【1日目】10月29日火
早朝出発 (3:00)⇒790㎞⇒道の駅指宿 車中泊
早朝出発 (3:00)⇒790㎞⇒道の駅指宿 車中泊
【2日目】30日水
道の駅(7:00)⇒指宿(8:30)90㎞ トッピー(時速80㎞)⇒宮之浦港(9:45)⇒屋久島交通バス10:35⇒合庁前11:10→安房バス停(昼食・乗換)13:38⇒紀元杉14:36(標高1,250m)→淀川登山口(1,370m)15:20分→淀川小屋15:52分→花之江河17:00→石塚小屋18:08分(1,600m)泊
↑664m ↓312m 6.6km 3:30分 15,985歩
【3日目】31日木
石塚小屋5:50→花之江河(6:55)→黒味分れ(7:08)→黒見岳(7:37)→黒見分れ(8:15)→投石平(08:38)→宮之浦岳(10:15)[昼食 50分]→焼野三差路(11:20) →永田岳12:20→焼野三差路(13:27)→平石岩屋(13:44)→坊主岩(14:30)→新高塚小屋(15:23)→高塚小屋(16:30)泊
↑1,378m↓1,601m 16.6km 11:40分 24,104歩
【4日目】11月1日金
高塚小屋(05:30)→縄文杉(05:42~6:43)→ウィルソン株(8:17)→大株歩道入口(08:46)→楠川分れ(9:50)→辻峠(10:42)→太鼓岩(10:55)→辻峠(11:20)→白谷小屋(11:42)→白谷雲水峡登山口(12:20 )バス13:00→宮之浦港13:30昼食・着替え⇒トッピー16:00⇒指宿17:15⇒790㎞⇒翌朝10時帰宅
永田岳から望む宮之浦岳
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今年最後になるだろう遠征、連れは留守番、管理人単独行となった。
目指しますのは、最南端の百名山、宮之浦岳登頂です。
例に倣い早朝3時半に家を出て、7百キロ先の鹿児島県指宿港を目指します。初日はここで車中泊し、翌朝港からさらに南の屋久島まで南下します。車が11時間、船が1時間強の移動です。早速そのレポートです(^_^)v
道の駅から桜島 |
九州自動車道から指宿ハイウエイを経由して、鹿児島県指宿市「指宿道の駅」で錦江湾の奥の桜島を見ながら車中泊(-_-)zzz
翌朝10㎞程走って、指宿港から水中翼船トッピーで10時前に屋久島の宮之浦港へ入港します。22℃と暖かく、長袖の中間着では少し暑い位。港の近くのスーパー「ヤクデン」で、まずは買出しです。今日明日の食料と、携帯トイレをゲットします。
登りのトッピー |
宮之浦港入港 |
屋久島山中は、携帯トイレブースが普及し、用を足すのは携帯トイレが必須なのです。各登山口にはそれ用のごみ箱が設置されています。
山小屋まで窮屈な時間設定なので、合庁前乗り換え2時間のロスはもったいない。そこで、タクシーを考えてみたが、5500円で4・50分待ちとの返事、コスパからもったいないと判断(^ム^)。で、バスを待つことにし、周辺を歩いて見た。
港へ引き返し、バスで30分ほど先にある乗り換え場所の合同庁舎バス停へ向かいます。紀元杉奥の淀川登山口へ行くバス便は1日2便、午後便は13:30分に合庁前出発です。予定では登山口から6㎞程登った石塚小屋(1,600m)で小屋泊です。
昼ご飯を食べる所を探していると観光協会の安房案内所があった。この先の安房バス停で乗り換え出来、その下にお弁当屋さんがあるとのことで、そのまま安房方面へ歩くことにした。
バスで登山口へ向かう |
荒川分かれ 淀川登山口・荒川登山口への分岐 |
バス停から50m程戻ったところにある 紀元杉 |
川上杉 |
更に1,250mまで登った紀元杉バス停が終着点だ。ここから淀川登山口(1,370m)まで1.6㎞舗装林道を歩く。紀元杉から途中川上杉を見て40分で淀川登山口へ到着した。
1.6㎞程歩いて淀川登山口到着 |
15:20分登山口を出発。時間的に下山者が多い。挨拶しながら登って行くとよく整備された道でスタスタ歩け、一般道路と変わらず進める。多少のアップダウンや悪路も出て来るが、30分で淀川小屋に着いた。15:50予定より少し早い到着、ここからは登山道らしい登りが始まる。
小屋横の淀川の橋を渡ると早速急登だ。因みに屋久島の「川・河」の字は「ごう」と読む。「淀川」は「よどごう」なのだ。「楠川」は「くすごう」・「安房」は「あんぼう」と、所変わればだが、「安房川」「宮之浦川」が「あんぼうごう」「みやのうらごう」かは(^ム^)?
さて、花之江河(はなのえごう1,650m)を目指して登って行くのだが、秋の日は釣瓶落とし日暮れが心配だ。300m程の登りではあるが道は良い。サクサク登って行くと、岳参りの装束の下山者方が「暗くなるから気を付けて」と案じて下さった。
ここから石塚小屋は1.1㎞先、暗くなるのは18:00時。横に這う道なので、ここまでのペースなら17:30分には着けると安心した。が、しかし(^ム^)→(^-^;⤵(◞‸◟)だった。
花之江河トイレブースを過ぎると道は悪路へ変わった。踏み跡ははっきりしているものの狭く、泥濘で、アップダウンや渡渉を繰り返す道。スピードが出せず失速。加えて暗くなり始めて気分⤵ますます凹む。
結局18時ヘッデンを灯し行軍することとなった。辺りは暗く野の物の鳴き声もしてくるし、なかなか距離感がつかめず道迷いを心配しながら進むこと10分、最悪ビバークも考え始めたとき小屋が見えた。18時8分石塚小屋到着です。小屋に入ると先客さんが1人おられた。
早速荷を解き、夕食にする。温かいホットバーボンで人心地が着いた。小屋はブロック造で、まずまず清潔、ゆっくり休めた(-_-)zzz・・・
今日も良い天気、いよいよ屋久島奥岳詣、三岳登山だ( `―´)ノ。
まずは花之江河へ向う。朝4時半起き、朝食のカップ麺とチーズ、ソーセージ、ゆで卵、カフェとエネルギーを注入し、6時前に出発です。暗くて小屋が撮れず、前の説明板を撮って出発。
昨日難儀した道は明るいと何のことは無い道。寝覚めの体を起すようにゆっくり歩き、55分で花之江河へ還れた。今朝の温度は5・6℃だが花之江河の木道には霜が降りていた。再び歩き易い登山道へ戻れてサクサク歩き、黒見分れへ向かった。
15分ほど歩くと黒見分れの指導票が現れた。バックパックをデポし、山頂へ向かいます。何ヶ所かロープが設置される道を30分程登ると、大岩の積み重なった山頂だ。足元に先ほど居た花之江河、目線を上げると360℃の眺望。屋久島奥岳がぐるりと見渡せる。
正面に九州最高峰宮之浦岳、隣に永田岳、洋上のアルプスと云われる屋久島の峰々が聳えている。これから向かう投げ石平にはテントが立っていて、登山者も見える。
眺望を満喫し、再び黒見分かれへ下ると、単独の山ガールさんが「黒見岳通りすぎてましたと」引き返されてきた。昨日同じバスで入山された山ガールさん、楽しんで来てと見送ったが、この後何度もお会いすることとなった。
投げ石平から黒見岳を望む |
投げ石岩屋から黒見岳 |
休憩後は背の低いヤクザサとヤクシマシャクナゲに覆われた登山道を進むようになる。投石岳・安房岳・翁岳と八重岳稜線西側の山腹をトラバースして一度下ると笹の間に水場があった。宮之浦岳に至る最後の水場だ。のどを潤し、登りに向かう。栗尾岳の祠でお参りし、いよいよ宮之浦岳の急登だ。
20分程急登を頑張り10:15分、ついに宮之浦岳登頂です\(^o^)/・・・ エッホーと叫ぶ 山頂には数人の登山者がいらした。外人さんもいらっしゃるし、朝別れた同宿の登山者もいらした。
ぐるりと眺望が広がり、東側には種子島の島影、そして登ってきた尾根筋の西側にはこれから向かう永田岳が聳えている。北側は海が広がり遠く開聞岳の山影が見えている。北東側に視線を向けるとこれから歩く平石展望から縄文杉へ続く尾根筋が下っている。
撮影を済ませてお昼だ。朝汲んだ水でお湯を沸かして、みそ汁とお結びで昼食だ。もちろんカフェ付きです。昼食を済ませばすぐ移動、焼野三叉路まで下る。ここから永田岳まで
2時間のピストン予定。三叉路スタートは11:20予定時間よりは30分早かった。
硫黄島と竹島の島影 |
開聞岳の山影 |
口永良部島の噴煙 |
2度ほどアップダウンを繰り返しながら徐々に下り、1,720mの鞍部から一気に1,886mの永田岳山頂まで駆け上がる道だった。CTの1時間で山頂到着。山頂表示は平成31年3月と記されていてごく最近建てられたようだ。手前の笹薮が背丈ほどもあって岩の上を移動した方が楽だった。
永田歩道から下った永田の集落が入江の中に見え、その先に口永良部島が噴煙を上げている。全島避難を余儀なくされた島民のご苦労に思いをはせてみた。
しばらく休憩後来た道を引き返しますが、往路でストックの先をロストした。登って来られた、黒見岳でお会いした山ガールさんに聞くと、道の真ん中に落ちてますと教えていただいた。復路で回収でき嬉しかった(^_-)-☆ お礼が言えたのは、平石岩屋の展望所でした。
復路も1時間で、13:27分焼野三叉路へ戻り、次は平石展望所だ。高塚小屋へ続く尾根を下って行くと、屋久鹿♀が笹の葉を食べていた。近づいても逃げることは無く、写真撮影させてくれた。この後新高塚小屋では♂が現れ、こちらも人に無反応だった。大株歩道の下りでは屋久猿にも遭遇したが、ごそごそカメラを用意すると、餌をねだられ襲われそうだったので、素通りした。
残り3時間半の行動予定、体も疲れ休憩回数が増えてきた。平石展望は通過し平石岩屋で小休止、先ほどの山ガールさんと再び出会う。その後もボーズ岩・新高塚小屋・高塚小屋上とお会いし、最後の高塚小屋でも皆さんにお会いした。彼女達はテント泊すごい体力(@_@)・・
平石展望から宮之浦岳を望む |
平石展望付近から種子島方向 |
平石岩屋到着 |
黄葉が始まっている尾根筋 |
坊主岩通過 |
高塚小屋は縄文杉から登って来る登山者と宮之浦岳から下る登山者で賑わっていた。定員の7割くらいでしょうか、11人くらいが小屋泊、他にテントが3張り、ツェルトが1張りです。中は狭いので、外で食事にします。α米にレトルトカレーの定番メニュ-ですが、水が底をつきました。居合わせたガイドさんに聞くと縄文杉下の岩場の水場しかないようです。200m下って水汲みです。ついでに縄文杉もお初のご対面。(@_@)!!…
夕食を済ませ、小屋に入って寝る態勢に入りますが、寝入ったころに階下の鼾で目が覚めた。この後寝ては覚めが繰り返し、吹き抜けの小屋は朝方まで鼾に満ちていました。先人(師匠が4月に登られた折の鼾の話で、耳栓を持っていくようにと(笑)・・・だったのに)の忠告を守っておればよかったと反省した次第・・・(-_-)zzz
3日目
11月に入りました。今日も4時半起きの5時半出発です。ごそごそ起き出してパン・ゆで卵、チーズ・ソーセージ・カフェにアミノバイタルの朝食です。下山日は縄文杉から大株歩道を楠川トロッコ道へ下り。楠川分れから辻峠へ登り、太鼓岩を周回して白水雲水峡へ下る12㎞の行程です。
先ず縄文杉まで下り、北側デッキで夜明けを待ちます。6時前、あと30分ぐらいで明るくなる。いい天気で3千年の命を繋ぐ大樹が、朝陽の下で撮影できる\(^o^)/
感動を胸に下山へ向かう。下りは夫婦杉・ウイルソン株を見て楠川へ降りた。大株歩道は古木の大株跡が散見され、それぞれの株にため息だ。「すごい」の他言葉が見当たらない。斧を入れた木こりさんはどんな気持ちだったのでしょう、管理人の地元にあれば夫々名前がつく様な大株だらけです。
楠川へ下って。トロッコ道を4㎞程歩きますがその道沿いにも3代杉等名木が沢山みられます。縄文杉へ登るガイド付きパーティーに幾組もお会いします。1時間ほど下ると楠川分かれの指導票があり、ここから約200m登り返すと辻峠です。
1時間ほどで登り返し、10時40分峠に着いた。ここに荷をデポ15分ほどで太鼓岩まで登り、岩の上から奥岳稜線とお別れです。天柱石から宮之浦岳そして大株歩道へ繋がる尾根に最後の別れです(泣)
辻峠へ戻り、下りは白谷雲水峡の遊歩道を下ります。観光客が急に増え、道を譲り合いながら下ります。鹿の宿・くぐり杉・7本杉等見物しながらルンルン気分で下り、12:20分白谷雲水狭登山口へ無事下山です。そして同じルートで3日間ご一緒した男性&山ガールさんと一緒に13:00のバスで宮之浦へ帰った。
御3人さんと前後して歩け、大いに元気を戴き、ほぼ予定時間をクリアしながら縦走出来ました。
(人’’▽`)ありがとう☆ございました。
(人’’▽`)ありがとう☆ございました。
今回の遠征、南の島のお山で登山口辺りは熱帯性のヘゴ羊歯・クワズイモが目につきました。屋久猿・屋久鹿にも会えたし山頂部のヤクザサ&屋久島シャクナゲの群生も堪能しました。もちろん屋久杉の存在感にも圧倒された山旅でした。
連れも体験して欲しかった旅でもありました。ドコモが繋がるところではライブ画像を送りましたが、実体験の迫力は別物です。留守居に感謝し、今度は一緒出来るよう願って、南の島のお山紀行閉じます。
満足々々(人’’▽`)ありがとう☆
宮之浦港のガジュマル |
夕日に浮かぶ開聞岳 |
連れも体験して欲しかった旅でもありました。ドコモが繋がるところではライブ画像を送りましたが、実体験の迫力は別物です。留守居に感謝し、今度は一緒出来るよう願って、南の島のお山紀行閉じます。
満足々々(人’’▽`)ありがとう☆
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最後までご覧くださりありがとう山でした(^_-)-☆
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