2012年6月30日土曜日

24.6.29(金) 天狗寺山 832m

24.6.29(金) 天狗寺山 832m 1人 ↑362m↓364m 9,700歩 約5km 4時間2分

津山7:30⇒那岐池8:00⇒奈義町役場8:40⇒9:20加茂町成安ⓟ9:36→登山道標識Ⓗ470m10:05→植林伐採地出合Ⓗ570m10:31→11:35頂上電波塔Ⓗ830m→11:41鬼子母神Ⓗ808m12:04→登山道林道出合Ⓗ510m13:15→13:35ⓟカフェタイム14:30⇒15:10津山着

6月最後の晴れ間で、連れの参加している教室の見学会が我が家に見える。家を飛び出し、滝山に挑戦しようと出かける。

奈義町滝本交差点で北に入り那岐池手前を右にかわして那岐池東側に出る。(西側を登るのがルート) これがケチのつきはじめで、自衛隊の歩哨に出くわす。

滝神社への道を聞くとさらに東へ行くと道があるといわれたので、基地内の道を東に進む。北に上がる道はすべて歩哨が立っていて、上れそうに無い。那岐山が近くなってきたので諦めて、役場に下って案内を頼もうと役場に電話をかける。

産業課の方が親切に出て来て下さり、今日は演習で入れてくれないので、どうしても滝山に行くのであれば、那岐山から縦走してと教えてくださった。今日は諦めて、加茂の天狗寺山へ変更することにした。

1時間ほど無駄になったが9時半から歩き始める。

加茂の東西橋を渡り、成安の坂集落を最奥の民家まで登り、さらに林道を200mくらい進むと右手に数台駐車できる広場がある。ここに車を止めて歩き始める。

車はさらに2㌔くらい進めるが、荒れているところもある。植林をしばらく進むと、林道分岐に天狗寺登山道の標識がある。標識のすぐ左側の茂みの中を進むのが古い登山道のようだ。

今日は林道を左にとって進む山腹を進んでゆくと台風風倒木を片付けた切り開きに出る。

ここらあたりから先日登った三十人ヶ仙・天狗岩・角ヶ仙・泉山がよく見える。尾根を回り込むごとに視界は広がり、公郷山・山形仙・広戸仙などが目の前に広がる。素晴らしい展望だ。

途中に電波塔管理のためにチェーンの閉鎖があり、最後に山肌を巻き込むと電波塔の有る広い山頂広場に出る。

今日は撤退した滝山 左側の峰

そこで 天狗寺山の林道へ

ドクダミ
ウツボグサ

ヘビイチゴ

林道分岐に登山道標識 
すぐ左側に古い登山道が繁みに隠れている

オカトラノオ

ササユリ




林道脇の標識

ムラサキのヒメジョン

ウツボグサ

マタタビ 裏は緑色

加茂町中心部

ヤマアジサイ

新緑の林道

広戸仙が見えてきた

電波塔管理の進入禁止?

広戸仙・山形仙・日本原

津山市中心部方向

頂上到着

貝尾・下茅峠・鬼子母神分岐
頂上標識も探さず、日陰を目指して進み、鬼子母神に下る。5分ほどで到着し、祠の前の古いベンチで昼食にする。ここは鬱蒼と茂っていて暗いくらいだ。

登り返して三角点を探し林道を下るか、このまま下りにかかるか迷ったが、結局登り返すのは諦めて、下りにかかる。

尾根道を下るが、倒木が道をふさいでとても歩きにくい。しばしば道をはずして倒木を避けなければならず、赤テープを頼りに下ってゆく。ふみ跡もササが生えて、消えかかっている。

10号台風の後、この道は廃道になりかけている様だ。途中で道を見失い何度か後帰りしてルートを探しながらの藪コギ下りとなる。

鬼子母神と林道との分岐には指導票も倒してあり、倒木を切開かなければ早晩廃道に成ってしまうだろう。30分程度でやっと鬼子母神と管理道の分岐に出る。ここは車で上がってきて数台駐車できる広場になっている。

鬼子母神

アマドコロ 茎に6本稜線がある

ヤマツツジ

ササユリがここにも咲いている

こちらは食べて美味しいクマイチゴ
この後口の中へ消えた

ここから古い林道が南へ巻くように伸びているが、しばらく進むと行き止まりになってしまった。引き返そうかとも思ったが、林道は藪化していて引き返すのは大変なので、ここは意を決して、植林の中へ突入し下っていく。

鹿が杉の大木の甘皮を齧った跡がある。植林の中のサワ筋を少しはずして右方向にまくように下っていくと30分ほどで下の林道に飛び出た。すぐ右に今朝登って行った天狗寺山登山道の標識に戻る。

古い登山道標識 この上の標識は裏向きに倒してある

古い林道が南へ延びている

猪が泥浴びをした跡

ノイバラだろうがとても花びらが大きくきれい

鹿の齧り後

下ってきた植林

朝左へ進んだ天狗寺山登山道標識 下りは右の林道から出会った
カーブの向こうに旧登山道が伸びている
 ここからは朝の林道をトレースして駐車位置に帰る。コーヒーを沸かして休憩後津山に向けて出発する。
深いコク?のコーヒー

愛車の後でカフェタイム
坂集落の道でホタルブクロの白い花が咲いていたのでシャッターを切る。東西橋を渡って掘り坂に下る道で、登ってきた天狗寺山を撮る。
ホタルブクロ

天狗寺山 中腹の切り開きを左に巻くように登っていく
アクシデントもあったが、天気がよくて景色を堪能できた。無事に山行で来たことを感謝します。
今度はどこにしようかな !!


2012年6月25日月曜日

24.6.23 三十人ヶ仙・天狗岩

24.6.23(土) 三十人ヶ仙・天狗岩 1人 ↑763m ↓747m 17,298歩 6時間52分 約10km

津山発6:30⇒7:20倉見勝間田高校演習林ⓟ7:31 Ⓗ621m→登山口Ⓗ858m8:52→9:36稜線分岐Ⓗ1,137m9:45→三十人ヶ仙頂上Ⓗ1,171m10:15→10:26稜線分岐10:30→11:30天狗岩Ⓗ1,196m→12:15稜線分岐12:40→登山口13:00→休憩舎13:50→14:23ⓟ







週末に晴れそうなので予てから登ってみたいと思っていた三十人ヶ仙へ出かける。倉見から遠藤区間の林道が舗装されて道路事情が良くなり、津山から50分で駐車予定地に到着する。

タニウツギのあとを追うようにウツギの花が咲いている。一般車進入禁止の看板が掲げられている勝間田高校演習林の林道を登ってゆく。

林道はよく整備され、回りの演習林もとても立派な杉が並んでいる。花を見ながらしばらく行くと、林道の分岐に、天狗岩正面登山道と三十人ヶ仙登山道の分岐が現れる。
演習林宿舎手前の広い路側に駐車
手前の砂利道を西に演習林内へ進む

ウツギ

タニウツギは花を終えようとしている

杉の美林

ミズタビラコ

コナスビ

林道分岐 正面に指導票

左天狗岩 右三十人ヶ仙 白い表示は狩猟禁止猟銃の持込
車両の駐車禁止の表示がある。
演習林の林道を指導票に従って進むと、県内の小学校が林業体験で整備した森が現れ、その奥に新しい休憩舎が見えてくる。

さらに進むが、林道の分岐には必ず登山道矢印の表示があり迷うような事は無い。道作りがされており、気持ちよくどんどん高度を稼げる。

数回分岐を通過し、1時間半ほどで850m付近の登山道入り口に到着する。ここからは丸太で整備された階段を登ってゆく。

尾根筋を最初は植林、潅木林、笹原と登ってゆくとブナの倒木が道をふさいでいる。ここまで来ると周りの視界も開けてきて、50分で稜線(1,130m)の分岐に着く。

笹原になるあたりでマムちゃんと2度遭遇し、蒸れるがスパッツでガードしていてよかったと思った。

何箇所かには鎖ゲートがあるが徒歩なら脇を通れる。

ミョウガ?私はどうも食べるものに見える性がアル
小学生は学習エリアがあるようだがどんな学習をするのだろう

那岐山でも見たイチゴのような花このあと稜線でも見かけられた
コバノフユイチゴだった

環境学習総合推進事業エコハイスクールプロジェクトの看板と
休憩舎が整備されている

ヤマブキショウマ

ヤマアジサイ

ヤグルマソウ

林道分岐には必ず登山道の標識が整備してある 安心

林道を上り詰めると登山道入り口にたどり着く

ツルシキミ去年と今年の実が同居

丸太で整備してある階段を登る 感謝

ヤブコウジ

ツルアリドウシ年中赤い実をつけている

笹は背丈より高いが切り開いてあり日当たりが良い
マムちゃんも道に日向ぼっこに出てきている

沢山の蝶が飛んでいるがこちらもその中の1種 ?


稜線分岐に到着 このあと三十人ヶ仙へピストンし天狗岩へ向かう
三十人ヶ仙を往復して10時半に稜線分岐から天狗岩へ向かう。天狗岩に向かう稜線歩きは、遠藤越えまで60mほど稜線の西側を根曲がり竹の薮を避けて登山道が下っている。

途中で、ガサガサと音がしてびっくりするが、おそらく鹿がいたのであろう。鹿の足跡が登山道にも残っている。しばらく鹿の足跡と一緒に歩くが、彼らも滑った足あとがある。スズノコ・ナルコユリのエボをかじったあとも見られた。

先日の広戸仙、今回といい鹿の数は相当なものだ。食害もかなりになるだろう。下草ばかり食んでくれれば良いが、植林の皮や、苗木の芽をかじるので林業家の方は頭が痛いようだ。

遠藤越えのコルには丁度門のように2本の杉が迎えてくれる。ここから道は再び登りに向かう。多少のアップダウンがあるがほぼ100mの登りである。

登りにかかると稜線上を歩くようになり、ブナの大木が登りの喘ぎを癒してくれる。途中岩の上に根を張った木や、エンレイソウ・ギンリョウソウ・ナルコユリなどと会い、1時間で1,196mの天狗岩へ到着。目の前に角ヶ仙その向こうに泉山そして天狗寺山から那岐連峰が見渡せる。

写真を撮っていると、お1人登山者が到着される。挨拶し、昼前なので再び稜線分岐まで引き返す。

三十人ヶ仙へ向かう

ナルコユリが齧られている

三十人ヶ仙の標柱が見えた

標柱と3角点

4等三角点 1171.7m

北方向 キラガ・三国・北嶺

北東方向 マッコウ

東方向 五輪原・大ヶ山

南 奥にこれから行く天狗岩

エンレイソウ

ギンリョウソウ

遠藤越えコル

天狗岩直下

岩の上で滑り落ちるのを耐えている

クルマバソウ

タニギキョウ

鹿も滑る 気をつけよう

天狗岩到着

南 角ヶ仙 向こうに泉山の頭

立派な3角点

3等三角点

左に下る 右は下りの天狗岩正面コース覗くと崖になっている

きれいなきのこ 食べられそうにない

稜線分岐でエゾハルゼミと一緒に昼食
バナナを食べに来たのかな?
12時15分稜線分岐に帰って昼食にする。エゾハルゼミが何を思ったのか一緒に食事の相手をしてくれる。お握り2個とバナナを食べて下りに向かう。

下りは腰に来る、出来るだけゆっくり。小刻みに歩き下ってゆくが休憩も多くなる。ニガナやヤグルマソウなど写真に収めながら、登山口・砂防堰堤横・休憩舎と3度腰を下ろして、腰の緊張をほぐしながら下山する。

ニガナ

オオカメノキ

ミズタビラコ

ヤグルマソウ

ヤマブキショウマとヤマアジサイ

トウバナ?

サワギク(ボロギク)?


演習林入り口に帰って来た
駐車場まで下って帰り支度をしていると先程の登山者の方が到着されて、お話を聞く。勝間田の方で那岐山からいつも見る天狗岩へ登ってみたいと思っていらっしゃって、正面登山道を往復されたようだ。

木陰でカフェタイムを取り津山へ下る。 無事に到着できありがとう。