2012年5月30日水曜日

24.3.10~ コルチナダンペツォ その1


 24.3.1018(土~日) イタリア コルチナダンペツォ スキーツアー9日間 その1

 スキーのメッカの一つ、イタリア・コルチナダンペツォへ出かける。
クラブ会長もご一緒し、1956年オリンピックコルチナダンペツォ大会開催の地、アルペンスキー日本人初銀メダリスト猪谷千春氏(現東京都スキー連盟会長)滑走コース、
トニーザイラー3冠の地、イタリアの英雄トンバ練習コース、女子ワールドカップ滑降コースの滑走等。たくさんのスキーの思い出の中でも、屈指の思い出作り。セラロンダを完走して、スキーツアーの集大成。

 ドロミテスーパースキーエリアは、イタリア北東部ドロミテ山群の広大なエリアを1枚のスキーパスでツアー出来る世界最大、最高級のスキーエリア。その規模は、リフト460基、滑走距離1,220キロ、標高差2,000mにも及ぶ。6日間の滑走では、とても滑りきれないけれど、1度は訪ねてみたいと目標にしてきた。

 日本からも幾つかのツアーが出ているが、今回は現地ガイドのある、フェロートラベルのツアーに参加した。出発前からガイド氏による現地ライブレポートを見ながら、コルチナスキーの疑似体験をし、とても楽しみに当日を迎えることが出来た。

 特に出発前のコルチナ現地スタッフ、清水伸明氏のレポートに動画があり、期待に胸が膨らんだ。

310()朝四時発、関空行リムジンバスで旅立つ。関西国際空港8:00時着 ユーロの両替・9:10分フェロー窓口受付・10:40分搭乗手続き・11:10分離陸、ドイツフランクフルト空港(22:55 現地時間14:55着)経由、イタリアベネチア空港に17:50分到着、空の旅約15時間。さらにベネチアから、バスで2時間 コルチナ到着は、現地時間1021時前になり、25時間の長旅を終えコルチナ到着。

途中9時間がロシア上空の飛行で、箇の國の大きさを実感する。フランクフルトでは搭乗口で、呼び出しを受け、搭乗手続きをあわててしたり、洗面所では、場所を譲って「ダンケシェン」と感謝され、ドイツを実感しながらの旅となった。

関空
ドロミテ上空


 311日 一夜明け、いよいよスキーツアー1日目。
 朝は8時から朝食だが、快晴なので、食事の前に散歩する。目の前は、金色に輝く岩山、その三千メートルの岩肌を、コルチナの谷対岸の岩山の影が夜と朝とに切り分けている。宿の裏手は、少し高い遊歩道が散策にうってつけ。斜面に沿って歩くと、歩道の脇に草地が開け、その上にチロルの家並みが点在している。それらをまだ冬枯れの木々の梢が包み込み、東側の岩峰の下に続いている。まだ顔を見せないお日様が、光のプロローグを用意している。
朝陽のトファーナ
ポマガノンの岸壁

 気温はマイナス3度位か、茶褐色の土の上に残り水が凍っている。景色・鳥の囀り・村人が出かける車エンジンの音、そして朝の光、それらすべてが自分の内に心地よい波となって広がっていく。

9時半、6千人のコルチナの町の循環バス8(8番がスキー客用の循環バスとなっている。)で、我々5人とガイド氏、途中メインストリートで5人デラックスツアーの方たちと11人が合流し10分ほどで、バスターミナル(古くは登山鉄道の駅舎だったらしいプラットホームに沿った細長い建物)手前のファローリアスキー場行 ゴンドラ駅に到着する。
駅からは、コルチナ ファローリアゴンドラ(Length2,519 Difference897m)で標高2,123mまで途中駅で乗り換え一気に登る。

ここから上に、ファローリアスキー場メインゲレンデが広がっている。トップは2,359mボトムが1,689m650mの高低差のあるスキー場、最初の足慣らしとしては最適なゲレンデが広がっている。ガイドの清水氏曰く、「イタリアーノはスピードが好き、くれぐれも上からのスキーヤーとコース合流地点での衝突・停止場所でのお客様同志の衝突にはご注意を!!
 話を聞きながら自分のもう一つの目的に風防一体型のスキーヘルメットを手に入れることを思い出す。ガイド氏もヘルメットスキーを推奨されていた。

 ゴンドラ駅からコルチナの町はほとんど真下の谷あいに広がっている。コルチナ1本目の滑走は、ここから、ジリラダペアリフト(L795 D325)100m下る連絡斜面となる。雪は適当にパックされていて、エッジも適当に食い込むが、人口降雪が多く新雪のエッジングとは感じが違う。表層は軟らかく5cm下は固くパックされているような感じだ。

 コース整備は徹底して、グルーミングされた斜面は完璧に平坦に、かつ軟らかくピステンの縞模様が続いて滑りやすい。この後毎晩ホテルの窓から前哨灯を点し、ピステンが動いているが観られた。

ファローリアをボトム1,680mまで下り、モンテ(マウンテン)・クリスタッロ3,216mの斜面に広がるクリスタッロスキー場に移動した。ここは、チェアリフト2本を乗り継ぎ2,972mまでのぼり、トンバが練習したというコースに行く。中間駅までしかリフトが回っていないが標高差が800mその上は正に絶壁のようなコースで、平素は危険なためリフトを回さないそうだ。
ファローリアスキー場
左り上がトップ2,359


ファローリア2,112mから
コルチナダンペッツォの街を見下ろす。
クリスタッロ トンバ練習コース
映画クリフハンガーで、スタローンが活躍したクリスタッロの岩肌

 この日の昼食は、ソン・フォルカロッジ2,215mのビュッフェ式ランチで、メニューを選んで皿に取り分けてもらってから精算してもらう。野菜のキッシュ、野菜スープ ビールで15ユーロくらいだった。

 初日の足慣らしだが、上級コースが多い日で、6日間では一番手強い日であった。参加者の足前を確認するには良いのかもしれない。午後、ファローリアに帰りトップから2本上級コースを滑走し、ファローリアゴンドラで下る。

 その後、コルチナの街歩きに出かける。歩行者専用道路に沿って有名ブティックやブランド店、スポーツ店などお店の並ぶメインストリートを案内してもらう。町の中心はローマ広場に建つ教会で、どこから眺めても良くわかる尖塔が建っている。スキー客ばかりでなく、毛皮のコートを羽織るご婦人なども散策していて、高級リゾートを感じさせてくれる。
昼食のキッシュとスープ 
フォンソルカロッジから南西を望む ガイド氏の頭上ポマガノン2,450m 左奥トファーナ
コルチナの中心教会の鐘楼
 1日目の終了は宿に帰ってのディナー、前菜・メイン・デザートと57品くらいから選べるようになっている。もちろんアルコールも、ビール・ワインなど充分に用意されている。


 312日 2日目
 今日も朝から快晴、昨日と同じ8時にトースト・ハム・チーズ・ヨーグルト・コーヒーの朝食をいただき、気力を充実してスキーに出かける。昨日と同じ公共スキー循環バスでゴンドラ駅に行くのだが、今日はデラックスツアーの方たちが先に乗っておられ、トリエステホテルの我々が後で乗り込む形になる。

乗り込むとすぐにオリンピックセンターに下り、その下を回り込んだところにゴンドラ駅がある。コルチナの街の西にそびえるモンテトファーナ3,243mに広がるトファーナエリアは、1956年コルチナオリンピックアルペン回転コース、現在もワールドカップ女子滑降コースのあるエリアで、三つの滑走エリアから成り、トップ2,828mボトム1215mと、1,600mの標高差がある。

昨日はトンバコースで撃沈したが、今日は猪谷選手が滑ったコースを攻略したい。
 朝一番にコルドルシェのゴンドラ駅1,778mから、迂回路の林間コースをくだり、下からコルチナオリンピックコースを見て、再び戻って、いよいよオリンピックスラロームバーンを滑走する。

 雪質は比較的細かいザラメ(人口降雪)で、十時過ぎなので、少し雪も緩んだ状態。グルーミングされた縞模様が残る一枚バーンを注意深く滑走する。左側に下った若干の片斜面で、思ったほどの斜度はなく、札幌手稲の回転バーンのようなことはない。

 雪が緩んでいるので、スピードコントロールして滑走できるが、斜面変化、斜度変化があり、難しいバーンであることに間違いはない。アイスバーンになればとても難しくなるだろう。コース入り口には、トニーザイラーが金メダルを獲得したことが表示されている。
 次に、谷に下って登り返したところが、ポメデス2,305m。ワールドカップ女子滑降コースのスタートで、少し下ったところが有名な岸壁の間を滑降するコースとなっている。

 お昼は、コルドルシェに帰ってパスタの前菜、メインはハムの盛り合わせとビールで済ます。昼からはさらに上のラパレスエリアで滑る。

 正に垂直の岸壁に向かってロープーウェーが伸びていて、ゲレンデがあることを疑うような岩壁。谷間を越えて2,462mのラパレス駅に我々を運び上げてくれる。このエリアには3本のチェアリフトが架かっていて、トップ2,828mボトムは2,211mと標高の高いスキー場。東斜面でトファーナの陰になるので午後からでも雪質がとても良い。

 ガイド氏の適切な案内のおかげである。実はここからさらに上にロープーウェーは伸びていて、夏はトファーナ山頂駅3,243mまで行けるそうである。今回は下からの写真だけで我慢せざるを得ない。

 昨日のトンバコース、今日のトファーナ山頂とイタリアーノは高いところと、スピードが大好き民族であるようだ。
 最後に健脚の皆さんは、ラパレスエリアから、標高差1,200mを一気に滑って降りられた。
 途中ラパレスからの下降コースは上級者の表示もあり、コルチナで最も急なバーンとなっているそうだ。バーンの横には雪崩の跡があり、私はゴンドラで、皆さんのすべりに感心しながら下る。ゴンドラ出発駅でスキー降下組と同じ20分位で合流出来た。

1956コルチナオリンピック回転バーン
下から
ワールドカップ女子RSコース左の岩と岩との間

ピステ コルドルシェ

ピステ ラパレス 後方トファーナ山頂駅

ラパレスのピステ






その2へ続く

2012年5月29日火曜日

2012.4.24 伯州山


20124.24 () 晴 伯州山 1人 12,510歩 ↑337m ↓339m

9:20津山発→10:20赤和瀬→12:20トップ→伯州山荘昼食→15:08駐車位置→恩原スキー場ロッジ前→17:00津山着

 イワウチワを見に1人伯州山へ行ってきました。本谷からの登りは、林道に残雪が多く、所々で、蕗の薹が顔をのぞけているくらいで、残雪を踏みながら登っていく。

沢には残雪があり、急斜面ではステップを切りながら横切る。ダブルストックで4本足にして安全確保しながら、最後の沢はスノーブリッジの上を渡る。最後の登りは熊笹の中を足元の泥濘と、雪崩で荒れた階段を登る。

足場作りのステップで、歩数がいつもより多く出ていた。伯州山荘の横を通りまず頂上へ。頂上手前で、岩梨の花を見つける。伯州山荘に下って昼食、ここまで岩うちわは確認できず、登ってこられた方に咲いていますかと尋ねたところ、満開ですよと教えられたので、下りは新道を下ることにした。

しばらく行くとイワウチワの群落になり、道の左右にたくさん咲いていた。昨年登ったとき(23.6.24)花は終わっていたので、今回は十分早く登りたくさんの花を見ることが出来た。とても感動的で、1時間ほどかけて写真に収める。

デジスコもセットしてアップの写真もたくさん撮る。赤和瀬に下って駐車場の横で、少し蕗の薹をゲットして、恩原スキー場に上がってから、フォェブスで湯を沸かしカフェタイム後津山に帰る。
残雪が多い本谷林道


稜線手前の雪渓

イワナシ






滝谷林道の残雪



 

24.2.24 黒沢山


24.2.24       黒沢山万福寺(標高620)60歳の厄払いに出かける 2人 22,908歩 距離17.7km? gps計測

出発8451140万福寺着12121435帰着 5時間50分の歩行

 厄落としのお参りであったが、負荷がかかりすぎて、翌日から先週に続いて血尿が出る。
 それでも昨年からの山歩きの中でも、最も長い距離を歩いたことで、自信にもなった。

 今回は、先週のスキーくたびれが完全に癒えていなかったのだと思える。結局月曜27日に安田先生に診てもらうことになった。白血球数が14000個と通常の2倍から3倍近く上がっていて感染症の上に疲れが重なったのだろうと思える。抗生薬の服用で、快方に向かっている。

 24年の本格的山歩きの最初まずまずの出だしである。今年はどこまで山歩きが出来るか楽しみだ。



これから登る黒沢山
途中 美作の一宮中山神社
昭和池の東 お滝様
登山道には雪も残っている
色気が無い時期 ロウバイに癒される
万福寺例大祭に合わせたお参り


下りは1丁ごとに案内が

植林の中を下る
中山神社の欅

24.1.3~8日 志賀高原スキーツアー


 24.1.3~8日 志賀高原スキーツアー

 1月32100鏡野→4700志賀一の瀬荘→スキー(47)71600志賀出発→8700鏡野着

昨年甥の結婚式で、H氏より志賀高原へスキーに誘われていて、暮れにお誘いがありご一緒させてもらうこととした。メンバーはH氏ファミリー3人 甥 F先生の連れ5人 岡大生(地区の町おこしボランティア)4人と私 鏡野体協スキー部の人5人と。総勢18人、45人乗り大型バスで出発となった。2人席を占領してゆったりと出来楽ちんだ。

初日は一の瀬ゲレンデで足慣らし、早めに引き上げて宿の食堂で(丁度ゲレンデの端に宿の裏手が接していた。) そのままビールを飲みながらH氏と話をする。

二日目天気は雪、林間で風の少ない焼額ゲレンデへ、コーヒーや、昼食をとりながら悪天候中の滑走となる。新雪滑走が出来るが、視界が悪くて寒い1日。一の瀬ダイヤモンドから焼額ゲレンデで滑走する。ダイヤモンドゲレンデは、未圧雪エリアを残してあり、久しぶりにパウダーを食ってみる。

日目にやっと天気が回復したので、朝から、高天原ゲレンデで、2本ほどすべり、東館からブナ平に下り、ジィアントを登って、蓮池バス停から、横手山へシャトルバスで移動、横手山山頂で、名物のパンを昼食にする。横手山2,307mにはスノーモンスターがたくさんいる。

 渋峠を何本かすべり、横手山を蛍温泉まで下って、バスで蓮池に帰り、ジャイアントの中腹から滑走して発哺・ブナ平を経由し東館へゴンドラで上がる。発哺温泉で、野生のサルの群れに遭遇し写真を撮る。

日目は曇りで、疲れもあるので、私14時間券を購入し、1330分頃まで滑った。
午前中はH氏グループと奥志賀まで一緒し、杉山プロスキースクールの入る奥志賀ロッジで、これも名物らしいパンの昼食を取る。そこから1人で奥志賀ゴンドラで焼額ゲレンデに移動、一瀬ダイヤモンドをくだり一瀬のトップまで上り、一本上から滑走し、志賀の打ち止めとした。

焼額プリンスホテル南館前
焼額トップ2,000m
やっと晴高天ヶ原トップ(東館山2,000m)から西館山1,756m
横手山のスノウモンスターたち


渋峠ゲレンデ
横手山きのこスープランチ
熊の湯スキー場から飯山妙高方向

匿名希望のエテ公

一瀬ファミリースキー場で、最後の1本でした