2025.8.18∼21
(月∼木) 鷲羽・水晶岳遠征
§Ⅱ 鷲羽・水晶岳~復路 (20・21日 水・木)
3日目 20日 ☁ 強風 13℃ ↑1,325m ↓1,280m 11.5㎞ 11:05分 16,010歩
三俣山荘3:45→鷲羽岳5:38→ワリモ岳6:42→ワリモ北分岐7:04→水晶小屋8:02→水晶岳9:14→北峰9:22→10:15水晶小屋11:15→ワリモ北分岐12:06→岩苔乗越12:17→黒部源流13:30→三俣山荘14:45
4日目 21日 ☁/☀ 弱風 14℃ ↑658m ↓2,086m 19.7㎞ 12:16分 35,741歩
三俣山荘3:55→三俣峠4:50→中道分岐6:35→6:55双六小屋7:40→弓折乗越9:04→9:50鏡平山荘10:15→シシウドヶ原11:15→秩父沢出合12:30→小池新道登山口13:39→14:13ワサビ平小屋14:45→新穂高℗16:10
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山行核心部 水晶岳下りから鷲羽方向 |
3日目は強風の朝を迎えた。小屋付近はハイマツ林でさほど感じなかったが、登るにつれ風が強くなっていた。ガスも掛かって見通しは利かず先行者のヘッドランプの光が目標。
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2つ目三角点 3等三角点 中俣 2924.3m |
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鷲羽岳登頂 🌫 |
昨日は三俣山荘に13時過ぎについて、さっそくビールを戴き、まったりと過ごした。到着早々、受付で明日の貸テント泊を小屋泊へ変更できないか問うてみたが、ダメだった。明日はテント泊だと、自分に言い聞かせて覚悟した。
小屋で隣へ来られたご夫婦と山行予定を交換、東京から来られたこのパーティーは、明日西鎌尾根から槍ヶ岳に登り、上高地へ向かわれるそうだ。思い出深い山行は、立山からザラ峠を越えて、スゴ乗越から薬師岳への縦走を話された。風雨の中、心が折れそうな奥様と、それをホローするご主人の話がご夫婦の絆を感じるお話しでした。一方、管理人はお酒が進み、翌朝は若干2日酔いでした・・・🥴
4時前にスタートした鷲羽岳の登りは、2日酔いと往路の疲れからの体調不良と、折からの強風とガスで忍耐の登りになりました。高度差400m程なのですが、暗く先の読めない状況が辛いのです。途中で防寒対策に雨具を羽織ってやっと5:38分登頂。
ガスと未だ日の出前、鷲羽池は見えるはずもない・・心残りだが、2カ所目の鷲羽岳山頂三角点だけ撮り、ワリモ岳へ向かう。
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賑っていたワリモ岳 |
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ワリモ北分岐 |
裏銀座と云われるだけあって、前からも、後からも登山者が往来される。水晶小屋からと云われた単独🚶♀登山者は、同年配とお見受けした…💪‼ 2度ほどアップダウンを繰り返し、ワリモ岳への登りが始まる。ワリモ岳を越え7時過ぎにワリモ北分岐へ着いた。下に岩苔乗越が見えている。帰りは此処から乗越へ下る予定だ。
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岩苔乗越を俯瞰 |
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水晶小屋到着 |
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水晶岳山頂部が見えた |
水晶小屋までの道は緩やかに登る歩き易い稜線の道、小屋手前が少し急になる程度です。小屋到着8時、湯俣・烏帽子小屋方面からから登ってくる登山者も多い。
小休止後水晶岳へ、直ぐ往復出来たと云う方も居られたが、我々鈍足は往復2時間予定で向かいます。 前半は快適稜線歩きだが、山頂近くは岩山に変わる。ストックを仕舞い両手を空けて3点支持で登って行く。前後に登山者が居て、道を譲り合っての登りは、リズムが取りにくく、呼吸が乱れて苦しい登りです。
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水晶岳登頂 |
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3ッつ目三角点 3等三角点 水晶山 2977.8m |
そして、9時過ぎ水晶岳登頂…\(^o^)/ 山頂は狭い岩山、山頂標を撮ってすぐ移動、北方の三角点峰へ向かうが、連れは南峰で待つという。管理人だけ10分ほど先の北峰へ三角点を撮りに向かった。
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南峰の連れ |
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北峰の管理人 |
南峰と北峰に分かれ、互いを撮り合って結果オーライでした。小屋へ帰って靴を脱いで食堂へ上がり、ゆっくり昼食だ。管理人は山荘の朝弁(肉そぼろ飯)を戴き、連れは名物力汁を戴きます。管理人も少しだけお相伴、ショウガの効いただし汁が食欲を刺激して美味しい。焼餅が2つ入って満腹だそうです。ニンニク入りも頼めるそうだ・・・😁
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水晶岳山頂東側の岸壁 |
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山頂部の岩下り |
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雲ノ平を俯瞰できる |
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核心部を下山し山頂を振り返る |
山行折返しを過ぎ、達成感に浸りながら、下りへむかいました。天気も少し回復し風も収まって来た。祖父岳・雲ノ平・黒部五郎岳・北ノ俣岳を右手に、正面に登って来たワリモ・鷲羽岳を見ながら気持ちよくワリモ北分岐へ降りてきた。
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さあ下りましょう |
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小屋方向を振り返る |
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快適下山道 |
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ワリモ北分岐へ帰還 |
さらに岩苔乗越へ下って小休止。祖父岳から下ってきた道と合流し、黒部源流へ下って行く。しばらく谷底を下ると流れが現れた。黒部源流へ合流する沢筋だ。辺りは花が豊富、トリカブト・クロトウヒレン・ハクサンフウロ・タカネヤナギ・シラネニンジンなどが見られる。コバイケイソウはすこし黄葉し始めた。
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岩苔乗越で小休止 |
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谷下りは花畑の中 |
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下流に渡渉ロープが見えた |
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源流合流部指導標 |
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黒部源流の碑 |
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クロトウヒレン・ハクサンフウロ |
下ること1時間、沢下流に渡渉ロープが見えてきた。雲ノ平から祖父岳をトラバースして下るルートとの合流部、黒部源流だ。源流標は少し登ったところにひっそり立っていた。
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三俣山荘へ帰って来た‥💦 |
源流から三俣山荘へ最後の登り、150m程の登りだが、時刻は14時、陽射しが熱く息があがる。エッチラオッチラ登って小屋を目指すと、ワサビ平で入山時、同じ行程のパーティーさんと再会し、エールを交わす。我らとほぼ同じ速度で歩かれているようだ。
15時前予定通り三俣山荘へ帰着、テントの受付をすると、キャンセルがあり小屋へ泊まれますとの嬉しい知らせがあった。小屋泊はゆっくりできるし、安心して眠れるのでとても有難い。この後夕立もあったので、テント泊だと心細い夜になっていただろう。
小屋連泊となって、ジビエスープの夕食をこの日も戴けました。夕食中に、登山道補修隊員の植生保護の取り組みへの想いを聞かせてもらい、翌日の下山はストックの置き場に大いに注意することとなった。登山道の法面や、周りの植生にストックを衝くと、裸地化や崩壊が進むので、我々補修隊の想いをくみ取って、注意して欲しいとのお話しでした。
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4日目 21日コース図 |
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4日目グラフ |
この日は晩酌も控えめにして💤翌日の長い下りに備えました。三俣山荘を4時前出発、暗い中ハイマツ林を緩やかに登り三俣峠へ、さらに中道分岐から双六小屋で朝食だ、ちょうど7時でした。
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中道巻道で日ノ出 |
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