2017.8.28~31(月~木) 八ヶ岳(赤岳2,899m) 鳳凰三山(観音ヶ岳2,840m)遠征
§Ⅰ 八ヶ岳(赤岳2,899m)周回
1日目 8月28日(月) 曇り 20℃ 5km ↑500m ↓m 7,857歩 2:40分
津山(03:30)⇒中国-名神-中央-諏訪南IC⇒530km 7:00時間⇒美濃戸やまのこ村Ⓟ11:20→北沢→12:40堰堤広場→13:50赤岳鉱泉→キャンプ指定地泊
2日目8月29日(火) 曇り 20℃ 11㎞ ↑700m↓1,200m 16,524歩 8:50分
赤岳鉱泉キャンプ地4:40→5:25行者小屋5:40→7:30赤岳→7:33赤岳山頂山荘7:50→8:30赤岳展望荘→8:35地藏の頭→地藏尾根→9:40行者小屋9:55→10:25赤岳鉱泉11:35→12:40堰堤広場→13:30美濃戸やまのこ村Ⓟ⇒46㎞1:10分⇒韮崎市青木鉱泉キャンプ地 泊
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赤岳鉱泉の夕焼け |
8月の遠征は3千m峰を計画したが天候に恵まれず月末を迎えた。急遽天気の良さそうな南信州を目指すことにした。目指すは、八ヶ岳と鳳凰山、長野県と山梨県の大地溝帯沿いのお山。
八ヶ岳は前々から春のツクモグサやウルップソウを見たかったが、この時期はコマクサが見られるだろう。鳳凰三山はタカネビランジと鳳凰シャジンが楽しみ。キバナアツモリソウも運が良ければ見られるかも知れない。
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やまのこ村スタート |
早速山行記録です。まず、中央道諏訪南ICから登山口の美濃戸口へ、そこから美濃戸やまのこ村の駐車地へ向かいます。事前リサーチで八ヶ岳美術館をナビゲーション、美術館から美濃戸口バス停の途中で、手前の登山口へ進入し道迷い、時間ロス。
美濃戸口から細いダート林道を3㎞、目指すやまのこ村駐車場へ到着。美濃戸にはやまのこむら、赤岳山荘と一番上の美濃戸山荘の3軒の山小屋がある。
駐車場で昼食を済ませ、テン泊の支度を整え11時半4㎞先の赤岳鉱泉テン場に向け出発。予定時間の30分遅れです。久しぶりのテント泊装備。自分は15㎏、連れは11㎏のバックパック。
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登山口で北沢と南沢ルートに分かれる |
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ヌメリスギタケモドキ(食) |
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ミヤマモジズリ |
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キバナノヤマオダマキ |
美濃戸山荘上の登山口分岐。南沢ルートは行者小屋へ直接アプローチ。我々は北沢ルートを進み、明日赤岳鉱泉から赤岳へ登る予定。南沢と北沢ルートは此処で分かれ、美濃戸中山2,378mを巻いて奥の行者小屋で再び合流する。
しばらく林道を進むと、山道が分岐しているヘアピンカーブに差し掛かった。登りは急がば回れで林道をトレースしたが、地図で測定すると350m位近道。下りはショートカットした。
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倉庫がある広場(堰堤広場と勘違い) |
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こちらが堰堤広場 |
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堰堤広場の橋を渡ると山道になる |
出発から1時間、3つの物置小屋が立つ駐車地へ着いた。山小屋スタッフの車が止めてある。堰堤広場と勘違いしここで小休止。実はこの200m先が堰堤広場だった。広場は標高1,950m、ほぼ中間地点。あと高度差250m、2㎞程の登りだ。
堰堤広場から沢を渡ると、山道になる。午後から登山で、下山してくる人は多いが、ウイークデーということで寂しくない程度の登山者だ。
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山道になる |
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沢を渡る橋 |
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木道も立派 |
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また沢を渡る |
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トリカブト |
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此処も沢渡り |
ここから沢を数回渡渉、いずれも立派な橋が架かって前後は木道が整備され気持ちよく歩ける。岩場もあって景色の良い沢沿いの登山道を快適に1時間強。目指す赤岳鉱泉が見えた。13:50分本日の目的地到着、2時間半の行程でした。\(^o^)/
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赤岳鉱泉到着 |
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テント場 |
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夕焼け |
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阿弥陀岳を望む |
今夜はここでテント泊だ。小屋で受付を済ませテント設営、14時過ぎには荷を解いて寛ぐ。
夕焼けが広がり明日もまずまずの天気予想。夕食はお昼に買出しした助六寿司。寝酒も効いて19時就寝・・・(-_-)zzz
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Hマークのヘリポート |
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中山乗越 |
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行者小屋で夜明け |
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ガスの中赤岳に向け出発 |
翌日は3時30分起床、パンとカフェ&フルーツトマトで朝食。4時40分行者小屋に向けて出発。気温20℃と高め。ガスが出て視界が利かない中、ヘッデンを頼りに中山乗越2,370mを超えた。少し下って、平坦な森の小道を行者小屋へ5:25分到着。夜が明けてきた。
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阿弥陀岳分岐を文三郎道へ進む |
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文三郎道の階段が続く |
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急登が続く |
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少し癒されるトウヤクリンドウ |
行者小屋で休憩後、しばらく樹林帯を登って行く。10分ほど登ったところで阿弥陀岳分岐、ここから文三郎道へ入り急な階段を登る。喘ぐこと1時間、高度差350mを登り阿弥陀岳から来る縦走路へ合流。
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阿弥陀岳縦走路へ合流 |
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キレット小屋分岐 |
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キレット小屋分岐から岩壁が出てくる |
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紅葉が始まってる |
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梯子場が現れると頂上はすぐ |
縦走路はガスに加え強風、視界は10m位。6:50分から7:28分、山頂まで最後の登り。岩に手をかけ3点支持で慎重に登って行く。突風が吹き、時折下山してくる登山者も強風で長居は無用と早々に降りて来る。
キレット分岐から岩壁を登り、上の2連梯子を目指す。梯子が現れれば山頂はすぐだ。風裏で呼吸を整え、山頂に出ると突風に煽られる。登頂記念ショットもそこそこに、頂上山荘へ逃げ込む。
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強風に耐えて山頂 |
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1等三角点「赤岳」2,899.36m |
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山梨100名山 |
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山頂祠 |
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山頂表示 |
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山頂山荘へエスケープ |
山荘でゆっくり休憩記念手拭いをゲットし、これから先の予定を相談。とりあえず赤岳展望荘まで下り地蔵ノ頭まで進むことにした。途中の稜線は風が吹き抜け、身を屈めしばしば耐風姿勢を取る。地蔵の頭から先の横岳へは岩稜が続く。連れと相談しエスケープルートへ転進、地藏尾根を下る。
急斜面の地藏尾根を下り樹林帯に入ってやっと一息。1時間弱で行者小屋まで下った。
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地蔵の頭へ着いた |
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行者小屋の平坦路を下る |
今日は赤岳から稜線を横岳・硫黄岳と縦走し、赤岳の頭から赤岳鉱泉へ下山する予定だった。ちょっと残念だが、引き返す勇気も必要という連れの言葉に助けられ、行者小屋まで下山出来た。
小屋へ下ると稜線の強風が嘘の様。α米を用意し、暗いうちに通った平らな道を快調に帰ります。朝は暗くてやっと確認したヘリポートまで下ると赤岳鉱泉帰着。
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朝は暗かった中山乗越 |
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赤岳鉱泉を後にする |
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ホタルブクロ |
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シナノオトギリ |
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北沢を下る |
まだ10時半だが、食事してテントを撤収。11時半には美濃戸に向け最後の下り。
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堰堤広場へ下る |
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北沢分岐へ下る |
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赤岳山荘に咲くコスモス |
13:30分美濃戸へ無事下山、余裕をもって次の目的地青木鉱泉へ移動です。
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ガスの中、最後までご覧くださりありがとうさんでした。
引き続き鳳凰山の山レポもご覧くださいませ…m(_ _)m
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