2015年3月9日月曜日

2015.3.8(日) 氷ノ山(1,509m)大倉谷バックカントリーSki

2015.3.8() 氷ノ山(1,509m)Ski登山
天候曇り後晴 ℃ 12.0km 5時間40分 ↑1,365m1,323m 11,443歩 1/8人
内滑雪1,100m 5.5km

 津山6:00⇒勝北支所集合92km1208:00氷ノ山P8:10→リフト山頂降り場8:489:00登行→9:53三の丸→10:42氷ノ山1等三角点お昼11:12→ドロップ大段ヶ平上部1210m付近11:28→頂上下部へハイクアップ12:3012:50大倉谷ドロップ→13:40アルパインゲレンデ→14:03氷ノ山SKIР14:3092.7km 勝北支所経由 135分⇒16:45自宅





日曜日は、スキー場は混雑する。恩原は今日がシーズン最終日で余計に多いだろう。
スキー場は敬遠だ。ちょうど師匠(大山の風さん)が、氷ノ山へ山スキーに誘ってくださった。お初の本格的山スキーになる。誰でも最初の体験は、期待と不安がある。自分も例外でない。

で、土曜日はパッキングとシール貼りクトー(スキーアイゼン)の扱い方。スキー脱着の仕方、等々練習し万全を期す。期待と不安入り混じって翌日の朝5時起床6時出発。

最初にリフトで登っていく

2本目リフト
中間駅から上は登山者専用のよう

夏道で下ってもとても急なリフト降り場
勝北支所に集合出発。8時過ぎに若桜氷ノ山スキー場に到着駐車場手前で、本日感謝デーにて駐車場は無料。おまけで、お楽しみ抽選券もいただけた。スキー客の皆さんに混じって駐車。此処で後続組4人と合流。8人パーティーになり、リフト2本乗り継ぎ1,180m辺りまで登る。

一気に標高差400m上昇、気温3度は下がり氷点下、降り場では樹氷が見られる。
此処からはハイクアップ。師匠はクトーをつけてスキーで登っていく。とても早くて、ツボ足でも付いてゆくのがやっと。

樹氷を撮る
ツボ足で登る



スキーを担いで

痩せ尾根を登るので皆さんはスキーを背負ってツボ足だ。自分は初心者、とてもスキーでは無理。昨日練習したバックパックへ装着し、ツボ足だ。

まずまずの出だし、此処までは皆さんとご一緒出来た。
馴れないスキーを担いだ登行で、またしてはトップが木の枝に引っかかる。すると上から樹氷が降ってくる。この繰り返しで30分、息を切らし急な痩せ尾根を詰めると、三の丸から伸びる広々した稜線上に着く。標高1,350m付近だ。
 
奇麗

樹氷に囲まれる

三の丸避難小屋
人より下に屋根がある


昨年7月の避難小屋

目の前に氷ノ山名物、なだらかな雪原が広がる。時折雲が流れて青空がのぞき、下に広がるブナの樹氷が輝く。思わず天上のユートピアと叫ぶ。

夏は3mを越えるネマガリダケが覆い視界は無いが、この時期だけの、すばらしい白の世界。

三の丸下を行く

てんでに三の丸を目指す

三の丸通過

此処からは広くなだらかな稜線上を三の丸目指して思い思いのコース取りで登って行く。
シールをつける人、ツボ足で登る人それぞれだ。

此処で私もスキーを履くことにする。背中のスキーを下ろし昨夜つけておいたシールで、処女雪を踏みながらスムーズに登って行く。昨夜多少雪が降った様子で、先行者のトレースは今朝の物しか見当たらない。

何処を歩いても三の丸の展望台が見えるので、てんでにコースを取り登るが、一瞬にしてガスに覆われると何処をどっちに向かっているか解らなくなる。
 
頂上小屋が見えた

大雪原を行く

つかの間の眺望

頑張るお仲間

幸い今日は天気がよく、すぐに晴れ間が広がるし、お仲間もたくさんで、とても気が楽。
三の丸は950分通過、途中の杉の自然林(夏は山神様が住む森)は1020分、千年キャラボク1030分と通過し、頂上三角点へは1036分に到着した。

ちょっと早いけどお昼にしましょうと言って下さり、避難小屋に入ってそれぞれ工夫を凝らした昼食にする。自分は山専ボトルの湯をストーブで沸騰させて、フリーズドライのお味噌汁と今朝つるやでゲットした定番のカツ結びと一口チーズ。そしてデザートにドリップカフェと豪華。
 
千年キャラボクか?

埋まっていなかった三角点

説明を追加

お昼前で、次々と後続パーティーが到着され小屋も一杯。そそくさとお昼を戴いて外へ。

サー滑るぞー

師匠滑雪前

樹氷を眺めながら滑る

案内してくださるお仲間

1116分此処から今日の核心部、スキー滑走だ。今日案内役のN氏が知り合いの山スキーのベテランにガイドを頼み大段ヶ平方向へのスキー滑走、普段人の入らない尾根を下っていく。
300mほどドロップしたところから沢を渡って支尾根を登り返す。

此処のブナ林滑走は斜度がなだらかで幅が広い、これでパウダーだったらどんなに気持ちがいいだろう。今日は春の陽気で新雪もザクザクで、エッジが引っ掛りやすい。
それでもロケーションは抜群ブナの大木をぬって距離1.3km程滑り下っていた。



樹氷を見ながらハイクアップ

頑張る管理人

急斜面を頑張る

稜線が近づく やれやれ

稜線をドロップ地点へ

1130分、此処から再びハイクアップだ。シールをつけて300m頂上稜線を目指して登って行く。途中で携帯電話が鳴り出す。喘ぎながら義姉の電話にお礼を言うのがやっとだ。

1230分頂上稜線へハイクアップ完了。もっと西の稜線に出たかと思ってみたが、実は頂上に登り返していた。ベテランの方でも勘違いされたようで、ここでも冬山の怖さを垣間見た気がする。
頂上小屋とこしき岩

全山ゲレンデ

頂上見納め

ドロップ地点へ到達
さてさて此処からは急斜面のドロップダウン、一気にスキー場上部まで切れ落ちた大倉谷の滑走。グラフで見ても250mくらいは、すとんと下っている。両側はなだれた跡が行く筋も。谷底はデブリが両側から積もった状態、できるだけ安全な斜面を探し、雪を落とさないようにズレ落ちてみるが、下ることで精一杯。前の案内に従うよりほか無い。


大倉谷侵入
デブリの中を滑走する師匠

デブリの巣 
堰堤が近づく

上から見ると解らない段差
栃の大木と師匠
皆さんしきりに難しい雪と仰るように、あっちこっちで奇声が上がる。15分ほどで250mドロップし左右の俣の出合いに着き一段落。さらに此処から狭くなった谷を下っていく。

出合いでしばらく待っている間に左右俣は上側から見て言うのか、下側から見て言うのかが話題になり、沢・川は上流から見て左岸・右岸だがと?が出た。さてどっちかな・・・自分は沢登りの知識が無くて解りません。{右俣:分岐する川を下流から上流側を見た際、右側に分かれる支流。ウィキペディア登山用語から

又、10分ほど悪戦苦闘しながら堰堤上に到着。上流からは雪に埋まって堰堤とわからないが、3mくらいの段になっているので此処がそうだろう。1,050m付近だ。
アルパインゲレンデへ出た

此処からは、沢割れが出てくるとのことで左岸をトラバースしていく。さらに10分大きな栃株の下に出て一服。此処から植林帯のなかを左側へトラバースしていくと突然ゲレンデ横に出た。1340分アルパインゲレンデの中間に到着し此処からはゲレンデを下る。

ドロップ地点からゲレンデまで結局50分。悪雪との格闘を終えました。プルークを堪能させられたくだりでした。それにしてもシュテムクリスチャニア技術の有効性を充分味わせてもらった滑雪でした。翌日は股関節がいつもと違い張っています。

そうそう、帰りの車でも、作州と美作に違いについて?が出てました。これも課題にしておきましょう・・・
今日の稜線

賑わうう感謝デー

マ、何とか無事に終了し、こうやってレポ書いているんですから、少々雪が悪くても山の神様へは、感謝しなければいけないでしょう。

山の神さんありがとう山でした。


投稿45枚最後までご覧戴きありがとう山でした 

1 件のコメント:

S_Ogawa さんのコメント...

初めての本格的山スキー、すばらしい景色とすばらしいピステ、虜になりました。
又行きたくなっています。