2020年12月23日水曜日

2020.12.22(火) 大山1729m夏道撤退登山

 2020.12.22() 大山1709m夏道撤退登山

☁ -23人 ↑1,085m1,021m 6.9km 5:0411,153

南光河原Ⓟ9:2610:30 5合目10:356合避難小屋10:54→8合11:4512:15 6合避難小屋12:50→行者分岐13:05→元谷13:35→大神山神社14:05→南光河原ⓟ14:25⇒津山16:30

 

先週末、氷ノ山ゲレンデ開きを撤退するとき、大山に誘っていただいた。

当日は師匠大山の風さんとMさん、3人で出かけたのですが…

5合目の眺望

 

朝日を見ながら大山へ

7時半、ちょっとゆっくり目に出発。久世から米子道で溝口ICへ、山麓道路で正面道から大山寺へ向かいます。南光河原ⓟは除雪してなくて、ぼこぼこのスペースに苦労して駐車します。除雪は自前、これで1000円はお高くない(>_<)・・・ 大山寺、寂れる訳?

両側雪の壁

雪たっぷりの夏道登山

支度をして、昨日も7合まで往復されたという地元の方とスタートです。のっけから1m以上の積雪があり、本格的雪山の様相。地蔵堂の上で、早々と下ってこられる方がいる。

900m通過


樹氷がぶら下がる
2合通過 体温調節
1,000m通過


3合目通過


我々と先導の地元の方そして後続と、ルート開拓は心配ない。遅く出たのはラッセル泥棒をするつもりだったのです。4合過ぎの急騰を登っているとき、バキンドドド―と轟音を伴い枝の雪が落下した。雪の重みに耐えかね、今まで支えていた枝が折れたようだ。下にいたら無事ではすまない。

隙間から米子方向

1,100m

枝先にぶら下がる樹氷


4合通過

 

今回の大雪は湿雪で、まとわりつくような雪質。倒木や枝折れが多発し、大山のブナたちも枝先をたわめ、おじぎしている。Mさんもこんな景色は初めてとびっくりされてる…(@_@)

1,200m通過


頑張ってるMさん&管理人

5合目で一休み

山の神へお参り

5合目の眺望

 

5合目で、下山されてきた御仁に上の状況を聞くと、6合上は強風とガスで厳しく、8合で折り返されたようだ。何人も登って行く人がいたそうで、頂上まで開拓出来ている可能性はある。期待しながら6合避難小屋を目指します。


雪深し( `ー´)ノ頑張る管理人


行者分れ通過

避難小屋

2階もあるが狭くゆっくりは出来ません

 

5合を出発してすぐに、行者分れを過ぎる頃から雪質が変わり足もとが崩れ始めた。高度が上がり、水分の少ないアスピリンスノーに近づいたのだ。

前を大きな三脚を担いだ登山者が登って行かれる。いかにも重そうで、枝や雪に閊えて難儀されている。


ガスの中で視界は無く、撮影には骨折り損のくたびれ儲けだが、本人さんは充実感に浸って、大いに納得しておられるのでは?と思ってみる・・・

6合到着は、10時50分過ぎ。一休み、ここでアイゼン装着だ。昨日7合まで登られた御仁もアイゼンを準備されているが、アウトシェルを車に忘れたそうで、行けるところまでとおっしゃっている。下山されてこられた方々も8合で折り返されていた。

8合は稜線直下1,580m付近。その上は山頂まで吹き曝しの山頂台地が500mほど続く。


6合出発


我々も行けるところまでと云うことで8合を目指すことにする。尾根に上がると様相が一変した。強風にさらされ、地吹雪が始まり、急登と合わせて厳しい登山道になった。

ホワイトアウト&強風を衝いて

メガネは曇るし、頬は寒さでしびれ、鼻水も凍る。風速1mで体感温度は1度下がるというから、氷点下十数度だ。7合付近の雪庇の陰でアウトシェルを羽織る。

 

元気に育つエビのしっぽ

トレースを追うのがやっと

耐風姿勢をとりながら、さらに上って行くと上から数人パーティーが下ってこられた。

その上でも2人パーティさんが下ってこられ、無理しないでと言葉をいただいた。

この方が昼の6合避難小屋でお会い出来た、若桜のガイド 山ボーイさんでした。いつもブログで会っているのです。

 

その後もさらに上を目指すが、登山道も風に埋もれ時々ロストしそう、10m先の仲間を追うのも儘ならない。あたりはガスでホワイトアウト、山SKIなら雪面が見えない状態だ。

老眼で、動体視力が弱った目を備える管理人は、暗く灰色一色の世界では、天地がひっくり返っても判らないのです。

 

8合到達 ここで引き返す( `ー´)ノ

やっと8合へ着きましたが、吹雪はさらに強く尾根を吹き上げてきます。風の合間に若干明暗の違う頂上台地が見えているような気がしますが、良く判りません。

 

8合案内

エビのしっぽを下る



3人交代で今日最高点の画像を撮り、速やかに下りに向かいます。しばらく下るとルート標示のブルーポールを持った2人組が登ってこられた。山頂小屋ルートに設置されるのだろう。ご苦労さんですと言葉を交わすが、風で聞こえない。

6合上で下山一瞬下界が見えた

 6合まで降りて一安心。ここは風裏になって、ガスで視界がないことを除けば別世界だ。

12時過ぎ、ここでお昼にする。味噌ラーメンに刻みキャベツ、玉ねぎとニンニクを入れて熱々お昼でエネルギー補給。デザートにMさんに戴いたチーズタルト&カフェ。美味しく戴けました、ごちそうさまでした( ^)o(^ )

 

樹氷を楽しみながら下る

樹氷の下は要注意

樹氷のトンネル


昼休憩して下山へ向かいます。下りは行者道を下り、元谷へ降ります。途中で、知る人ぞ知るショートカット、ふかふか深雪を堪能します。元谷に降りると、ガスの下。北壁を見上げると、山頂稜線はガスに覆われている。元谷小屋の下にテントが1張り立っていた。

行者道を下る

1,200mまで下山
元谷へ下山


元谷小屋とテント

宝珠尾根

本日の元谷


治山林道へ合流し下宝珠越え分岐から大神山神社へ下りました。神社境内の積雪は130㎝はありそうです。いつもは滑る石畳を下るのですが、今日は雪の通路をアイゼン装着で下ります。シニアのすり足だとつっ掛るので、注意しながら練習歩行が出来ました。

下宝珠越え分岐
大神山神社へ下山
参道は雪のスロープ

 

駐車地へ無事下山


大山寺へ下山し、懐かしい富山旅館の前を通過、14:25分無事駐車地へ下山しました。

同行くださったお2人、 (’’▽`)ありがとう☆山でした…

おまけの樹氷(笑)…(@_@)‼

 
今日も無事お山で楽しめました。山の神様に感謝です(^^)/・・・

投稿45枚

最後までご覧いただきありがとう山でした (^^)v 



1 件のコメント:

S_Ogawa さんのコメント...

久し振りの大山でしたが、さすがに中国地方一の高峰ですね
6合からは厳しい雪道でした。お天気でずいぶん山の表情が変わります。

次回はバックカントリーSKIになるでしょうか(^ム^)…