2013年11月19日火曜日

2013.11.18(月)  王子が岳(234m 玉野)周回

2013.11.18(月)  王子が岳(234m 玉野)周回 
津山8:0098.9km 2331033児島経由渋川P1042→休憩舎まで1.2km指導票1116→ニコニコ岩1143→休憩舎1154125王子が岳1223王子が岳温泉下り口1235 岩屋1251 御岳山行者窟入り口132 王子が岳温泉13101336渋川登山口P134893km 224分+休憩30分⇒1840津山
晴れ  2人 9,807歩 約5.5km ↑479m↓479m 2h55m
これから登る王子が岳への尾根筋
渋川港と瀬戸大橋 


今日は日生天狗山登山の続きで、県南シリーズ2弾。玉野の王子が岳に連れと出かけた。朝津山は日が照っていたが、旭川沿いを下る建部から金川の辺りは霧に包まれていた。
登山口

いきなり急な階段を登る
岡山から児島を目指して南下する。児島の町でお昼を補給して、海沿いを玉野に向けて国道430号を走る。渋川海水浴場の西側の駐車場に車を止め、登山支度をする。駐車場から少し倉敷よりに定期バスの折り返しがあり、両備バスの定期便が2台折り返しの時間待ちをしている。バスの横を小さな入り江に沿って西に歩くと、王子が岳の登山口表示がある。
稜線を目指してポカポカ登山

振り返ると大槌島が見える

クチナシ
北の寒気が下がっているようで、吹き出しの季節風が瀬戸の海を揺らしている。海岸沿いの国道に波しぶきが上がっている所もある。登山道は南側に海を背に上っていくので風裏になって、ポカポカと温かい日差しの中の登りだ。
瀬戸大橋が良く見える

トベラ

まだまだ登る

コシダの登山道

ウバメガシ(バベ ブナ科)どんぐり

渋川海岸が一望できる

駐車場の愛車が見えている

瀬戸内海の説明

最初の指導票についた

連れは700m登った最初の指導票で、ウィンドヤッケを脱いでいる。ここの登りもコシダが林床を覆っている。ヒサカキやサルトリイバラ クチナシなど見慣れた植物も多いが、海岸沿いの乾燥斜面で県北では見慣れない植物も多い。後述のメラノキシロンアカシアもそのひとつで、種名同定はいつもお世話になるリンクで「岡山の山」td、yamamoto氏によるものです。
ソヨゴ

瀬戸内海の説明その2

メラノキシロンアカシア 詳細は以下のページで
http://had0.big.ous.ac.jp/

稜線上のアップダウン

2基目の指導票
最初の指導票までは階段が設置された急な登りが続く、それを過ぎると尾根上の林の中を多少アップダウンはあるものの、快適な尾根道が続いて、先ほどの指導票から15分ほどで渋川海岸から1,300m地点の2基目の指導表が現れる。
 メラノキシロンアカシア
幼木や樹勢の強い木に見られる複葉のようだ、後に
この葉柄が前の画像に見られる葉のように変化するらしい

ヒサカキ

王子が岳の岩石説明

ニコニコ岩の後頭に出る

ニコニコ岩からパークセンターの屋根が見える

ニコニコ岩

10分ほど歩くと、今度は大きな花崗岩の裏側に出る。通り過ぎて振り返ると上にニコニコ岩の顔が微笑んでいる。(微笑んでいるというより「ニッ」という感じで、「ニコッ」という感じでない。写真参照)
休憩舎からの眺め

シャシャンボ

休憩舎通過

さらに10分ほどで立派な休憩舎のある広場に着く。ここは王子が岳山頂公園の中で、瀬戸内海国立公園の展望台になっている。前に大きな説明版があるが、落書きで汚されていて情けない感覚に襲われる。讃岐富士や五色代などの景観が望めるようようだ。
ニコニコ岩を振り返る 右奥に五色台 屋島が望める

パークセンター

公園の野外劇場


今度は5分ほどでパークセンターの前に出る、ここでは景観とともに、カフェなど戴くことも出来るようだ。我々は、スルーして王子が岳山頂に向かう、舗装した立派な階段が頂上東屋に続いている。
山頂東屋

御王子が岳の由来

2等三角点 渋川

児島の街が一望できる

頂上には看板があり、「いしいひさいち」氏の漫画が、王子が岳の由来を語ってくれた。
そして、東屋の横に2等三角点 渋川 23435mが埋標されている。

東屋からは、芝生広場の西側に児島の町が広がっている。瀬戸大橋が鷲羽山のある岬から瀬戸内海に突き出るように続いている。半島沿いには競艇場も見えている。
鷲羽山をバックにお昼

頂上256m +22m

登ってみたくなる常山

ちょうど12時過ぎ、昼食はおにぎり2個と、スポンジケーキにした。ゆっくりしているとご夫婦連れが上がってこられた。今日は登りで男性3人とご夫婦1組、家族連れ1組にお会いした。手軽に登れる地元の山といった感じだ。
ガマズミ

野外劇場へ下る

この茸がたくさん生えていた マツタケだといいのに

風が冷たいので20分ほど休んで、下山に向かう。登山道へ入れば風をさえぎる樹木があるので、それほど寒風はあたらない。山頂から野外劇場がある窪地に下り、登り返して王子が岳温泉に下る道を探す。
季節風の吹き出しに波立つ瀬戸内海

大岩に鉄梯子がある

正面に不動明王らしき彫刻が見える
昭和29年5月 隆寛刻不動明王と彫られている

急な下り

パークセンターから縦走路に返る手前に赤テープが巻いてある、ここに海岸へ下っていくように踏み跡が残っている。少し下ってみると踏み跡もしっかりしているし、道のような整備の形跡もあり、この道を下っていく。

しばらく岩の間を岩や、枝につかまりながら下ってゆく。大きな岩に鉄梯子がつけられていて、上の岩に仏画が書かれている。少し下には大岩に岩窟が穿たれていて、修験道の行場であることを示している。

下りでは誰も遭わなかったが、修行場では我々は邪魔者になるようだ。修験道の行者が居れば、叱られていたかも知れない。

先日登った石鎚登山では修験者に2度も(1度は社の裏は、昼ごはんを食べる所でないと。今1度は、ストックは突く物で、横に持つと後の人が邪魔になると。)叱られたのだから。

六十路に入ると物事の判断も付くようになり、何をしても許されると勘違いする傾向がある。叱られるとカチンと来るが、冷静に受け止めて納得するところもあり、感覚がリフレッシュする刺激効果があるようだ。
王子が岳の大岩群

行者窟

ヤマツツジが咲いていた

石門

ヤマハゼ

ほぼ下りきった所に「御岳行者窟」 「大聖不動明王」の2基の石門が立てられている。
ここから王子が岳温泉はすぐ下に見えている。
温泉から山頂方向

ツメクサ

温泉停留所

玉野市に再び入る

国道430をテクテク帰る

渋川登山口に帰ってきた

駐車場でやれやれ
温泉下の国道を海沿いに30分ほど歩いて駐車場に帰る。途中温泉から100mほど帰った所が倉敷と玉野市の境界のようだ。山頂を市境が走っているが、車道が玉野側から登っているので、山頂公園は玉野市の管轄のようだった。
因みに下の王子が岳温泉は倉敷市児島唐琴町だが、残念ながら廃業されたようだ。

津山に帰ると時雨が来たのか道が濡れていた。県南とは随分天気が違う、特に今日のように北から吹き出しがあるときは県南のお山歩きがちょうどいい。

今日もゆっくりお山で遊べました。お天気も良くてお結びも美味しかった。

山の神 海の神に 謝謝です。

今回投稿61枚 ご覧くださり有難う山でした。

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