休憩中に登ってこられた単独山ガールさんも千丈乗越へ向かわれた。





飛騨沢を詰めるパーティーもいらっしゃったが、ツヅラ道はほぼ一定の傾斜で登れ、歩き易いのは飛騨沢だろう。一方千丈乗越へ向かう道は、乗越まで急登で登る。乗越からは北側の眺望と南側の飛騨沢の眺望が楽しめる変化のあるルートだ。どちらもよく整備され、楽しく歩けるだろう。

奥丸山分岐



一方、我々はゴーロに変わった谷筋の道をさらに下り、槍平小屋を目指す。涸れ沢を越え2100m付近まで下ると針葉樹林帯へ入り、シラビソ・ツゲなどの林を下りやっと槍平小屋へ到着だ。820分下り始めて3時間弱経っている。テント場のトイレを借りて小屋で大休止だ。ここは南岳登山道への分岐でもあり、テントも数張りあった。師匠「大山の風」さんも8月末に南沢から登られている
滝沢を望む

落ちたら無事ではいられない(^▽^;)

更に1時間下ったところが滝谷出合だ。931分、谷の奥に雄滝が見えている、雪のドームも残っているようだ。そして、落ちれば無事ではいられないだろう一本橋を渡り、避難小屋の下を下って行く。ここからさらに1時間半、11:00に白出沢出合に無事下山した。
センジュガンピ

白出沢出合



砂防堰堤下を横断し、対岸へ上がると今度は林道を下る。すぐに奥穂登山口がある。いつか利用する日が来るかも<`~´>
奥穂分岐
再び、下ること小1時間、11:50分に穂高平小屋に到着した。小屋前に張り紙があり、9月からは、土日祝日のみ開設すると記載されていた。小屋前を借りて最後のお昼休憩だ。朝作ったα米とラーメンの雑炊にして流し込む。暑さと疲れで食欲がわかない。
サラシナショウマ



しばらくすると外人さんペアも休憩に寄られる。またしばらくして、単独登山者も寄られ、小屋が開設されていればけっこう賑うのではと思われた。ここまで下ると、すぐ下まで工事車両が入って来てゴールは近い。14㎞程も下ってきたのだ。

そうそう、この穂高平小屋から林道をショートカットする道が有るようなので皆さんは利用なさってください。我々は家に帰ってから思い出した次第で、ショートカットすれば1㎞位は近道になりそうです。
林道ゲート


ロープウエイ駅

駐車地へ無事下山

そんなこんなで(^^;)13:20分新穂高駐車場へ無事帰還できました。
やれやれ(^_-)-☆・・・疲れたと同時に達成感に浸れた。


§エピローグ§
蒲田川の清流

今回はゆったり予定の山行。小屋泊利用で身軽な山行でしたが、長丁場だったこともあり、結構っ杯々々・・でした。笠ヶ岳では大雨に、樅沢岳では強風にも遭いました。槍頂上はガスの中でしたが、それぞれの状況を楽しむことが出来ました。

そして最終日は快晴。感動的な日の出・素晴らしい眺望・影槍も堪能出来、大満足な山行になりました。厳しかったけどやっぱり良いなーと感じられた山旅でした。お山の神様に感謝感謝です。そうそう、雷鳥さんにもたくさん出会え、オコジョも良かったな~\(^o^)/
登頂記念ゲット
登頂記念品(#^^#)

下山して4日目になりますが、やっと山行記録もまとまり、筋肉痛もおさまってきました。

4日間の投稿画像172枚
最後までお付き合いくださり、ありがとう山でした・・・(_ _)m・・・