2022.4.28(木) 三国山1,351m 山王谷林道ピストン
☀ 9℃ 1人 ↑1,062m ↓1,032m 19.6km 11:03分 30,592歩
自宅5:50⇒山王谷林道Ⓟ7:00→三国山荘登山口10:30→三国山13:30(昼食)14:10→三国山荘登山口16:05→林道Ⓟ18:30⇒19:30自宅
ここ数年、恒例になっている山王谷第2林道山歩。今年は雪が多かったが、山菜時季はどんなでしょう。予定9時間、長丁場になるので、早朝出発です。
|
自然淘汰が進む三国山ブナ林 |
さて、林道路側に駐車しスタート、荒れた道を進みます。入り口崩壊後補修工事は最小限、以前、県道部分はグレーダーが路面補修もしてくれていたのですが、数年来荒れ放題だ。
|
スタートして駐車地を振り返る |
|
今年の冬の落石 |
|
埋もれる残雪 |
|
山王谷第2林道起点 |
タンポリ荘の上を通過すると、早速残雪が現れた。枯葉に埋もれ残り僅かの塊になっている。雪は奥に進むにつれ増えて、最後には道を覆うようになってきた。過去にはなかった状態だ。後半の登山の部が少し心配になる。
|
サンインシロガネソウ |
|
キブシ |
|
シハイスミレ |
|
エンレイソウ |
|
ヤマナシ |
|
イワナシ |
途中の滝でサンインシロガネソウ・崖上の石楠花・トキワイカリソウ・ヤマルリソウ・ヤマブキなどを楽しみ、鹿が食べ残しのゼンマイを戴きながら約7kmの林道を進みます。
この時期の山菜は、蕨・フキ・コシアブラ・タラの芽・コゴミ・ウド等、バラエティーに富んで、歩いていても、山菜探しで目線はきょろきょろ、ついつい足元がおろそかになる。枯れ枝に躓きながら、7kmで高度200m程登ります。
|
あちこちに残雪 |
|
ギラガ仙が見えてきた |
|
仮設道 |
|
だんだん増える雪 |
|
路肩を崩した残雪 |
林道法面の緑は鹿が枝穂を齧っている、岩場で寄り付けない所の目こぼれした山菜を戴きます。山菜は株が絶えない様、新芽を少し残して戴きます。が、いずれ食害で裸地化してしまう様です。奥の登山道の周りは、藪が消滅して来ています・・・(>_<)
|
イワウチワ |
|
見ごろの花 |
|
蕾も確認 |
嬉しい発見もあり、イワウチワが確認出来ました・・・\(^o^)/
最初はイワカガミと思って葉の間の花を探したが、花後の花柄だけ立って残っていた。え、もう終わり⁇・・・ 観察するとイワウチワの花後です。思わず、やった~新発見‼(@_@)
と云う訳で、知る人ぞ知っていた⁇イワウチワを確認できたのです。奥では残っていた花も見つけられ、長い林道歩きの御褒美が戴けました…😁
昨年洗われていた鉄の水路は埋め戻され、山腹崩壊で埋もれていた場所は仮道が開削されていました。しかし、倒木や落石があって徒歩か2輪車でないと進入は無理です。
|
三つ目の沢を越えるとあと少し |
|
三国山荘は健在 |
|
大分草臥れてきた説明版 |
|
登山口案内は健在 |
|
雪で傾いた説明。起こそうとしたが難しい |
早朝のスタートで、自然観察・山菜取り・春の山歩と、のんびり進んできました。長~い林道歩きも楽しく歩け、登山口の三国山荘へ到着。3時間半の山歩でした。一服後は登山の部へ移ります。
|
登山道の新たな倒木 |
|
林床の薮はほぼ全滅 |
|
アオゲラ |
|
ちょっと居心地の悪い休憩ベンチ |
|
残雪越えに山頂方向を望む |
入り口階段から1,006mの指導標まで、ほぼ階段が続きます。最初が200段、藪を越えて300段程登ると、座り心地の悪い、斜めベンチのある☞1・6㎞山頂標示地点です。登り始めて30分、順調に進んできましたが、この先が問題でした・(^ム^)
|
ルートを確認 薮を突破していく |
|
サンカヨウが咲く谷までやって来た |
サンカヨウの谷へ向けさらに登りますが、融雪で根曲がり竹が起き始めている。残雪部分は快適ですが、藪の部分は竹とその枯葉に襲われ難儀します。ルートロスにも気を使います。斜め階段が名物のサンカヨウの谷まで、なかなか着けません。首筋に笹が入るしメガネは弾かれるし、足元は引っ掛かるしで散々です。指導標から40分掛かってやっと谷までやってきた。
|
芽吹いたサンカヨウ |
|
最初のⅤ時字渡渉箇所 |
|
2つ目のⅤ字谷 手前が難所のロープ場 |
|
帰りにわたった斜め階段の谷 |
予想通り谷は雪で埋もれていました。サンカヨウは芽が出始めたところです。帯同したウイペットが役立ちました、ストックでは撤退したでしょう。固まった雪は今日の軽登山靴では蹴り込めません。
|
1輪だけ確認できたカタクリ |
|
鞍部から南嶺を望む |
|
1等三角点です |
|
展望台に上がると大展望です |
谷を2つ横断し、南峰との鞍部までさらに50分、予定を大幅にオーバーしてきました。
12時40分だ。山頂へ続くブナ林は比較的スムーズでしたが、さいごに再び難関が待っていました。カメラのレンズフードを紛失、バックパックも体も枯葉まみれ、口も喉も枯葉でイガイガ。ヨレヨレで山頂台地へ着いても、笹薮地獄が続きました。
|
山頂広場は根曲竹に覆われ始めた |
|
高鉢山から奥に氷ノ山方向 |
|
氷ノ山から広戸仙が一望 |
|
残雪の大山 |
|
三徳山から日本海方向 |
|
鷲峰山からゴーロ・高山を望む |
鞍部から50分、13時30分大幅遅れで山頂へ出た。1等三角点と展望台部分だけ、広場になっています。このままだと積雪期以外来られない藪山になってしまいそうです。
登山口から3時間の藪漕ぎ登山でした。この時季の山頂訪問はもう無いかも・・・(>_<)
展望台からは大パノラマ、日本海から鳥取。岡山・兵庫のお山が堪能できます。霞んではいますが大山も見えていました。登りの御褒美は1輪だけ咲いていたカタクリでした。展望台の日陰に入りお昼、今日はチキンラーメンにCaféのお昼ご飯。しっかり回復を心がけます。
|
ブナ林は心地いい |
|
ブナの芽吹き越しに馴染んだ山々 |
|
残雪の谷を下る |
|
少し開いたイワカガミ |
2時過ぎ下りに向かいます。登った道を下るのですが、藪漕ぎに変わりありません‥(◞‸◟)
薮が薄いところはスピードアップできるのですが、ほとんど根曲竹の薮道。下りも2時間かかりました。結局3時間半予定の登山の部は5時間半の大幅な時間オーバーとなりました…(-_-;)
|
登山口へ無事下山後7㎞の林道歩きです |
|
途中のシロバナニシキゴロモ光が足りません |
|
山王谷第二林道入り口へ下山 |
|
愛車が見えた |
|
駐車地へ無事下山…(^O^)/ |
三国山荘から帰りの林道は時間との闘い。一目散に下りましたが、車に着いたのは6時過ぎ、昨年よりもさらに2時間近く余計に掛かっていました。登山道の状況が変わらなければ、来年春は登山の部は止めた方が良いかもしれません…(^ム^)
鹿の食害はますます広がり、鳥取の山間部もいずれ兵庫の山のようになってゆくのでしょうか⁇ 薮がなくなって歩き易くなるのは歓迎ですが、山の幸が無くなるのは残念です。
共存共栄する打開策は無いものでしょうか…。シカの天敵による頭数制限等、考えられないでしょうか、例えば野犬に頼るとか…⁉
|
命 溢れるパワーを御一緒に…😊 |
今日もしっかり歩け、完全燃焼の山行になりました。お山に感謝です・・・(^_^)v
(心配しながら、待ってくれている山の神にも🙏)
投稿画像56枚
ご覧くださり(人’’▽`)ありがとう☆山でした‥(^_-)-☆
0 件のコメント:
コメントを投稿