2019年11月30日土曜日

2019.11.29(金) オオヒラ山(1,131m)~笠菅山(1,000m)周回登山


2019.11.29() オオヒラ山(1,131m)大地山(1,077m)笠菅山(1,000m)周回登山
/☁ 0℃ 1↑1,159m↓1,060m 10.2km 7:2510,962?歩

津山7:30⇒越畑大地林道起点Ⓟ登山口8:18→尾根取付き8:561,080mピーク10:08→オオヒラ山10:3012:05 1,056mピーク(昼食)12:40→大地山12:58→岩塔13:05→笠菅山14:22→尾根下降点14:50→作業道出合15:07→周回地点15:3415:40津山16:40 

今日も新ルート岡山100(21)のお山を訪ねます。越畑と奥津の境界尾根に連なる座、オオヒラ山・大地(おおち)山・笠菅山を越畑から周回します、今日も藪漕ぎ覚悟の山行です。

大地山から望むオオヒラ山


Web検索では山行記録がちらほら有るくらいですが、ヤマレコの「kurosaki」さんのレコを参考にさせてもらいました。(’’▽`)ありがとう☆

さて、今日は道があって無いような、ちょっと冒険を感じられる山域へ向かいました。津山から田辺を抜け、香々美から越畑へ向かいます。越畑ダム湖を右に見て集落を奥に進み、角ヶ仙登山口・倉見に向かう分岐を過ぎ、大地(おおち)川に沿って谷筋を登って行きます。最奥民家奥の水道施設が、大地林道の起点になっています。ここに駐車し林道を登ります。


水道施設にⓅ

大地川から林道に入る

大地川の左岸を登って行くと100m程で川を渡ります。50m程で再び橋を渡る分岐林道へ進入します。帰りはこの分岐に降りて周回する予定です。林道は伐採作業中の様で、新しい轍が沢山ある。
 
林道流失

正面の尾根に取り付く

国調の杭を辿る

気持良い道もある

振り返ると巡る尾根と泉山が覗く

轍が途切れた先は道が流失して谷川が横断している。徒歩なら問題なく渡れ、さらに奥へ延びる林道を進みます。適当な作業道分岐を見つけ、GPSのログを頼りにほぼ北に向かう尾根に取り付く。ここから先、道は無い。

まだ序の口です

ブナが見え出した

1080mピークと間違えた小ピーク

さらに上へ向かいます

ひざ丈位の笹薮や、植林帯の尾根筋を辿って登ります。時々地形図を見て方向を確認、歩き易そうなところを見つけながら、ルートをはずさない様気を付けます。

尾根筋には国土調査の杭が沢山あるので、これを伝って登れ心強い。杭・地形図・GPS・気圧高度計の四つの情報で、どんどん登るのですが、薮が深い所や、急登があり時間を要します。

9:461時間26分経過したところで、小ピークに乗った。1076mの高度表示で目指す1080mピークと思ったが、まだ先だった。気圧高度計は780m程誤差があった。
天狗岩方面は雪で白い

泉山がよく見える 手前にこれから歩く稜線

那岐山遠望

ササに雪が残っている

更に急な斜面を登ると、ササの葉に昨日の雪が残って、ズボンがビチョビチョになってきた。硬度を上げると枝先に樹氷が残っていた。枝をふるいながら登るが、息が上ってどうでもよくなると、冷たい滴が余計垂れて来る。
越畑と中央奥に山形仙 瀬戸内海も見えている

これから巡る稜線と泉山

越畑の紅葉


瀬戸内海を撮ってみたが写ってない

1080mピークから山頂へ向かう道筋

標石

標高修正後のログ

頑張って、頑張って1005分、1時間45分経過したところで、標高点1,080mの標石に着いた。振り返ると今日一番の素晴らしい景色が広がっている。那岐山・山形仙・天狗寺山と右奥に泉山、そして今日めぐる予定の稜線、さらに奥には瀬戸内海が光って見える。右側に黒く横たわるのは小豆島のようだ。

山頂標石

標石の頭 三角点でなかった(◞‸◟)

縦走ルートのマーキング

枝にテープナビ

山頂ログ

一度少し下り、ブナが見られる稜線を緩やかに登ったところが山頂だ。
10:242時間4分で登って来た。ここまではほぼ予定通り。ここで痛恨のミステイク^_^;
苔むした石標があったのでこれが三角点と思い込んでしまった。赤ペンキを塗りたくった三角点は無いよね‼ 4等三角点「三ツ子原1131.2mはお預けだ。 
家に帰ってGPSのログを見て三角点まで行ってなかったことに気付いた(◞‸◟)・・・

10:29勘違いの標石を大事に撮影し、再び藪漕ぎに向かう。今度は方向を変え、南西に向けて下ります。植林と雑木林の急な境界を、根曲がり竹を掻き分けながら下ります。雪で冷たい枝に頼りながら何とか下った。





1056mピークでお昼

40(11:06)程で№42の境界標へ着きました。更に23(11:23)で№30の境界標、7分(11:30)で37の境界票と進んでいくが、途中で猪が猛スピードでドドドと前を駆け抜けていった。熊すゞに驚いたようだ。咄嗟のことでカメラの事も忘れていた。びっくりすることもあれば、良いこともある。足元にクリ茸があり、収穫した。こんやはクリ茸(ニガクリタケでなければ)で湯豆腐が戴けます\(^o^)
夜開けた今日も記録をアップしているので、何とか生き延びたようです・・(笑)

オオヒラ山から大地山手前の1056mピークまでは90分程かかりました。稜線上を巡るのでそれほど難しい行程ではありません。国調の杭・境界杭・旧奥津町境界杭などが散見でき、踏み跡は薄いものの支尾根に惑わされずに歩けば問題ないと感じました。時々藪が出てきたりしますがおおむね快適に歩けました。

12時過ぎ、1056mピークでお昼にします。地形図で見てもほぼ中間点、何とか歩ききれるでしょう。時間が足らない様なら笠菅山ピストンをやめればよい。まず腹ごしらえだ。
今日のお昼は、やはりラーメンでした!(^^)!・・・収穫した茸を2笠入れてみた。

杉の根元で北風を避けてうずくまり、熱いラーメンで暖を取る。オオヒラ山山頂付近とこの1056mピーク付近は藪が濃くて難儀した。この先はどんなかな~^_^;
 
大地山山頂3等三角点「狼岩」1077.7m到着


向う方向

大地山ログ

さて、昼からは目の前にあるピークへ向かいます。意外と簡単に到着でき、ふと見ると足元に三角点があった。3等「狼岩」1077.7mだ。見慣れた地理院の杭が立っていたのですぐにそれと解った。12:55分通過。

画像だけ戴く、梢越しに花知ヶ仙の白い山頂が北に、南には泉山の稜線が望めた。更に南へ向け、稜線の踏み跡を巡る。この辺りから踏み跡も若干濃くなって来る。10分程進むと岩場が現れた、本で見た岩塔がある。

岩塔

左右に大岩(狼岩だろう)

稜線の道の両側に大きな岩が突き出していて、このルートの目印だ。この岩が狼岩で、三角点名になったらしい。前方には、三つ目の三角点峰の笠菅山らしいピークが望める。先を急ごう、降下点へ14時までに着かないと、笠菅山ピストンは難しくなる。
結構境界杭がある

角ヶ仙が見える

先端が笠菅山?

天狗岩 三十人ヶ仙

13:50分、降点らしいピークへ着いた。杭はあるがマーキングらしい物は無い。足元にピンクテープが埋もれているくらい。予定通り先に笠菅山へ向かいます。笹が濃い稜線を進むと、西に傾いた陽射しに泉山の稜線が照らされている。
笠菅山10m手前の境界杭
 笠菅山への稜線は結構な藪漕ぎ、2つピークを越えさらに奥のピークが笠菅山でした。ここも手前に杭が沢山あるので山頂三角点を間違えやすい。一番奥の越畑集落が望める突端に4等三角点「正宗」は埋評されている。津山高校の「笠菅山」表示があって、津高山岳部がここにも足跡を残していて、懐かしかった。
笠菅山4等三角点「正宗」1000.9m到着



越畑ダム湖が見える

角ヶ仙

泉山が近い

山頂ログ

周辺を草刈りしてから来た道を引き返す。いつも初めての道は遠く感じるのだが、このピストンは気が焦ったのか往路より復路の行程が長く感じられた。気の持ちようで感じ方が随分変わるものです。
今日歩いたルートを見ながら地点へ戻る

地点から急な植林斜面を

作業道まで下りた

14:50分尾根点まで帰ってきた。植林の降下点から急斜面を下ります。10分ほど下ると作業道へ乗れる。後は谷筋の作業道をどんどん下り、15:34分、朝分かれた分岐を通過、駐車地に15:40分に無事到着した\(^o^)
林道へ合流

今朝分かれた林道分岐へ帰ってきた

大地川の最初の橋にある標柱

このルートほとんど人は歩いていない様子。テープナビもほとんどありません。ルートファインディングツールをそろえて歩くと、楽しめます。オオヒラ山山頂付近、1050mピーク付近、笠菅山稜線ルートが今日の核心部でかなりの藪漕ぎを強いられました。

今日もお山を楽しめ、満足な山行になりました。お山に感謝です(^_^)v

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最後までご覧いただきありがとう山でした(^_-)-☆

1 件のコメント:

S_Ogawa さんのコメント...

おもしろい戴きました\(^o^)/
励みになります(人''▽`)ありがとう☆