2018年10月14日日曜日

2018.10.12(金) 若杉山(1,020m)


2018.10.12() 若杉山(1,020m) 
☁ 登山口10℃ 1人 ↑442m 4466.4㎞ 4:559,948
7:50津山⇒58㎞ 9:209:359:40若杉山登山口→10:25牧場跡入口10:40 鞍部11:05 肩→11:20若杉山13:0013:28石仏→13:48鞍部→14:24登山口→14:2814:503916:30帰着

前々から気に掛っていたお山に出かけた。森林公園から鳥取県に見える若杉山。ネットで検索するとこの時期マツムシソウが咲いているらしい。山頂部の深成岩も見てみたい。
津黒山から見た若杉山



ルート179号を遡り人形峠トンネルを越えて穴鴨に下り、ルート432号から県道に別れ大谷川を遡上し大谷集落を目指します。集落を抜け県道Y字路にある若杉山の道標を左折して山を登って行きます。廃屋の前を舗装終点まで登ると登山口駐車場の矢印表示がある。ダート道を登りカーブを回ると泥濘、車が汚れるのが嫌なので、駐車場まで登らずにカーブの路側に駐車。支度する。
泥濘の手前に止めた

登山口駐車場

絶滅危惧種の説明 読みにくいので加筆してます
絶滅危惧種 オキナグサ(鳥取県レッドデータブック)

チエ―ンゲートを入って行くのが登山道

スタートしてすぐ登山口駐車場に着く。45台駐車できそうな広場が登山口だ。正面に山頂へ2.3㎞の指導票がある。美作山酒会製の朽ちたベンチがある。前にチエ―ンゲートがあたので反対側へ進むとGPSルートから離れていく、50mほど進んで引き返す。

ゲートを超えそのまま登って行くのが正解だった。広い登山道、車が上った跡もあり管理者は車で登っているようだ。道路に土嚢が敷かれている。

水音がする穴

気持ちいい林を行く

獅子が耕している登山道

山頂へ1.7㎞の指導標

牧場跡の入り口

猪が掘り返した管理道を道なりにジグを切りながら登る。コナラやクリ・クヌギの林を登って行くと、根元に洞穴が空いている。何かの巣だろうか?覗いてみると水音が聞こえてきた。道の下を沢が流れているようだ。

さらに登ると道は松林に入って行く。林床に茸を探しながら登るが、残念ながら何も見つけられなかった。しばらく登ると前が開け草原に出る。牧野の跡に着いた。前方が奇麗に刈り払われて、リンドウの株だけ残してある。さらに上にもう1か所広く刈られて真ん中にロープに保護された?がある。

刈残されているリンドウ


ススキ越しに山頂方向


保護地から山頂方向


大山方向


津黒山方向


大谷峠方向

歩き始めてほぼ1時間、背丈の低いチュウゴクササの草原鞍部に着いた。西に蒜山から大山の山並み、南西に津黒山、東側にこれから上る若杉山の草原が盛り上がって山頂へ続いている。

ジグザグに斜面を登ると、次々と花が迎えてくれた。マツムシソウとウメバチソウが多い。
ホソバノヤマハハコ、アキノキリンソウ、センブリ等多彩だ。数は少ないがホクチアザミとカワラナデシコも見られた。
マツムシソウ

ウメバチソウ

リンドウ

ウメバチソウとアキノキリンソウ


登山道脇の花畑

センブリ

ホソバヤマハハコ

シラヤマギク

カワラナデシコ

ツリガネニンジン

ホクチアザミ

アキノキリンソウ

肩に乗ると道はまっすぐ山頂に向かう。尾根は灌木に覆われているが、北側は切れ落ちている。下りで回り込んだ石仏の上に続く崖だ。ここを過ぎると山頂だった。なかなか趣のある若杉山表示が迎えてくれた。\(^o^)
 
肩に登って津黒山と保護地を俯瞰


田代峠の向こうに泉山





3等三角点「若杉山」


北栄町の海岸線?


琴浦当たりの海岸?


山頂から大山


津黒から毛無山方向


県境稜線と奥は富の不留山から山乗山の稜線


森林公園の県境稜線 中央が千軒平右がきたけ峰

奥にもう1つ若杉山の標柱が立っていて、近くに三角点が埋評されている。3等三角点「若杉山」1020.5mだ。山頂は牧場の土塁の後跡が続いている。土塁を跨いで三角点の撮影、そして360度の眺望を楽しむ。

東側に森林公園の県境稜線が伸びて、千軒平は田代の谷超えに2.6㎞の直線距離だ。稜線を南にたどればきたけ峰から田代峠に下り、登り返して3等三角点田代峠1120.4mに続く。そして峠の奥には泉山が見えている。県境の稜線はさらに南から西に延び、大谷峠に下りさらに津黒山に登って、ここから北上し蒜山別所へ至っている。

西側は津黒山から蒜山高原が一望に出来る。先日歩いた毛無山から三平山への縦走稜線も確認できた。下蒜山から上蒜へさらに烏から大山へ稜線が伸び、東大山から三鈷峰を巡り、矢筈ヶ山からすそ野は日本海へ下っている。あいにく、大山山頂稜線だけ雲の中だ。
土塁跡

山頂ログ


ツエルト練習


蒜山アップ

津黒山荘アップ

ススキ越しに津黒山

山頂に伸びる土塁跡

北は日本海の海岸が山襞に見え隠れしながら琴浦から東へ、羽合海岸辺りまで見える。北栄町の風力発電の風車が印象的だ。

山頂でゆっくりしていると、雲が流れて陽射しが降ってきた。いい日和、ゆっくりお昼にしましょう。山頂到着は1120分、連れが握ってくれたおにぎりと、ちゃんぽん麺のラーメンライスが今日のお楽しみ。

カフェの後はツエルト張の練習。ストックで柱は立てたが、ペグが無くて完成には至らなかった。引綱とペグが有ればテントになるが、床は抜けているし横になれるほどのスペースも取れない。緊急時以外、出番はなさそう(^-^;
深成岩の青御影石(斑レイ岩)

岩石公園

肩まで帰ってきた

下りのお花

津黒山の林道に車

ナナカマドの紅葉

磐座の石仏にお参り
磐座から見る大山

1時間半ゆっくり休憩後、土塁沿いに歩いて深成岩の青御影石を見に行く。いかにも固そうな岩がゴロゴロしている。岩の周りも草刈りされていて、岩に上って周りが見渡せる。三朝温泉大橋の材料だったらしい。

さて、下りに向かいましょう。向こうの津黒山の山腹に車が止まっている。帰りは大谷峠に回り帰ってみましょう。サクサク下り13時から80分で駐車地へ下ったが、途中20分程は石仏参りをしたので賞味1時間ぐらいだった。






草原鞍部まで下りて来た

チエ―ンゲートまで下りた

登山口駐車場へ降りた
駐車地へ着いた


舗装路終点の登山口駐車場⇒
県道分岐
帰りの大谷峠までは狭い県道だが舗装されてゆっくり走れば安全走行できる。駐車地から約4㎞、300mほど登るが、だいぶ近道だ。美作北基幹林道に出て西に1㎞程走り、先程若杉山から見えた車のところまで走り、若杉山を展望し、その後鏡野町羽出西谷に下った。
大谷峠まで帰ってきた

今日登った若杉山と県境稜線

帰りは41㎞で帰着したので賞味39㎞の走行、往路58㎞より19㎞も近道だった。
今日も1日お山で遊べました。お山の神様へ感謝。(^O^)

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最後までご覧くださりありがとう山でした(^^♪

1 件のコメント:

S_Ogawa さんのコメント...

希少野生動植物に指定されている「オキナグサ」を取り上げましたが、保護には逆行する記事になるでしょうか?アップしてから気になっています。

絶滅危惧種を知ってもらい、採取圧から守れると良いと思て取り上げたのですが、自生地を荒らすことになっては管理人の思いに反します。

アドバイスいただければありがたいです。(#^^#)