2013年11月2日土曜日

2013.11.1(金) 香取→船上山→勝田ヶ山→甲ヶ山→ 矢筈ヶ山→大休峠周回

2013.11.1(金) 香取→船上山615.8→勝田ヶ山1,149→甲ヶ山1,338
矢筈ヶ山1,358.6→大休峠周回
津山530102km 142712香取Р725自転車1時間10分⇒832船上西坂登山口835船上神社935天王屋敷跡10404等三角点1045勝田ヶ山三角点1133勝田ヶ山標識1150甲ヶ山12471340小矢筈13451405矢筈ヶ山14:151510大休峠1517香取分れ1618香取駐車位置P1640⇒船上西坂登山口自転車回収1656111.2km 2241920帰着
1人 22.2km 25,357歩 歩行約12㎞ 自転車約10km ↑1,272m1,269m 標高差950m 912m




先日の大山紅葉狩りから中3日、体の超回復状態で、かねてからの目標だった長丁場に挑戦した。香取から船上山登山口に自転車移動して、琴浦アルプスを縦走し大休峠に下り、中国自然歩道の香取分れから香取に帰る周回コース。自分にはハードなコースだ。
駐車地には早くも数台止っている
5時半に出発し、米子道、大山寺経由で香取へ、香取から林道を登っていつもの駐車位置へ、前を2台の車が上がっていく。どちらも茸取の方だった。登山ですかと聞かれるので、船上山まで自転車で下って、縦走してここに帰ってきますとお答えする。
予定した自転車道は途中から廃道状態
下調べでコース設定するときに、下見せず地図上で自転車移動を計画した。林道を下り、最初の分岐を山側に下りて行ったのだが、この道は途中から廃道状態で、自転車に乗っては下れなくなる。藪化していたり、崩落していたりで、とても走れたものではない。

引き返すかとも思ってみたが、時間のロスと、体力の消耗が大きい。道の痕跡は残っているので、強引に下っていくが、自信はなくなっていく。やがて牧草地に住居の廃墟がある、藪を掻き分け何とか牧場のあるところまで下り、大山環状道路にたどり着く。一息坂のすぐ手前に出たのだが、大幅に時間を喰ってしまった。結局西坂登山口に着くまでに1時間10分を要した。
一息坂手前の大山環状道路に出る




これから登る尾根

周回最低地点 





西坂登山口
自転車をデポし、気分を変えて登山口に取り付く。登り始めてすぐ森林鉄道跡への標識に出会ったので、意を強くしてどんどん登る。ルートイメージでは、森林鉄道跡を横切って、急斜面を東坂登山道方向にトラバースしながら標高を稼いで登るイメージを持っていたが、そのとおりの登山道だ。
森林鉄道跡へ

気持ち良い登山道

森林鉄道跡地 東西へ水平に伸びている




整理された倒木

甲ヶ山まで5時間、矢筈ヶ山まで1時間、下り1時間、自然歩道1,5時間と8時間強を計画したが、余裕も欲しいけど、まったく余裕が取れない。登山口8時半、午前中3.5時間、13時までに甲ヶ山に着きたい。そう出来れば、3時ごろには大休峠につけ、17時までには車に帰れる。
ブナの倒木

アスナロの幼木

歴史の舞台を感じさせる
「大山の風」http://www.tvt.ne.jp/~takuya/13-10gatu2.html  情報で整理されたと書かれている倒木が現れた。西坂登山道は今回が初めて、周りを観察しながら登って行くと、再び大きな倒木が倒れている。こちらも整理されていて、下を潜れる。檜の幼木が巻き込まれ抑え込まれている。枝穂が巻き込まれただけで、回復できたのではずして置くが、よく見るとこれは檜ではない、アスナロの葉だ。周りにもアスナロの幼木が次々に生えている。珍しい植生だと思いながら船上山の歴史ある台地に着く。

モミジガサ

オオカニコウモリ

滝口への入口

神社の裏に大山縦走路

大山縦走路指導票

神社周辺の黄葉

船上神社にお参りしてお賽銭10円也、手前のイチョウの銀杏を少しだけ拾わせていただく。時間に余裕がない山歩き、次に進もうと歩き始めるが、道が下り始める。すぐに滝口へ向かっていると解り、引き返す。大山縦走路指導票のある神社裏から改めて、登ってゆく。前に下見した折、ここが縦走路との思い込みがいけない。しっかり周りを見ろ・・・

お初の ツチアケビ 

登山道の倒木

900m付近ブナ黄葉

天王屋敷
941m四等三角点

ブナ、ミズナラの大木を見ながら快適な登り。標高750m付近で、ツチアケビを発見、シャッターを押す。1時間ほど登ったところで、天王屋敷の標識が現れる。ここからしばらく進むと941mの4等三角点に到着する。スパッツ装着。


1149m勝田ヶ山三角点


三角点より15分経過地点

1200m付近で標識標高の1149mより
50m高い位置に立っている
道は尾根道、傾斜も徐々に急になる。ガスも出て、笹の葉が濡れている。落ち葉も濡れていて、スリップに注意する。今日のガスは、少し化学物質臭がする。鼻がおかしいのかと思っていたが、翌日少し喉が涸れていたので、おそらく何らかの化学物質が混じっていたと思う。

勝田ヶ山三角点1149mは全くのガスの中、尾根道をさらに15分ほど進むと勝田ヶ山1149mの同じ標高の標識が立っている。おそらく勝田ヶ山ははっきりしたピークがなく、やせ尾根上の見晴らしの良い稜線に標識を設置したのだろう。



ここから尾根筋をかわしたり、尾根に出たりしながら30分ほどで、来た事のある甲川へ激下りする分岐の指導票鉄柱に着く。後少しで、通称ゴジラの背に着くはずだが、ガスで先は見えない。岩場に座って狐寿司おにぎりを1っこ補給していると霧の中から話し声が聞こえてくる。2人の男性パーティーだった。
ゴジラの背手前

ゴジラの背を振り返る


どちらからと問われて、船上山から香取に向かいますと答える。ご苦労様と挨拶を交わし岩陵帯へ進む。ここも向こう側が見えないようなガスの中。へっぴり腰で1ッ歩ずつ一歩ずつ進んでゆく。岩の上を通った跡もあるけど、自分は無理。出来るだけ足場の良い所を通るが、どうしても岩の上に立たないといけないところもあり、中腰で超えていく。形振りにかまって居れない。救いは、岩が乾いていて、ホールドする手がぬれないのが良い。


13時前に到着 誤差23m
下山口

岩壁を左側へ下る

一瞬下に見えたブナ林

かぶとの岩壁左下に薄っすらトラバースルートが見える
ほぼ予定の13時前に甲ヶ山に到着し、周りを観察するも霧の中なので早速下りにかかる。ここも岩場の激下り100mほどを注意深く下ってゆく。下ると岩場の下部をトラバースする。途中で下りすぎて戻る場面もあったがほぼ順調に小矢筈への縦走路に達した。こ登り返して小矢筈トップまで、甲ヶ山から1時間かかった。やっぱり下りは遅い。
奥が小矢筈トップ

上から覗く下に陽がさしている

小矢筈下り口
さらにここから矢筈ヶ山まで又下って登る。小矢筈の下りは難所になっている。短いので、注意して下れば大丈夫だが、1回滑って木にぶら下がる場面があった。登り返して矢筈ヶ山は14時過ぎ、ほぼ先の目途がつき天辺の石に腰掛けてゆっくりする。相変わらず展望は利かないが天気は回復傾向だ。矢筈ヶ山下りの1300mピークは1428分、大休峠には159分到着だった。
矢筈ヶ山到着

1等三角点

誤差20m

矢筈ヶ山下り口

1300m付近黄葉

誤差15m
矢筈ヶ山下山路黄葉
大休峠黄葉

峠から連れに電話を入れて無事の下りを報告。今よりから香取まで下り自転車を回収して帰ると伝える。やれやれだ。おにぎりと蒟蒻ゼリーを補給し香取分れへ向かう。途中の紅葉がきれいだ。甲ヶ山の天辺は相変わらずガスの中だが下のほうは天気が回復して陽もさしている。
自然歩道から甲ヶ山を臨む

石畳の黄葉

自然歩道の黄葉

ブナ黄葉

大谷付近の黄葉

自然歩道の倒木

香取分れ(岩伏分れ)

バチバチシャッターを押しているとバッテリー切れだ。予備電池を変える時間が惜しいので、ここからはV1を記録用にする。香取分れまで1時間、途中でブナハリを少しゲットし、トレイルランをしている選手と出会う。分岐からはいつもの気持ちの良い土のくだりを飛ばして、13分で林道まで下り、駐車位置には1643分に到着した。茸引きの軽四が1台残っているだけだった。

気持ち良いくだり

林道に合流
最後の林道下り
駐車地が見えた

車に着いた
16時51分 9時間12分の行動時間だった
今日は、9時間の行動時間で念願の琴浦アルプス周回を達成した。やれやれだ。 歩行歩数が25,357歩と今までの最高歩数、又少し元気になった気がする。下りは相変わらずだが・・・・ 最初の自転車走行が予想外、下見はしておくものとの教訓・・・・・ ツチアケビお初のご対面は良かった・・・

山ノ神山ありがとう山でした。

本日の投稿66枚最後までありがとう山でした。

5 件のコメント:

koma さんのコメント...

いずみやまさん、お早うございます。
昨日、拝見して、コメントを書いたのですが・・・どこかに飛んで行ったのかな?

再度書かせてもらいますので、もし修復していたら、どちらかを削除してくださいませ~f(^^;)

ロングコースを歩かれたんですね。
私も、一度、船上山西口から上がって、船上神社の裏からゴジラの背をめがけて歩いたことがあります。
結構しんどくて、もう、いいや~~・・・って、思い出したら、
雨と雷が鳴りだし、慌てて走って引き返しました。
縁がなかったっていうか、きっとへろへろになって歩いていたので、この辺で見極めなさいと、
天からのお指図だったのかも・・と、思っています。
ゴジラの背、歩いてみたいんですけどね~~

幻想的な写真を見ると、やはりあそこの風景を撮ってみたくなります。
黄葉の画像が美しいですね~~♪
いい時に行かれましたね。
ミストのかかった岩場を歩かれるのは、かなりのスリルがあったと思いますけど、
写真的にはいいな~~・・・って。f(^^;)

大山を歩くと、いつも満足感が得られますよね。
あ、大山に限らずかも・・・
山歩きのあとは、心も体も元気になるような気がします♪

S_Ogawa さんのコメント...

at Favorite Place さん暖かいコメントありがとうございます。
いまだにインターネット使いこなせない爺っさまです。
笑って許してやってください。

S_Ogawa さんのコメント...

遅ればせながらやっとアップできました。
この前PCつついて公開できていたのに、今回はなかなかたどり着けませんでした。
物忘れが良くていい事もあるのですが、イライラすることのほうが多いですね。
山歩きして腰がイタイと思っているときが幸せです。

たくや さんのコメント...

いずみやまさん、こんばんは

私のHPを紹介して頂き、有難うございます。
自転車で走られた林道は、とても荒れていると書かなくてすみません。
3年前は、それ程でもなくて、前回走った時に荒れ方にびっくりしましたが、誰も真似しないと思っていましたので・・・

アスナロは、登山道の目印として、大正時代に植えられたそうです。
まだ小さな木は、その後捕植されたもので、船上神社からの縦走路にも沢山あったはずです。

勝田ヶ山山頂標識の標高は三角点の標高であって、山頂の標高は1210mです。
表示方法が間違っていますね。

お互いに、安全な山行を楽しみましょう。

S_Ogawa さんのコメント...

大山の風さんコメントありがとうございます。
香取の下りはここを下られたのか?と思ってしまいました。さすがです!! 
それでも昨年下られていたので、私も何とかクリアできました。最初に下るときは自信なくなりますね。
アスナロはそんないきさつがあったのですか。船上神社の境内にも看板をぶら下げたアスナロが有りました。
自生したアスナロは見たことがなかったので、変わった山域だと思ってました。
先日の剣谷の記事拝見しました。大変なルートだと思いました。さすがにガイドもされる山屋さんだといつも感心します。
これからもいろんなルート歩かれ、ご紹介ください。自分に歩けるところを、お手本にさせていただきます。
よろしくお願いします。