2025年8月27日水曜日

2025.8.18∼21 (月∼木) 鷲羽・水晶岳遠征 §Ⅱ 鷲羽・水晶岳~復路 (20・21日 水・木)

2025.8.1821 (月∼木) 鷲羽・水晶岳遠征

§Ⅱ 鷲羽・水晶岳~復路 (2021水・木)

3日目 20日 ☁ 強風 13℃ ↑1,325m ↓1,280m 11.5㎞ 11:05分 16,010

三俣山荘3:45→鷲羽岳5:38→ワリモ岳6:42→ワリモ北分岐7:04→水晶小屋8:02→水晶岳9:14→北峰9:2210:15水晶小屋11:15→ワリモ北分岐12:06→岩苔乗越12:17→黒部源流13:30→三俣山荘14:45

4日目 21 /☀ 弱風 14℃ ↑658m ↓2,086m 19.7㎞ 12:16分 35,741

三俣山荘3:55→三俣峠4:50→中道分岐6:356:55双六小屋7:40→弓折乗越9:049:50鏡平山荘10:15→シシウドヶ原11:15→秩父沢出合12:30→小池新道登山口13:3914:13ワサビ平小屋14:45→新穂高℗16:10

山行核心部 水晶岳下りから鷲羽方向



3日目は強風の朝を迎えた。小屋付近はハイマツ林でさほど感じなかったが、登るにつれ風が強くなっていた。ガスも掛かって見通しは利かず先行者のヘッドランプの光が目標。

2つ目三角点
 3等三角点 中俣 2924.3m



鷲羽岳登頂 🌫

昨日は三俣山荘に13時過ぎについて、さっそくビールを戴き、まったりと過ごした。到着早々、受付で明日の貸テント泊を小屋泊へ変更できないか問うてみたが、ダメだった。明日はテント泊だと、自分に言い聞かせて覚悟した。

 

小屋で隣へ来られたご夫婦と山行予定を交換、東京から来られたこのパーティーは、明日西鎌尾根から槍ヶ岳に登り、上高地へ向かわれるそうだ。思い出深い山行は、立山からザラ峠を越えて、スゴ乗越から薬師岳への縦走を話された。風雨の中、心が折れそうな奥様と、それをホローするご主人の話がご夫婦の絆を感じるお話しでした。一方、管理人はお酒が進み、翌朝は若干2日酔いでした・・・🥴

 

4時前にスタートした鷲羽岳の登りは、2日酔いと往路の疲れからの体調不良と、折からの強風とガスで忍耐の登りになりました。高度差400m程なのですが、暗く先の読めない状況が辛いのです。途中で防寒対策に雨具を羽織ってやっと5:38分登頂。

ガスと未だ日の出前、鷲羽池は見えるはずもない・・心残りだが、2カ所目の鷲羽岳山頂三角点だけ撮り、ワリモ岳へ向かう。

賑っていたワリモ岳
ワリモ北分岐

 

裏銀座と云われるだけあって、前からも、後からも登山者が往来される。水晶小屋からと云われた単独🚶‍♀登山者は、同年配とお見受けした…💪‼ 2度ほどアップダウンを繰り返し、ワリモ岳への登りが始まる。ワリモ岳を越え7時過ぎにワリモ北分岐へ着いた。下に岩苔乗越が見えている。帰りは此処から乗越へ下る予定だ。

岩苔乗越を俯瞰

水晶小屋到着

水晶岳山頂部が見えた
 

水晶小屋までの道は緩やかに登る歩き易い稜線の道、小屋手前が少し急になる程度です。小屋到着8時、湯俣・烏帽子小屋方面からから登ってくる登山者も多い。

小休止後水晶岳へ、直ぐ往復出来たと云う方も居られたが、我々鈍足は往復2時間予定で向かいます。 前半は快適稜線歩きだが、山頂近くは岩山に変わる。ストックを仕舞い両手を空けて3点支持で登って行く。前後に登山者が居て、道を譲り合っての登りは、リズムが取りにくく、呼吸が乱れて苦しい登りです。

水晶岳登頂

3ッつ目三角点 3等三角点 水晶山 2977.8m
 

そして、9時過ぎ水晶岳登頂…\(^o^)/ 山頂は狭い岩山、山頂標を撮ってすぐ移動、北方の三角点峰へ向かうが、連れは南峰で待つという。管理人だけ10分ほど先の北峰へ三角点を撮りに向かった。

 

南峰の連れ

北峰の管理人

南峰と北峰に分かれ、互いを撮り合って結果オーライでした。小屋へ帰って靴を脱いで食堂へ上がり、ゆっくり昼食だ。管理人は山荘の朝弁(肉そぼろ飯)を戴き、連れは名物力汁を戴きます。管理人も少しだけお相伴、ショウガの効いただし汁が食欲を刺激して美味しい。焼餅が2つ入って満腹だそうです。ニンニク入りも頼めるそうだ・・・😁

水晶岳山頂東側の岸壁
山頂部の岩下り
雲ノ平を俯瞰できる

核心部を下山し山頂を振り返る

山行折返しを過ぎ、達成感に浸りながら、下りへむかいました。天気も少し回復し風も収まって来た。祖父岳・雲ノ平・黒部五郎岳・北ノ俣岳を右手に、正面に登って来たワリモ・鷲羽岳を見ながら気持ちよくワリモ北分岐へ降りてきた。

さあ下りましょう

小屋方向を振り返る

快適下山道

ワリモ北分岐へ帰還

さらに岩苔乗越へ下って小休止。祖父岳から下ってきた道と合流し、黒部源流へ下って行く。しばらく谷底を下ると流れが現れた。黒部源流へ合流する沢筋だ。辺りは花が豊富、トリカブト・クロトウヒレン・ハクサンフウロ・タカネヤナギ・シラネニンジンなどが見られる。コバイケイソウはすこし黄葉し始めた。

岩苔乗越で小休止
谷下りは花畑の中 
下流に渡渉ロープが見えた
源流合流部指導標

黒部源流の碑
クロトウヒレン・ハクサンフウロ

下ること1時間、沢下流に渡渉ロープが見えてきた。雲ノ平から祖父岳をトラバースして下るルートとの合流部、黒部源流だ。源流標は少し登ったところにひっそり立っていた。

三俣山荘へ帰って来た‥💦

 

源流から三俣山荘へ最後の登り、150m程の登りだが、時刻は14時、陽射しが熱く息があがる。エッチラオッチラ登って小屋を目指すと、ワサビ平で入山時、同じ行程のパーティーさんと再会し、エールを交わす。我らとほぼ同じ速度で歩かれているようだ。

 

15時前予定通り三俣山荘へ帰着、テントの受付をすると、キャンセルがあり小屋へ泊まれますとの嬉しい知らせがあった。小屋泊はゆっくりできるし、安心して眠れるのでとても有難い。この後夕立もあったので、テント泊だと心細い夜になっていただろう。

 

小屋連泊となって、ジビエスープの夕食をこの日も戴けました。夕食中に、登山道補修隊員の植生保護の取り組みへの想いを聞かせてもらい、翌日の下山はストックの置き場に大いに注意することとなった。登山道の法面や、周りの植生にストックを衝くと、裸地化や崩壊が進むので、我々補修隊の想いをくみ取って、注意して欲しいとのお話しでした。

 

4日目 21日コース図

4日目グラフ

この日は晩酌も控えめにして💤翌日の長い下りに備えました。三俣山荘を4時前出発、暗い中ハイマツ林を緩やかに登り三俣峠へ、さらに中道分岐から双六小屋で朝食だ、ちょうど7時でした。 

中道巻道で日ノ出

中道分岐
中道分岐から樅沢岳に向け下ると

双六小屋だ 朝ごはんですよ~🤭

花見平から弓折れ乗越へ着くと、後はほぼ下りです。鏡平山荘で名物のかき氷を戴き、小池新道を下って行きます。ヘリコによる荷揚げ日で、かき氷をもって小屋内へ避難するという貴重な体験?もした。
山荘にヘリが荷揚げしている
花見平が見えた
花見平で槍見
弓折れ乗越通過
鏡平山荘へ着いた
お待ちかねの 名物かき氷

ヘリが来ると皆小屋へ避難



ヘリは笠新道登山口近くのヘリポートからピストンしていて、何度も頭上を往復していた。

小池新道登山口まで下山し、ワサビ平小屋で遅い昼食。火照った体に、ここの名物冷たいそうめんが、とても美味しく戴けました。

下りでの鏡池

熊の踊り場通過

シシウドガ原へ下山

秩父沢で作業する人

小池新道登山口へ無事下山…\(^o^)/


ワサビ平小屋 冷しソーメン

笠新道登山口

ピストンする荷揚げヘリ

風穴は白い🌫を噴き出していた

左俣林道入り口へ下山

更に左俣林道を1時間、16時新穂高Ⓟに無事下山・・・4日間の山行を終えた\(^o^)

雨に遭わず、アルプス奥地を踏め、満足な山行になりました。次回があれば鷲羽池を見てみたいな~・・・・🚶‍♀️🚶‍♂️😀😀

 

ベニバナイチゴ・ヤマブドウ
サラシナショウマ・シモツケそう

ノリウツギ・シラタマノキ
?・ソバナ

山行記念…🧣😉😉

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ご覧いただき(’’▽`)ありがとう☆山でした…

 

 

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