2016年11月5日土曜日

2016.10.31~2(月~水) 大菩薩嶺(2,056m)天城山(1,405m)周回登山

2016.10.312(月~) 大菩薩嶺(2,056m)天城山(1,405m)周回登山
 
31日(月)晴れ時々曇り 2人 ↑646m ↓592m 8.7㎞ 15,490歩 3:46
3:00津山⇒600㎞ 7時間30分⇒11:10上日川峠 ロッジ長兵衛Ⓟ11:40→福ちゃん荘12:30→唐松尾根→13:22雷岩→13:30大菩薩嶺13:3513:42雷岩→14:04賽の河原→14:22菩薩峠→14:59福ちゃん荘→15:26上日川峠テント場

1日(火)雨のち曇り
テント場6:002005時間⇒伊豆虹の郷観光⇒万城の滝キャンプ場

2日(水)曇り ↑819m ↓735m 95㎞ 16,297歩 5:41
テント場3:304:40天城高原ゴルフコースⓅ6:006:15四辻→7:19郎岳7:248:56万三郎岳9:009:10下分岐→9:47涸沢分岐→11:10四辻→11:3011:5013:00伊豆温泉百笑の湯15:00598㎞ 5:40分 ⇒3030分帰着  
大菩薩峠から見る富士山



霜月最初の登山は山梨・神奈川への遠征で始まった。今回、予定は大菩薩嶺・丹沢・天城山。テン泊2日、山小屋1泊の34日で尋ねるつもりだ。

神無月最後の月曜日、早朝3時に出発、600㎞・7時間、中央道勝沼インターまで走ります。甲府のブドウ畑に囲まれたコンビニで買出し、山に入ります。

国道20号を大月方面へしばらく進み、甲斐大和「景徳院」へ向かって県道218号の山道に入り、進むこと16㎞、やっと大菩薩湖を通過し上日川峠へ到着。標高1600mの峠にロッジ長兵衛が迎えてくれた。
駐車場の紅葉

駐車場からロッジへの道

秩父多摩甲斐国立公園 大菩薩嶺案内

登山口

昼前の到着、近くの駐車場は満車で、少し離れた市営駐車場(無料)へ回りお昼にする。
周りの紅葉が始まっていて、登山者と紅葉狩りの車でいっぱいだが、少し離れたこちらはガラガラだ。

車で腹ごしらえしてスタートだ。ロッジに寄り今夜のテント場の受付、すぐ横の登山口から登山開始。ちょうどお昼、よく踏まれた登山道を紅葉を楽しみながら登ります。
適度な傾斜の登山道









福ちゃん荘

右手下に車道を見ながら20分。福ちゃん荘へ到着だ。たくさんの登山者が思い思いに休憩されている。我々は撮影だけしてスルー、唐松尾根に向け登る。

下ってくるパーティーが結構いらしゃる。お昼過ぎ皆さん下山されてくる時間帯だ。
挨拶を交わしなが適度な斜度を軽快に進みます。

しばらく進むと傾斜もそれなりになり、岩場も出現。振り向くと雲に巻かれた富士山がすそ野を広げている。連れが富士のお山を口ずさむ。
あ~たまを雲のう~えにだ~し~・・ルンルン (^^
四方~のお山を従えて~・・・・チャッチャ(^^
 
唐松尾根の黄葉

振り向くと富士山

登った唐松尾根を振り返る 駐車場が見える



そして雷岩の縦走路合流。ここも休憩ポイント登山者が休んでおられる。
あとは稜線を大菩薩嶺へ、モミ・ツガなどの針葉樹林の中を頂上へ、10分ほどで到着です。
三角点と大菩薩嶺標柱

山頂ログ 
 
登頂記念
3等三角点の頂上は森の中、まったく眺望はない。ここまで1時間半、居合わせたパーティーの記念撮影を手伝ってUターン。先ほどの合流地点、雷岩に帰ります。
 
雷岩の合流部へ帰る

餌付けされてしまった狐

稜線を峠に下る

雷岩では、狐が餌をねだっている。登山者が餌を与えるので餌付けされているようだ。可愛いが、ここは自然へのモラルが欲しいところだ。



賽の河原ナナカマド

ここから見晴らしが利く笹原の稜線を下る。前方右手に富士山を見ながら下れるのでとても楽しい。ナナカマドの赤い実が景色のアクセントになっている。
親不知ノ頭から大菩薩嶺を振り返る

タカネザクラ

マユミ

中里介山石碑

介山荘へ到着

大菩薩峠

20分ほどで、賽の河原に着く。ここから1つピークを越えると有名な大菩薩峠が見えてくる。介山荘の前では、数人のパーティーが休憩中。我々もちょっと休憩、大菩薩バンダナをゲット・・(^_^)v

1,897mの大菩薩峠の介山荘には、なんと!(_;) ジムニーが止まっている。山道をここまで登ってきているのだ。すごい!!
我々には馴染みがある
「秩父多摩国立公」園案内
 なので、下りはジムニーが登ってこられる登山道を下ります。考えてみると裏甲州街道だったのだから大八車などが超えていただろう、車が通っても不思議ではない。


勝緑荘下へ到着
スタスタ下って勝緑荘へ着くとここには車回しも有って。舗装道路が登ってきている。ここからは完全な車道歩き。今度は左側に富士山を眺めながら富士見山荘を通過し福ちゃん荘へ帰着。ロッジ長兵衛へは1520分、下山した。
福ちゃん荘まで無事下山

駐車場から車をテント場横に移動、荷を下ろしてガラガラにすいた駐車場の一番近いところに駐車し直す。定番のカレーライスと寝酒を戴いて(-_-)zzzと思いきや・・・
夜中に雨・・・(◞‸◟)

さて、2日目です
2日目の朝、雨の中テント撤収。車の中で朝食。天気予報を確認午前中雨で、昼には上がりそう。予定通り丹沢に向け出発する。

9時過ぎ相模湖付近の談合坂SAで再び天気確認、まだ降り続いている。
丹沢山は登り約6時間。遅くとも11時までには登り始めないと、丹沢頂上の「みやま山荘」へは着けない。

決断の時、雨の中を登るには不安がある。ということで、急きょ、観光へ予定変更。山荘へキャンセル電話をして、伊豆方面へ向かうことにした。
 
伊豆虹の郷へ到着

富士が見えず ガックリ (/ω\)

今度の目的地は、天城山の麓、修善寺にある虹の郷」。200㎞のドライブだ。
4年前に登った須走口を経由して御殿場から裾野・三島を通り伊豆半島へ。修善寺温泉街を抜け虹の郷で、連れは万華鏡博物館、自分は漱石記念館を見学する。

万華鏡を覗く

向こう側 いずみやま管理人

少し長くなりますが、出がけに寄った「伊豆の村」で無料休憩所と銘打ったジオリア啓発店舗でのこと。年配の売り子さんがほうじ茶を態々振舞って下さった。

持っていた欅の使い込んだ丸盆に、味のあるお盆ですねと声かけしたら、お盆に目を止めた人は初めてといわれた。そのあと煎茶とほうじ茶を試飲させていただき、ごちそうさまと言ってお店を後にしたのだが。

あの時ちょっとだけでも静岡茶をゲットしていたらよかったな~と、今思うのです。空き店舗が目立つ伊豆の村で頑張っていらっしゃったおばちゃんに、ここの場でありがとうを言わせていただきます。応援してます・・・(^_-)-
i漱石が伊豆で静養した
旅館の部屋が移築されていた



イギリス村



駐車場に着くと富士山が見えてました

カルガモ

時間を見計らって、今夜のテン泊地である万城の滝キャンプ場へ移動。途中の地蔵堂で、「わさびの大見屋」自家産わさびをゲット。託送をお願いし、そのまま「万城の滝」へ登ってキャンプ場へ駐車。夕餉を食し、寝酒も頂いて(-_-)zzz
明日天気にな~れ

さてさて、3日目は
朝は2時半ごそごそ起きだし、ゆっくりテント撤収。寒いが天気はまずまず。駐車場の明かりの下、ちょうどお誂えのテーブルとイス。ストーブも炊いてアツアツのお湯で朝ご飯。カフェを戴きながら、連れと今日の予定を相談します。
万二郎岳から万三郎岳の稜線



結果、夜明けとともに天城山を攻略して下山。明日の天気を確認、もし良ければ、秦野市に移動し、翌日日帰りの丹沢登山を模索してみる。無理なら塔ノ岳だけピストンをする?

と、ここまで決めて天城山の登山口へ約20㎞移動する。伊豆高原ゴルフコース、ハイカー駐車場へ5時到着。天気予報を見ながら車で時間調整。

前夜テント泊された様子のテントが1張りあるが、広い駐車場に我々が1番乗りだ。周回して下山して来た時には20台くらい止まっていた。
薄暗い登山口を出発

四辻に到着

登山口は駐車場を出たところ。まだ薄暗い6時に出発、四辻を目指します。薄暗いうえに森が深くてなお暗い。石がゴロゴロの足元に注意しながら進んでいくが、人に踏まれて、道は明瞭だ。

15分ほどで辻に着き、分岐を万次郎岳コース1.6㎞に進入。沢沿いの道は地面より50㎝ほどもえぐれて、登山者の多さを物語っている。ヒメシャラが朝方の靄に濡れて特徴のある赤い幹をアピールしている。

万二郎岳中間点



万二郎岳ログ

体を目覚めさせるようにゆっくり歩いて1時間20分、万二郎岳に到着。季節風の吹き出しで風とガスに包まれた寒い頂上だ。時々パラパラと時雨も落ちてくる。記録だけして早々に出発。ここからは天城山の縦走路を万三郎岳に向け登って行く。


アセビのトンネル

山頂付近の紅葉



梯子場付近の紅葉

はなだて

ブナ黄葉

人面木だ~





アマギシャクナゲ

馬の背、アセビのトンネル、はなだて(石楠立)の稜線を進み、万三郎岳1等三角点へは9時前に登頂。3時間強の登りでした。ここも、ガスと木立であまり眺望がない。ベンチがあるので少し休憩、カロリーを補給する。
万三郎岳登頂


万三郎岳ログ



1等三角点「万城岳」

天城山、春に来た師匠はシャクヤクやアセビの花を満喫されたようだったが、我々は紅葉の時期、アセビのトンネルやブナの黄葉がきれいだった。お山はいつ訪ねてもご褒美をくれる。眺望もあれば更によかったのだが、又の機会に取っておくのも良いものだ。お山は逃げません・・・(^^)/

ちょっと苦言を呈しておきたい。万三郎岳山頂で所用を充たす単独登山者がいた。止む負えないこともあろうが、山仲間として山を汚すのは、止めてもらいたい・・(-_-)
特に山頂は皆さん休んでいかれる所なのですよ・・・・
万三郎岳下の分岐

下山路のブナ

下山路とヒメシャラ

涸沢分岐

さて、下山は万三郎岳下の分岐から涸沢分岐へ下り、山腹をトラバースして四辻へ帰る2時間の行程。分岐点だけ注意して下りましょう。下山道もよく踏まれ、階段・指導票も整っていてサクサク下れる。大山の行者尾根の下りを思い出す、ブナの尾根だ。

40分ほど下ると涸沢分岐に到着した。ここからのトラバース道が意外に長かった。沢をいくつか渡り、師匠の写真にあった、変わった梯子の場所になかなか出会えない。50分ほど歩いたところでやっと見覚えのある梯子が現れた。
トラバース道の梯子場

トリカブト

ヤマシロギク?

 渡りをしている小鳥の群れがいた登山口付近の紅葉
四辻まで帰ってきた

更に40分ようやく四辻に到着した。2時間の行程が130分かかりました。あとは今朝来た道を帰ります。途中、渡り途中の小鳥の大群に出会ったり、ナメコの成菌を発見したり、楽しみながら駐車地へ無事帰着です。

早速丹沢の天気確認、明日は時雨模様・・・・んん~ 
温泉に入って帰ろう~と、云うことにしました・・・・(^_^)v

今回も楽しく登山でき、お山の神様へ感謝で~す ・・・・( ◠‿◠ )

ちょっと蛇足
上日川峠からの下りで、日本一のお山の登山口を見つけました(@_@)
日本一のお山 「うしおくのがんがはらすり山」
な~んが日本一なんじゃ~?

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最後までご覧いただきありがとう山でした


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