2012年5月30日水曜日

24.3.10 コルチナダンペッツォ その3

24.3.1018(土~日) イタリア コルチナダンペツォ スキーツアー9日間 その3

 315日 5日目(快晴) スキー遠足3日目は、チベッタタエリアへ遠征。8:30分に宿を出発。コルチナから西へ、トファーナスキー場の途中(ポコール)でパッソ ファルツァレーゴへの道と分かれ、ジャウ峠(パッソ ジャウ2,230m)で一時シャッタータイムとなる。

 ガイド氏によれば、このあたりはオフピステのメッカとなるようである。また、峠から見える山の頂には、100年前に建てられたという、一番古い山小屋も見える。

 峠を越え、皆さんが栃木県の日光いろは坂(日光湯元スキー学校の方が参加されていた。)のようだと言った、急な曲がり坂を谷筋に下り、セルバ村(1,336)で道を東へ取り、また別の谷筋をのぼって、チベッタ山(モンテ チベッタ3,220m)麓のぺスクール(1,410m)を目指す。
ジャウ峠からセラ山群

手前がヌヴォラオ、奥がアベラウ 裏側が明日滑る5トーリのピステ
2つの峰の真ん中あたりのピークに100年続く山小屋が望める

9:50分、最初のペスクール-フェルタッツァクワッドリフト(Length1,560m Difference437m)で、1,864mまで上るとスキー場が開ける。
さらに、フェルタッツァリフト(L814m D240m)で、2,100mのモンテ フェルタッツァまで登り、フェルタッツァを滑走し、登り返してプラデーラコスタ1,786mに向けて滑る。

このチベッタスキー場は横に広く標高差はないが、アレーゲ セルバ パラファベーラ ゾルドゲレンデと四つのエリアをつないで滑走できる。次々と横にコースを移動でき、途中に2次世界大戦の大砲の残骸もあって、セラロンダのBMWと同様、どうやって持ち上げたのか疑問に思える景色も有る。

モンテチベッタとモンテペルモ(3,168m)に抱かれた台地上のスキー場は、人も少なく快適なクルージングが可能だ。コルデバルディ-1,922mから、アレーゲ979mまで数キロすべり下る予定の様だが、途中雪不足のためコースクローズ。

急遽昼食場所のピアニーデペッツェ1,470mに下ることになり11:30に早々と到着してしまう。アレーゲに滑り下って、ピアニーデペッツェゴンドラでここまで上り返して昼食予定だったので時間があまり、健脚組みの皆さんはリエントロコースに上がられる。

満足組みは早々と山小屋に居座って、昼食(茸ピザ)を挟んで13時過ぎまで、充分休憩を取る。先週のツアーと比べ、人も少なく山小屋スタッフものんびりの様子、とのこと。


 



 
モンテ チベッタ3,220m 

             モンテ ペルモ3,168m

1,900mまでどうやって持上げた?

アレーゲに向けて下るながーい緩斜面

きのこピザ 
ピアニーデペッツェロッジ

   

昼からペッツコルディゴンドラ(L1,912m D469m)と、プラデーラコスタコルリフト(L1002m D292m)2,082mまで登り返して、1人で健脚組みの方々より早くフェルタッツァへ帰り、1本滑って休憩する。14:20に皆さんと合流し、ぺスクールまで高度400mを下り15:00時にバスに戻る。帰りもジャウ峠を超えて景色を楽しみながら、コルチナに戻る。  

 帰ってから、土産物を探して散策すると、夕日に映えるソラピスの、特徴ある頂が美しく望める。そして宿までタクシーを利用してみる。今夜は、宿の感謝デーなので、コース料理が戴ける。盛装し食卓に望むと、宿のスタッフもチロルの盛装で、もてなしてくれた。
 
ハム料理 

チーズ料理

スープ

肉料理

デザート満 足
 
316日 6日目(快晴)
最終日、ガイドは無い、皆さんそれぞれで思うように過ごす。会長はみやげ物探しに、私は清水ガイドに教えてもらった5トーリ(チンクエ トーリ)スキー場に出かける。

 8:508番の循環バスに乗り、バスターミナルへ、9:20分のファルツアレーゴ峠行のスキーバスに乗り換え、10時前に峠の手前のコルガリーナスキー場で降りる。

 ここで広島から参加のご夫妻と別れる。お二人は、先日滑ったファルツアレーゴ峠からラガッツォーイに上がってから峠に戻ってコルガリーナからチンクエトーリへ下る予定のようだ。

 このご夫婦は、足前がそろっていて、競技をされていたご主人のスピードに奥様が充分ついていかれるエキスパートなカップル。この後チンクエトーリからトファーナに下って、トファーナスキー場からコルチナに戻られた。とても元気なお2人である。

 さて、コルガリーナスキー場で降りて、スキーブーツに履き替え、ファルツァレーゴリフト(L449m D118m)に乗り2,175m地点から2本滑る。このゲレンデはリフトが2本で、1本はTバーリフトだ。ゲレンデは、半分がポール練習バーンで、誰でもポールに挑戦できるようだ。

 目に付いたスキーヤーが1人、ご老人で実に確実なスキーをされていたので、自分の志向とマッチして、こちらも心強く感じた。

 奥のTバーには乗らずに、しばらく休んで、バイデドネス(1,889m)まで2㎞程下りチンクエトーリスキー場下部に着く。5トーリクワッドリフト(L1,273m D379m)で5トーリ(2,361m)の麓(2,254)から、その上のアルプポーターヌボラオツインリフト(L945m D241m)でヌボラオ(2,424m)まで上がる。
 
 11:00だったが、混雑を避けて、ガイド氏に美味しいと教えて頂いたアベラウレストランの、ぺペロンチーノを何とか注文と精算し、12:00に出る。

 このレストランは、アベラウ山(2,649m)とヌボラオ山(2,574m)に挟まれたコルに位置していて、レストランの表示によれば、2,491m地点に建っている。南北に開けた眺望が素晴らしく、南方にジャウ峠から昨日滑ったチベッタエリア、北方には5トーリからコルチナエリアが眺められる。

 ここまで標高や、距離など出来るだけ記入してきたが、イタリアの大らかさなのか、案内地図と、インターネット表示が微妙に異なっていることが多く、あっちやこっちの数字を寄せ集めて記入しているので、多少の誤差は気にしないで欲しい。

 このスキー場は比較的標高が高く、北向きに開けているので、雪質が良いだろうとガイド氏推薦のゲレンデ。滑ってみるとその通り、パックされたゲレンデは非常に平でエッジの掛かり具合もよく快適なクルージングスキーが出来る。腰が痛いのが玉に瑕という具合。
 
 13:00に切り上げてボトムのバイデドネスで休憩し、マスコットホルダー2個を土産にして、14:20のバスでコルチナに帰る。スキーとスキー靴をやじきたに肩で振り分け、やっとの思いで宿に着く。

 それでもコルチナ最後の日なので、みやげ物を買いに街に出る。イタリアンカラーの帽子とTシャツを子供用に仕入れるが、店員さんも日本語は解らないし、こちらも英語が苦手、四苦八苦しながら何とか精算することが出来た。

雲一つ無い晴天 
コルガリーナスキー場へ到着 標高2,055m 朝10:00時 
リフトL449m D118m
雪も締まって練習には最適 この上にTバーリフトがかけられている。

コルガリーナのピステから見たラガッツォーイ
中間にあるチンクエトーリレストランから5トーリ(五つの塔)
チンクエトーリのピステ
アラカルト
*イタリアのコーヒーは、カフェといって注文するとエスプレッソが出てくる。カフェアメリカーノといって注文すると普通のコーヒー。但し、大きめのカップにエスプレッソとお湯が着いてくる。お湯を足してアメリカンにする。
*ビュッフェ形式の食事などで、少しとか、少なめにと注文を付けるときは、ピコリーノといって頼むと少なくしてくれる。

 317日 帰国の旅 

 コルチナ ホテルトリエステでの滞在も7日目を迎え、今日は早朝4:30起床、ベネチアへ向けて旅立つ朝。
昨夜作ってもらった、サンドイッチと荷物を持ち、宿の主人とお礼の握手を交わし、5:30分にバスに乗り込む。

コルチナの谷から出ると朝の光が! !
 
コルチナの谷を下りベネチアへ向かう高速で朝陽が山の陰を霧に映している 

途中デラックスツアーの5人を乗せて2時間半のバスのたび。8時にベネツィア空港に着き搭乗手続き、出発カウンターに荷物を預けた。

カナダや成田に向けそれぞれ別々の行動になると気がつかず、別れ際の挨拶が出来ず仕舞いになってしまい、心残りの最後になった。

9:45分発ルフトハンザ325便・エアバスA320でフランクフルトに11:50分に到着する。関空便は、14:20発の予定なので、待合でチリハンバーグとノンガスウォーターを購入して昼食とする。

14:55分ルフトハンザ740便が30分遅れで離陸する、案内では荷物が多くて積み込みに時間が掛かった模様。ロシア上空は夜、夜明け前にシベリアから北京上空に向け飛行中に夜が明ける。

イタリア時間23:00・日本時間7:00北京の北方上空を通過し、8:37分には津山の西上空を通過する。高度5,943m時速800kmで降下中のようだ。

キャプテンからあいさつがあり、最後のアウフビーダーゼンだけ聞き取れ、ハヴアナイスデイの意味だろう。関空へは予定の9:15分に到着、11:30発の直行リムジンバスで15:00に津山へ無事到着する。


翼の下に飛行機が!!
津山上空
25時間の帰国旅行。スキー、文化、景色、歴史、地理、大陸規模、ファッション、食事たくさんの後味と、思い出深い旅行になった。腰痛もまた思い出の一角! ! 4月25日やっと一通り紀行を書き上げる。まだ手入れをしたいところもあり、完成には今しばらく必要。
5日目 チベッタエリアでの集合写真

ツアー参加の皆様にはお世話様になり有難うござぃました。
ガイド清水氏には大変ご親切にしていただき、改めて感謝申し上げます。

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