2018年5月31日木曜日

2018.5.26(土)阿蘇山撤退登山(1,496m)九州遠征§Ⅱ

2018.5.26(土)阿蘇山撤退登山(1,496m)九州遠征§Ⅱ


☔  13℃ ↑853m ↓875m 7.9㎞ 8,975歩 4:14分 2人


5:30テント場⇒6:00阿蘇西駅Ⓟ7:00→7:23登山口→7:35
砂千里ヶ浜→8:38南岳分岐→8:46火口壁撤退地点→8:55
南岳下停滞9:50→10:32砂千里ヶ浜→10:47登山口→11:00
阿蘇西駅Ⓟ 昼食12:00⇒祖母山北谷登山口へ移動
祖母山頂から見た阿蘇山



昨日は九重から移動し、阿蘇市で買出しと入浴を済ませ、阿
蘇に向うパノラマライン沿いの坊中キャンプ場でテンパク。


阿蘇坊中キャンプ場で朝を迎えたが、夜中に☔がポツポツし
始めた。昨夜は5張りのテントが立っていた。北九州ナンバー
プレートの登山者の方から朝方は曇りで、午前中一時☔との
情報を戴いた。


その情報に期待したのだが、テントを撤収する朝5時ごろに雨
脚が強くなってきた。雨の中で撤収作業をし、昨日登って来た
阿蘇パノラマラインをそのまま登って行く。
雨の中を出発

阿蘇西駅駐車場
お堂は噴石でボロボロ


草千里ヶ浜を過ぎ阿蘇山西駅に着き、しばらく様子を見る。雨
は小降り、風も少しある。しばらくすると北九州№の車が到着
男性2人組が支度を始められた。


我々も意を決して出発だ。まずは阿蘇西厳殿寺奥の院へお参り
する。お堂は噴石に打たれて、屋根がボロボロになっている。
烏帽子岳1,336ⅿ

火口西駅下登山口で登山届投函


火口西駅に登るロープーウエイのワイヤーも片付けられている
有料道路のゲートを開けるおじさんに火山警戒情報に変化がな
いか確認。


火口付近に近づかないよう、砂千里ヶ浜側から登りなさいと指
導してもらう。出発してしばらくは火口西駅に向けて遊歩道を
登って行く。20分ほどで砂千里ヶ浜登山口に着き、登山届を投
函する。

登山口 右側の砂千里ヶ浜方向へ進入





火口から下る沢


砂千里ヶ浜の入り口から木道が伸び外側の火口壁らしい小高い
尾根に登る。尾根の上を500m程東に進むと、火口の縁が切れ
て沢が流れ下っている。
急登の途中で砂千里ヶ浜を振り返る


一度砂千里ヶ浜へ降りて、その沢を渡ると火口壁に登る急登が
続く。岩がゴロゴロした急登が500m程続くと火口の縁へ続く
南岳の稜線に出た。


稜線は急に風が吹き荒れ始め、雨も横殴りになった。標高
1400m付近まで登ってきている。風は時折15mを超える突風
が吹いている様だ。
南岳分岐で振り返る
残念(-_-;)
南岳分岐まで登り、さらに中岳に向け火口壁の上を歩いていく。風はさらに強く、バックパックの雨カバーが捲れて飛ばされそう。100m程進んだところで折り返す。


南岳分岐まで帰り、岩陰でしばらく様子を見ることにした。
9時前だ、下から数パーティーが登って来られるが、皆さん稜
線に出たところで思案されている様子。


分岐まで登って来て我々のいる前を中岳に向け進む人、我々の
いる岩陰に避難してくるパーティー、稜線に上がったところで
引き返すパーティーなど様々だ。


我々は岩陰で1時間ほど様子を伺ったが、風はおさまらずつい
に下山を決めた。残念だが無理はできない。(~_~;)


昨年の赤岳縦走中断以来の撤退だ。今回は阿蘇高岳1,592m手
前、南岳1,496mまでとなった。
風裏まで下り南岳を振り返る

火口縁を振り返る

下った斜面を振り返る


下山も強風にあおられながら下った。火口壁の裏に下ったとた
ん風は止み、濡れた岩のスリップだけ注意して、安全快適に下
ることが出来た。


砂千里ヶ浜を横断して登山口付近まで下ると、20人くらいの
団体さんが入山されていった。風に難儀されることだろうと
思いながら、「気を付けて」と挨拶を交わした。


公園道路を下り11時には駐車場に帰り着いた。ほぼ4時間の登
山だったが、南岳で1時間停滞していたから実際は3時間の登山
でした。


車で昼食を取り昼まで阿蘇に留まったが、風雨はおさまらず、
撤退は正解だった。


少し寂しい阿蘇登山でしたが、停滞中に見た噴煙の動き、遊歩
道に残る噴石による焦げ跡や直撃による陥没など活火山登山の
危険を身近に感じることが出来た。


砂千里ヶ浜の横断は、現役時代野球場に投入していた火山灰を
思い出し感触を楽しみながら歩けた。


難儀した分思い出に刻まれる。後で良い思い出になるでしょう(^_^)v…この後祖母山へ40㎞移動して、北谷登山口へ13時過ぎに到着。

撤退登山投稿20枚
お付き合いくださりありがとう山でした。
§Ⅲ祖母山登山へ続きます

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